物理アドレス
実際に割り当てられているメモリのアドレスだよ
あるいは、MACアドレスのことだよ
簡単に書くよ
物理アドレス(読:ブツリアドレス 英:physical address)とは
メモリに割り当てられている実際のアドレスのこと。
あるいは
MACアドレスのこと
です。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
まずはメモリの話で出てくる「物理アドレス」について説明します。
メモリは「パソコンさんが作業するときに使う机」ね。
パソコンさんは、お仕事道具をメモリの上に広げて、えっちらおっちらと働きます。
パソコンさんが使う机(メモリ)は、上から見るとマス目で区切られています。
そして、それぞれのマス目には、使いやすいように番号が振られています。
この「マス目に振られた番号」を「アドレス」と言います。
例えば、13番のマス目にミカンを置いたとしましょう。
この状況を指して
13番アドレスにミカンを置いた
と表現したりします。
さて、この机のマス目に振られた番号ですが
1.プログラムから見たときの番号
2.実際に割り当てられている番号
は一致しません。
プログラムさんが「1番アドレスにミカンを置いたぜ!」と思っても、実際には100番アドレスに置かれていたりするのです。
もう少し細かく見ておきます。
「こまけぇこたぁいいんだよ!!」な人は適当に読み流してください。
例えば、そうですね。
ここにミカンを持ったプログラムさんがいます。
プログラムさんは、ミカンを机の上に置きたいです。
このとき、プログラムさんはミカンを机の上に直接は置きません。
「メモリ管理ユニット(MMU)」と呼ばれるやつに「このミカンを机の上に置いておくれ」と依頼するのです。
プログラムさんは、メモリ管理ユニットさんに「このミカンを1番アドレスに置いてよ」と依頼しました。
この依頼を受けたメモリ管理ユニットさんは、ミカンを1番アドレスに……置くとは限りません。
メモリ管理ユニットさんの気分で勝手に決めます。
おっと、どうやら今回は13番アドレスにミカンを置いたようですね。
それからしばらくして、プログラムさんが戻ってきました。
プログラムさんは、どうやらお腹が空いたようです。
メモリ管理ユニットさんに「1番アドレスに置いてもらった例のミカンを持ってきてよ」と依頼しました。
この依頼を受けたメモリ管理ユニットさんは、しれっと13番アドレスからミカンを持ってきます。
そして「ほれ、1番アドレスに置いておいたミカンだよ」と渡しました。
ここで、ミカンを置いたマス目の番号に注目してください。
プログラムさんは、ミカンを「1番」のマス目に置いたつもりになっています。
プログラムさんの視点で見れば、メモリ管理ユニットさんを経由したとはいえ、1番のマス目に置いたミカンを1番のマス目から持っていきました。
実際には、どうでしょう?
ミカンは「13番」のマス目に置かれていましたよね。
これが、プログラムから見たときの番号と実際に割り当てられている番号が一致しない理屈です。
以上を踏まえて、机のマス目に振られた番号(メモリのアドレス)
1.プログラムから見たときの番号
2.実際に割り当てられている番号
のうち
2.実際に割り当てられている番号
が「物理アドレス」です。
あと、ついでなので書いておくと
1.プログラムから見たときの番号
は「論理アドレス」や「仮想アドレス」と呼ばれています。
これが、メモリの話における「物理アドレス」です。
マス目に実際に割り当てられている番号ね。
次に、MACアドレス(マックアドレス)を意図した「物理アドレス」について説明します。
実は
MACアドレス
を指して「物理アドレス」と表現することがあるのです。
MACアドレスは「LANカードなどのネットワーク機器に割り当てられた住所」です。
通信の相手を特定するときに使います。
IPアドレスも覚えておいてください。
IPアドレスは「インターネットをするときにコンピュータに割り当てられる住所」です。
こちらも、通信の相手を特定するときに使います。
MACアドレスもIPアドレスも場所(通信先)を示す情報です。
ただし、IPアドレスが「どこに お届けするの?」に使われる情報なのに対し、MACアドレスは「次はどこに渡すの?」に使われます。
ここら辺の詳細が知りたい方は「MACアドレス」もしくは「IPアドレス」の説明を ご覧ください。
今回の説明で大事なのは役割ではないので、説明は省略します。
今回の説明で大事なのは
1.MACアドレスは機器に対して最初から割り当てられている(基本的に変更されない)
2.IPアドレスは機器に対して後から割り当てられている(必要に応じて変更される)
な点です。
ここにLANカードがあります。
このLANカードにはMACアドレスが割り当てられています。
機器に対して、最初から割り当てられているアドレスです。
このLANカードを使ってインターネットをするときには、LANカードにIPアドレスを割り当てます。
機器に対して、後から割り当てたアドレスです。
ちょっと強引に解釈すれば、MACアドレスは機器の「実際のアドレス」です。
それに対して、IPアドレスは、インターネットをするときのために後から割り当てた「見かけ上のアドレス」です。
そんな解釈により、MACアドレスのことを「物理アドレス」と表現するのだと思います。
あと、ついでなので書いておくと、IPアドレスは「論理アドレス」と表現されることも あります。
せっかくなので、併せて覚えてあげてください。
一言でまとめるよ
まぁ「物理アドレス」って単語が出てきたら「メモリに割り振られた実際のアドレスのこと、もしくはMACアドレスのことなんだな~」と お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「物理」は日本語ですね。
「address(アドレス)」の意味は「住所」とかです。
何となく くっつけると
物理的な住所
となります。






