動的IPアドレス
IPアドレスの割り当て方だよ
一時的に割り当てられるよ
接続する度に、違うIPアドレスに変わる(可能性がある)よ
簡単に書くよ
動的IPアドレス(読:ドウテキアイピーアドレス 英:dynamic IP address)とは
ネットワークを使いたい人に一時的にIPアドレス
(インターネットをするときにコンピュータに割り当てられる住所)を貸し出すやり方。
もう少し具体的に書くと
IPアドレスの割り当て方のひとつ
であり
ネットワークを使うときに一時的に割り当て、使わなくなると回収されるので、使う度にIPアドレスが変わる(可能性がある)割り当て方のこと
です。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として「IPアドレス」と「ISP」について簡単に説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
IPアドレスは「ネットワーク上の住所」です。
インターネットっぽい通信において、送信先を特定するときとかに使う情報です。
「198.51.100.2」のような形式になっています。
ISPは「あなたの使っている回線とインターネットの世界をくっつけてくれる業者さん」です。
詳細は、用語「ISP」の説明を ご覧ください。
以上を踏まえて
接続する度にIPアドレスが変わる(可能性がある)IPアドレスの割り当て方
が「動的IPアドレス」です。
動的IPアドレスでは、IPアドレスは、ネットワークを使うときに一時的に割り当てられ、使い終わると回収されます。
次に使うときは改めて割り当てられます。
そのため、前回とは違うIPアドレスになる可能性があります。
インターネットを使うときにはパソコンさんにIPアドレスを割り当てる必要があります。
接続するパソコンさんが5台あればIPアドレスが5つ必要です。
ですが、5台のパソコンさんが一度にインターネットを使う機会は多くありません。
同時に使うのは、せいぜい3台くらいでしょう。
そこで、ISPさんは、IPアドレスを必要に応じて貸し出すことにしました。
まず、あらかじめ貸出用のIPアドレスを3つ用意しておきます。
「インターネットを使いたいよ」なパソコンさんがいたら、IPアドレスを貸してあげます。
これで、パソコンさんにIPアドレスが割り当てられました。
IPアドレスを割り当てられたパソコンさんはインターネットを使えます。
貸出用のIPアドレスは残り2つです。
おっと、また「インターネットを使いたいよ」なパソコンさんがやってきました。
IPアドレスを貸し出してあげましょう。
これで、パソコンさんにIPアドレスが割り当てられました。
IPアドレスを割り当てられたパソコンさんはインターネットを使えます。
2台目のパソコンさんもインターネットを使えるようになりました。
貸出用のIPアドレスは残り1つです。
おっと、1台目のパソコンさんが帰ってきました。
どうやら飽きてしまったようです。
それなら、もうIPアドレスは、いらないですよね。
貸していたIPアドレスを返してもらいます。
貸していたIPアドレスを返してもらったことによって、貸出用のIPアドレスは残り2つになりました。
おっと、また「インターネットを使いたいよ」なパソコンさんがやってきました。
IPアドレスを貸し出してあげましょう。
大事に使ってくれたまえよ。
これで、パソコンさんにIPアドレスが割り当てられました。
IPアドレスを割り当てられたパソコンさんはインターネットを使えます。
3台目のパソコンさんもインターネットを使えるようになりました。
残りの貸出用IPアドレスは1つになりました。
このようなやり方でIPアドレスを使いまわしていけば、同時に使うのが4台以上にならないかぎり困りません。
3つのIPアドレスで5台でも10台でもインターネットが使えます。
必要に応じて貸し出すやり方にすることで、IPアドレスを節約できるのです。
さて、ここで1台目のパソコンさんに注目してください。
パソコンさんはインターネットを使うときにISPさんからIPアドレスを借りました。
使い終わったら返しました。
もう一度インターネットを使いたくなったら、どうしましょう。
そうですね。
また、ISPさんからIPアドレスを借ります。
このときに借りるIPアドレスですが、前に借りたIPアドレスと同じでしょうか。
答えは
同じかもしれないし、違うかもしれない
です。
前に借りたIPアドレスが他の人に貸し出されていれば、違うIPアドレスになるはずです。
貸し出されていなければ、同じIPアドレスになる可能性もあります。
このような
接続する度にIPアドレスが変わる(可能性がある)IPアドレスの割り当て方
が動的IPアドレスです。
……というのが、動的IPアドレス自体の説明です。
以下は補足事項です。
気が向いた方は読んであげてください。
まず、動的IPアドレスの対義語は「固定IPアドレス(静的IPアドレス)」です。
固定IPアドレスの場合、機器や人に対して「おまえは、これを使え!」とIPアドレスを割り当てます。
機器や人に対して割り当てるので、接続し直してもIPアドレスが変わりません。
常に同じIPアドレスを使うことになります。
みなさんの中には「あれ?自分がインターネットを使うときは、いつも同じIPアドレスだよ?固定IPアドレスになっているのかな?」と思う人もいるはずです。
おそらく違います。
いつも同じIPアドレスなのは、ISPさんの方で「できるだけ同じIPアドレスが貸し出されるようにしてあげるね」な工夫をしてくれているからです。
実際にはIPアドレスが取り換えられています。
ですが、前と同じIPアドレスが貸し出されるため、変わっていないように見えるのです。
固定IPアドレスを契約すると、別料金がかかるのが一般的です。
特別な契約をしていないかぎり、基本的には動的IPアドレスになっているはずです。
一言でまとめるよ
まぁ「動的IPアドレス」って単語が出てきたら「勝手にIPアドレス
(インターネットをするときにコンピュータに割り当てられる住所)が変わる(かもしれない)IPアドレスの割り当て方なんだな~」と お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「動的」は日本語ですね。
「IP」は「Internet Protocol(インターネット・プロトコル)」の略です。
「Internet(インターネット)」はIT用語の「インターネット」です。
「protocol(プロトコル)」の意味は「(外交上の)儀礼」とか「議定書」とかですが、今回は「お約束事」と解釈してください。
「address(アドレス)」の意味は「住所」とかです。
何となく くっつけると
動的な「インターネットのお約束事における住所」
となります。
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