ローミング
「サービス提供エリア外だけど提携先の設備を借りて使えるようにしてあげるね」だよ
無線LAN関係で出てきたときは、移動に応じて使用する無線LANアクセスポイントを切り替える仕組みだよ
簡単に書くよ
ローミング(英:roaming)とは
携帯電話やインターネット通信の話で よく出てくる用語で「あー、そのエリアにうちの設備は、ないんだわー。でも提携先の設備があるから、それを使ってもらうね。大丈夫!たいして違わないって!」な形でやる通信のこと。
もう少しサクっと書くと
「本来サービス提供エリア外だけど提携先の設備を使ってサービスを提供しています」のこと
です。
ただし、無線LANの話で出てきたときは
無線LAN
(電波ビビビーでやり取りする、インターネットっぽい通信のやり方)を使っている人が移動しているときに、移動に応じて、使用する無線LANアクセスポイント
(パソコンさんから飛んできた無線LANの電波を受け取る機械)を切り替える仕組み
を指します。
詳しく書くよ
最初に留意事項です。
ややこしいことに「ローミング」という用語には
1.携帯電話やインターネット通信の話で出てくる「ローミング」
2.無線LANの話で出てくる「ローミング」
の2つがあります。
この2つは違う意味の用語です。
ごっちゃにならないように、ご注意ください。
それでは順番に見ていきましょう。
まずは携帯電話やインターネット通信の話で出てくるローミングについて説明します。
携帯電話やインターネット通信の話で出てくるローミングは
「本来サービス提供エリア外だけど提携先の設備を使ってサービスを提供しています」なあれやこれや
です。
例えば、そうですね。
あるとき、ピヨ太君が携帯電話事業に乗り出しました。
ですが、始めたばかりなので通信設備はショボいです。
関東近辺でしか、つながりません。
これでは使い物になりませんね。
そこでピヨ太君は、北海道で携帯電話事業をやっているピヨ子さんと提携しました。
具体的には、ピヨ太君と契約しているお客さまが北海道に行ったときは、ピヨ子さんの設備を使ってつながるようにしてもらったのです。
これでピヨ太君と契約した人の携帯電話は関東近辺と北海道でつながるようになりました。
これがローミングです。
提携先の設備を使わせていただくことでサービス提供範囲が広がりましたね。
今回は関東と北海道を例に挙げましたが、これを日本と海外にすると、より現実的な例になります。
みなさんは「国際ローミング」や「海外ローミング」といった用語を聞いたことがありませんか?
例えば、携帯電話です。
海外でもつながりますよね。
それでは、携帯電話の会社が海外にもえっちらおっちらアンテナを立てて回っているのでしょうか。
もちろん、そんなことは ありません。
全世界にアンテナを立てて回るなんて、お金がいくらあっても足りませんよね。
現地の会社さんと提携しているのです。
そして、その会社さんの設備を使わせていただきます。
それが国際ローミング(海外ローミング)です。
提携先の設備を使わせていただくので、料金はお高くなったりします。
機器を操作して国際ローミング(海外ローミング)機能を無効にすると、提携先の設備を使わなくなります。
電波が届かないので通信できない代わりに、お金もかからない理屈です。
これが携帯電話やインターネット通信の話で出てくる「ローミング」です。
提携先の設備を使ってサービスが提供されますよ~
ね。
次は無線LANの話で出てくるローミングについて説明します。
無線LANの話で出てくるローミングは
無線LANを使っている人が移動しているときに、移動に応じて使用する無線LANアクセスポイントを切り替える仕組み
です。
まずは予備知識として無線LANの仕組みを見てみましょう。
パソコンさんやスマホなどの機器からビビビーっと出た電波は「無線LANアクセスポイント」と呼ばれる機械が受け取ります。
機器と無線LANアクセスポイントの距離は、近ければ近いほど良い感じに通信できます。
距離が離れると、途中でプチプチ切れたり、遅くなったりするかもしれません。
今回の話で覚えておく必要があるのは、これだけです。
それを踏まえて、ピヨ太君の1日を見てみましょう。
ある日のことです。
ピヨ太君は念願のスマートフォン「ピヨフォン5S」を手に入れました。
ピヨ太君は大喜びです。
嬉しくて片時も離しません。
移動中もピヨフォン5Sでインターネットを楽しんでいます。
このときピヨフォン5Sは無線LANでインターネットの世界とつながっているとします。
ピヨ太君が無線LANでインターネットをしているとき、ピヨフォン5SはアクセスポイントAに向かって電波をビビビーっと飛ばしていました。
ピヨ太君は移動中です。
ピヨフォン5SとアクセスポイントAの距離が少しずつ開いてきました。
おっと、ピヨフォン5Sの前に、アクセスポイントAよりも近いアクセスポイントBが登場しました。
実際にはアクセスポイントは移動しておらず、ピヨ太君の方が移動していますけどね。
ピヨフォン5S的にはAより近いBが登場した感覚です。
ピヨフォン5Sは、とっさに「AよりBとやり取りした方が良さそうだな」と判断しました。
そして、今までAに送っていた電波をBに送るようにしました。
ピヨフォン5Sは、移動に応じて、やり取りするアクセスポイントを切り替えましたよね。
これが無線LANの話で出てくる「ローミング」です。
移動に応じてアクセスポイントを切り替える仕組み
ね。
繰り返しになりますが、ローミングにはニュアンスの違う2つの意味があります。
ごっちゃにならないように、ご注意ください。
一言でまとめるよ
まぁ「ローミング」って単語が出てきたら「提携先の設備を使ってサービスが提供されるんだな~、もしくは、無線LAN
(電波ビビビーでやり取りする、インターネットっぽい通信のやり方)で移動に応じて使用するアクセスポイント
(パソコンさんから飛んできた無線LANの電波を受け取る機械)を切り替える仕組みなんだな~」と お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「roaming(ローミング)」は「roam(ローム)」+「ing」です。
「roam(ローム)」の意味は「歩き回る」とか「ぶらつく」とかです。






