振る舞い検知【ウイルスセキュリティ】
悪いプログラムかの判断方法だよ
プログラムの「動き」に注目するよ
何となくで判断するよ
簡単に書くよ
振る舞い検知【ウイルスセキュリティ】(読:フルマイケンチ 英:behavioral detection)とは
「こいつは悪いプログラム(コンピュータウイルス)かな~?」を判断する やり方のひとつ
であり
コンピュータウイルスっぽい「動き」をするかに注目する やり方
です。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として
・コンピュータウイルス(マルウェア)
・ウイルスセキュリティソフト(アンチウイルスソフト)
・ヒューリスティック法
・静的ヒューリスティック法
・ビヘイビア法(動的ヒューリスティック法)
について説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
コンピュータウイルスは「コンピュータに入り込んで悪さをするプログラム」です。
マルウェアは「昔は『コンピュータウイルス』と呼ばれていた悪いプログラムの最近の呼び名」です。
区別する人もいますが、ゆるく捉えれば同じです。
※このページではマルウェアを意図して「コンピュータウイルス」という表現を使います。専門外の方が読んだときに一番イメージしやすいと思うからです。こだわり派な人は適当に読み替えてください。
コンピュータウイルスさんは人目を忍んで生きています。
こっそり他人のコンピュータに入って悪さをしまくります。
それに対抗するために、どこかの誰かがパソコンにコンピュータウイルスが入ってこないか見張るソフトを作りました。
怪しいやつがいたら「おまえは通さん!」と通せんぼしてくれますし、もし入ってしまっても全力でやっつけてくれるソフトです。
このコンピュータウイルス撃退ソフトは「ウイルスセキュリティソフト」や「アンチウイルスソフト」と呼ばれています。
コンピュータウイルス撃退ソフトは、常にパソコンの中を監視しています。
新しいプログラムがパソコンさんに入ってくると「こいつはコンピュータウイルスじゃないかな?」と疑いの目を向けて調べてくれます。
パソコンの動きが遅くなったりして迷惑なことも少なくありませんが、頑張ってくれているやつなのです。
コンピュータウイルス撃退ソフトさんは「こいつはコンピュータウイルスかな~?」を調べます。
やり方は いろいろ ありますが、その中のひとつに、ウイルスっぽい「動き」をするかで判断する やり方があります。
例えば
・自分自身をコピーして増えている
・パソコンの中にある大事なファイルを置き換える
・何となくコソコソしている
のように「う~ん、絶対とは言えないけど、何となく怪しい動きをしているよね?」であれば「おまえ、コンピュータウイルスじゃないの?!」と疑う やり方です。
このような
「動き」に注目して判断する やり方
を「ヒューリスティック法」と言います。
よく分からない人は、用語「ヒューリスティック法」の説明を ご覧ください。
もう少し詳しく書いてあります。
ヒューリスティック法のやり方は、大雑把に2つに分類できます。
1.「プログラムの中身を見て」どんな動きをするか調べる やり方
2.「プログラムを実際に動かして」どんな動きをするか調べる やり方
の2つです。
この2つのうち
1.「プログラムの中身を見て」どんな動きをするか調べる やり方
を「静的ヒューリスティック法」と言います。
単に「ヒューリスティック法」と表現されることも あります(←覚えておいてください)。
静的ヒューリスティック法は、プログラムさんの心を見て「ふむふむ。おまえは、こんな動きをするように なっているのか」と判断します。
プログラムの精神鑑定をやって、その結果をもとに、どんな動きをするやつか判断するイメージです。
もう一方の
2.「プログラムを実際に動かして」どんな動きをするか調べる やり方
は「ビヘイビア法」と言います。
静的ヒューリスティック法と対比して「動的ヒューリスティック法」と呼ばれる場合も あります。
ビヘイビア法は、プログラムさんの実際の動きを見て「ふむふむ。おまえは、こんな動きをするのか」と判断します。
プログラムの観察日記を付けて、その結果をもとに、どんな動きをするやつか判断するイメージです。
ここまでを整理すると、以下のようになります。
1.(広義の)ヒューリスティック法:そいつの「動き」を見てコンピュータウイルスっぽいか判断する やり方
2.(狭義の)ヒューリスティック法(静的ヒューリスティック法):プログラムの中身を見ることで動きを調べる、(広義の)ヒューリスティック法
3.ビヘイビア法(動的ヒューリスティック法):プログラムを実際に動かすことで動きを調べる、(広義の)ヒューリスティック法
「ヒューリスティック法」という用語に2つの解釈があるのが、ややこしい点です。
「ヒューリスティック法」という用語を1の意味で解釈した場合、2と3も「ヒューリスティック法」に含まれます。
ヒューリスティック法の分類として
(狭義の)ヒューリスティック法(静的ヒューリスティック法)
ビヘイビア法(動的ヒューリスティック法)
がある形です。
「ヒューリスティック法」という用語を2の意味で解釈した場合、3は対義語になります。
ヒューリスティック法:プログラムの「中身を見て」動きを調べる
ビヘイビア法:プログラムを「実際に動かして」動きを調べる
との解釈です。
ややこしいですね。
以上を踏まえて
1.(広義の)ヒューリスティック法:そいつの「動き」を見てコンピュータウイルスっぽいか判断する やり方
もしくは
3.ビヘイビア法(動的ヒューリスティック法):プログラムを実際に動かすことで動きを調べる、(広義の)ヒューリスティック法
を日本語っぽくした表現が「振る舞い検知」です。
前者の意味で解釈した場合
1.(広義の)ヒューリスティック法
2.(狭義の)ヒューリスティック法(静的ヒューリスティック法)
3.ビヘイビア法(動的ヒューリスティック法)
は、すべて「振る舞い検知」と呼べます。
後者の意味で解釈した場合は
3.ビヘイビア法(動的ヒューリスティック法)
のみが「振る舞い検知」です。
どちらの解釈が正しいのかは分かりませんでした。
いろいろ調べたのですが、(広義の)ヒューリスティック法を意図して「振る舞い検知」と表現している人もいれば、ビヘイビア法を意図して「振る舞い検知」と表現している人もいました。
私の感覚的にはビヘイビア法を意図して「振る舞い検知」と表現する人が多かった気は しますけどね。
絶対では ありません。
そいつの振る舞いを見ることでウイルスを検知する やり方
程度に、ゆるく解釈しておくのが無難だと思います。
一言でまとめるよ
まぁ「振る舞い検知」って単語が出てきたら「そいつの『動き』を見てコンピュータウイルス
(コンピュータに入り込んで悪さをするプログラム)っぽいか判断する やり方なんだな~」と お考えください。
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