ブルックスの法則
「遅れているプロジェクトに人を追加しても、さらに遅れるだけ」だよ
法則という名の「あるあるネタ」だよ
フレデリック・ブルックスさんが言ったよ
簡単に書くよ
ブルックスの法則(読:ブルックスノホウソク 英:Brooks's law)とは
お仕事における「あるあるネタ」を法則と見なした用語のひとつ
であり
「遅れているプロジェクト
(ゴールがあるお仕事)に新しく人を入れても、さらに遅れるだけっすよ」のこと
です。
詳しく書くよ
別にIT用語というわけでもないと思いますけどね。
IT業界には、この手の言い回しが好きな人も少なくありません。
気が向いたら、覚えてあげてください。
それでは順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として「プロジェクト」について簡単に説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
プロジェクトは「(計画的に)ゴールがある お仕事」です。
ルーティンワーク(定型業務、日常業務)の反対です。
目標や期間が決まっていて「終わり」のある仕事を指します。
システム開発の現場では「お仕事」くらいの軽いニュアンスですけどね。
以上を踏まえて
「遅れているプロジェクトに新しく人を入れても、さらに遅れるだけっす」な「あるあるネタ」を高尚な感じで言ったの
が「ブルックスの法則」です。
例えば、そうですね。
ピヨ太君が新作ケーキ開発のプロジェクトを始めました。
1ヶ月(4週間)で完了させる予定のプロジェクトです。
1週間目は順調に進みました。
2週間目は、やる気が出なかったので寝て過ごしました。
2週間目が終わった時点でピヨ太君は気付きました。
「予定よりも遅れているな」と。
2週間目は丸々寝て過ごしましたからね。
2週間経った時点で、1週間分しか進んでいません。
このまま順調に進んでも、予定より1週間遅れてしまいます。
そこでピヨ太君は助っ人にピヨ子さんを呼びました。
残っているのは、1人でやると3週間かかる予定の作業です。
2人でやれば半分の1.5週間で終わるでしょう。
残りは2週間なので、間に合うどころか0.5週間も余ります。
完璧な計算です!
ところが、です。
実際にやってみると、そう上手くは進みませんでした。
まず、ピヨ子さんにプロジェクトの目的だとか、作業のやり方だとかを教えなくてはいけません。
いわゆる「教育」の時間が必要になりました。
さらに、ピヨ太君のやることが増えました。
ピヨ子さんの進み具合を管理したり、困っていたら相談に乗ってあげたり、お腹を空かせていたらお菓子をあげたりする作業が増えたのです。
さらに、ピヨ子さんは、ぶきっちょさんでした。
ピヨ子さんなりに頑張ってくれてはいますが、ピヨ太君の熟練の手さばきとは比べものになりません。
その結果、新作ケーキ開発のプロジェクトはさらに遅れ、終わったのは2ヶ月後でした。
ある程度の規模のシステム開発をやったことがある人は分かると思いますが
遅れる
↓
人を追加投入
↓
追加された人の教育とかが必要
↓
人が増えたことで意思疎通とかの負担も増える
↓
さらに遅れる
みたいなのは「あるある」ですよね。
この「あるある」を法則っぽく言ったのが「ブルックスの法則」です。
ちなみに「ブルックス」は人の名前です。
フレデリック・ブルックスさんという人が『人月の神話』という本を書きました。
その本の中で「ブルックスの法則」のことを書いているみたいです。
一言でまとめるよ
まぁ「ブルックスの法則」って単語が出てきたら「『遅れているプロジェクト
(ゴールがあるお仕事)に人を追加しても、さらに遅れるだけっすよ!』なんだな~」と お考えください。






