キャズム理論
イノベーター理論の発展形(?)だよ
新しさを求める層(早く買う人たち)の買う理由と安心を求める層(早く買わない人たち)の買う理由は大きく違うよ
どうやって安心を求める層(早く買わない人たち)にも買ってもらうかが勝負どころだよ
簡単に書くよ
キャズム理論(読:キャズムリロン)とは
「新しい商品とかサービスが普及するときってさ~。最初は新しもの好きの人たち(イノベーター)が買うじゃん。その次は『むむむ!これは、そのうち流行りそうだな』って目が利く人たち(アーリーアダプター)が買うよね。その次は流行に敏感な人たち(アーリーマジョリティ)が買って~、その次は流行に乗る人たち(レイトマジョリティ)が買って~、最後は流行に乗らない人たち(ラガード)も買っちゃうよね」な考え方(イノベーター理論)の発展形?かな?な考え方
であり
「早く買う人たち(イノベーター、アーリーアダプター)の買う理由と早く買わない人たち(アーリーマジョリティ、レイトマジョリティ、ラガード)の買う理由って結構大きく違うんだよね。だから、早く買う人たちが買ってくれたからといって、早く買わない人たちも買ってくれるとは限らないんだ。だけど、早く買わない人たちにも買ってもらわないと、その商品・サービスは普及しないよ。だから、早く買わない人たちにも買ってもらえるように頑張ってね!」な考え方
です。
詳しく書くよ
別にIT用語というわけでも ないですけどね。
某・資格試験の過去問に「キャズム」という用語が出てきたので、ついでに取り上げておきます。
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として「イノベーター理論」について説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
イノベーター理論は、新しい商品やサービスが普及するときは
1.新しもの好きの人たち(イノベーター)が買う
2.流行を作る人たち(アーリーアダプター)が買う
3.流行に敏感な人たち(アーリーマジョリティ)が買う
4.流行に乗る人たち(レイトマジョリティ)が買う
5.流行に乗らない人たち(ラガード)が買う
のような段階を踏むよね、な考え方です。
詳細は、用語「イノベーター理論」の説明を ご覧ください。
イノベーター理論では、買ってくれる人を
1.イノベーター
2.アーリーアダプター
3.アーリーマジョリティ
4.レイトマジョリティ
5.ラガード
の5つに分類します。
買ってくれる人全体に占める それぞれの割合は
イノベーター:2.5%
アーリーアダプター:13.5%
アーリーマジョリティ:34%
レイトマジョリティ:34%
ラガード:16%
だそうです。
イノベーターは2.5%しかいません。
数としては、かなり少ないです。
そのため、イノベーターが使ってくれても流行るかどうかは分かりません。
それにイノベーターは良い商品かどうかに関わらず「新しいから」という理由で飛びつく人たちです。
実際に世の中の人たちを満足させられる商品・サービスかは、まだ分かりません。
これがアーリーアダプターまで普及すると全体の16%です。
そこそこの数になります。
さらにアーリーアダプターは「これは良いやつかな?今後、流行りそうかな?」を考えて買います。
アーリーアダプターのお眼鏡にかなうようであれば、世の中の人たちを満足させられる商品・サービスの可能性はそこそこ高いでしょう。
さらにさらにアーリーアダプターは発信力が強い人も少なくありません。
アーリーアダプターがオススメしてくれることで、次に続くアーリーマジョリティやレイトマジョリティにも普及しやすくなるはずです。
そのため、アーリーアダプターに普及すると、そこから一気に広まるだろうと考えられます。
そんなこんなで、イノベーター理論では
アーリーアダプター(イノベーターと合わせて全体の16%)に普及させられるかどうかが勝負所でっせ!
と言っています。
これを「普及率16%の論理」と言うらしいです。
以上を踏まえて
どこかの誰かが言い出した「イノベーター理論で こんなことを言っているけど、自分は こう思うんだよね」な理論
であり
「アーリーアダプターが買ってくれるのとアーリーマジョリティが買ってくれるのには大きな溝があって、アーリーアダプターが買ってくれたからといってアーリーマジョリティも買ってくれるとは限らないんだよね。その溝をどうやって超えてアーリーマジョリティにも買ってもらうかが勝負どころだよ!」な考え方
が「キャズム理論」です。
英単語の「chasm(キャズム)」の意味は「深い溝」とか「割れ目」とからしいです。
イノベーターとかアーリーアダプターは、どちらかといえば「他の人が持っていないから買うぜ!」と考える人たちです。
新しいから、もしくは新しいし良さげだから買います。
商品に対して「新しさ」を求める層です。
一方、アーリーマジョリティ、レイトマジョリティ、ラガードは、どちらかといえば「他の人が持っているから買うぜ!」と考える人たちです。
「誰々が良いって言ったから」や「みんなが使っているから」などの理由で買います。
商品に対して「安心」を求める層です。
傾向として、イノベーターとかアーリーアダプターは「何これ、はじめてー!おもしろーい!買うぜ!」となります。
アーリーマジョリティ、レイトマジョリティ、ラガードは「何これ、はじめてー!しんぱーい!買わないよ!」となります。
買うときに重視するポイントが違うわけです。
そのため、新しさを求める層(イノベーター、アーリーアダプター)に売れても安心を求める層(アーリーマジョリティ、レイトマジョリティ、ラガード)に売れるとは限りません。
でも安心を求める層に売れないと、そんなに普及しないでしょう。
ということで、安心を求める層にも売れるように頑張ってね!なのがキャズム理論です。
ちなみに、普及率16%の論理は「全体の16%(イノベーター、アーリーアダプター)に普及すれば、そこからは一気に普及するよ!」でした。
キャズム理論は「全体の16%(イノベーター、アーリーアダプター)に普及したからといって、それ以上普及するかは微妙だよ!」です。
真逆のことを言っていますね。
個人的には、情報の伝わり方に注目すれば、普及率16%の論理が正しい気がします。
アーリーアダプターが発信することで、一気にアーリーマジョリティに広まりますからね。
買う理由に注目すれば、キャズム理論が正しい気がします。
アーリーアダプターの価値観(買う理由)とアーリーマジョリティの価値観(買う理由)は大きく違う気がするからです。
一言でまとめるよ
まぁ「キャズム理論」って単語が出てきたら「新しさを求める層(イノベーター
(新しいものに真っ先に飛びつく人たち)、アーリーアダプター
(新しいものに、かなり早い段階で飛びつく人たち))が買う理由と安心を求める層(アーリーマジョリティ
(もうすぐ流行りそうなものに飛びつく人たち)、レイトマジョリティ
(流行っているものに飛びつく人たち)、ラガード
(流行りものに飛びつかない人たち))が買う理由は大きく違うから、どうやって新しさを求める層だけではなく安心を求める層にも買ってもらうかが勝負どころだよ!な理論なんだな~」と お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「chasm(キャズム)」の意味は「溝」とか「隔たり」とか「割れ目」とか「深い裂け目」とかです。
「理論」は日本語ですね。
何となく くっつけると
溝理論
となります。






