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プロセス中心アプローチ(POA)

pointこの用語のポイント

pointシステム設計の やり方だよ

point処理を中心に考えるよ

pointよく「データ中心アプローチ(DOA)」と対比されるよ

point「POA」と表現された場合は「Process Oriented Approach」の略だよ

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簡単に書くよ

プロセス中心アプローチ(POA)(読:プロセスチュウシンアプローチ 英:process oriented approach)とは

システム設計の やり方のひとつ
であり

「えっと、このシステムは、こんな業務のシステムだから、こんな機能が必要でしょ。ということは、こんな処理を作ることになって……」のように、システムの機能や処理を中心に考えていって、その過程で「こんな処理をするってことは、こんなデータを扱うことになるな」のように扱うデータについても考えるやり方
です。


image piyo

詳しく書くよ

システムというのは、あんな処理をやって、こんな処理をやって、そんな処理をやります。

プロセス中心アプローチ(POA)

そうすると、あんなデータが、こんなデータになって、そんなデータになります。

プロセス中心アプローチ(POA)2

システムは処理をやります。
そうすると、データが変わります。

処理の内容が変われば、データの内容も変わるでしょう。
扱うデータが変われば、処理の内容も変わるはずです。
処理とデータには関連性があります。

プロセス中心アプローチ(POA)3

以上を踏まえて、システムを構成する2つの要素

1.処理
2.データ


のうち

「1.処理」を先に考えて、その結果をもとにして「2.データ」を考えるシステム設計のやり方

が「プロセス中心アプローチ」です。
「こんな業務をやるシステムだから、多分こんな機能が必要だよね。ということは、こんな処理を作ることになるな。ということは、こんなデータを扱うことになりそうだね」なアプローチのやり方です。

プロセス中心アプローチ(POA)4

プロセス中心アプローチは「Process Oriented Approach(プロセス・オリエンテッド・アプローチ)」を省略して「POA」と表現されることも あります。
気が向いたら、覚えてあげてください。

プロセス中心アプローチ(POA)5

※「Process Oriented Approach」を何となく日本語にすると「プロセス指向アプローチ」となります。[詳細]

例えば、そうですね。
ピヨ太君がピヨピヨタイムカードシステムを作るとしましょう。

プロセス中心アプローチ(POA)6

プロセス中心アプローチでは、処理の流れを中心に考えます。

タイムカードシステムで、まず必要なのは「出社処理」でしょう。
タイムカードをガチャン!とやると出社時間が記録される処理です。

プロセス中心アプローチ(POA)7

「退社処理」も必要ですね。
タイムカードをガシャン!とやると退社時間が記録される処理です。

プロセス中心アプローチ(POA)8

あとは「社員情報のメンテナンス処理」も必要でしょう。
新しい人が入社したら、その人の情報を登録する必要があります。

プロセス中心アプローチ(POA)9

「出退勤情報メンテナンス処理」も必要ですね。
タイムカードをガシャン!とするのを忘れたり、2回以上ガシャン!とやってしまう可能性もあります。

プロセス中心アプローチ(POA)10

ふむ、そんなところですかね。

これで、ピヨピヨタイムカードシステムでやる処理が決まりました。
ピヨピヨタイムカードシステムでやる処理は

1.出社処理
2.退社処理
3.社員情報メンテナンス処理
4.出退勤情報メンテナンス処理


の4つです。

あとは、これをもとにして詳細を詰めていきます。
その過程で「どんなデータを扱うか?」を考えたりもします。

かなり大雑把ですが、このようなアプローチの仕方がプロセス中心アプローチです。
今回の例では「処理」というより「機能」と呼んだ方が適切な区分けですが、そこら辺は適当に読み替えてください。
システムの「データ」と「処理」を比較して「まずは処理について考えるぞ!」がプロセス中心アプローチです。

ここまでの説明を読んで「それって普通じゃないの?」と思う人もいるでしょう。
普通といえば普通です。

なんで こんな用語があるかというと「データ中心アプローチ(DOA)」という用語があるからです。
「プロセス中心アプローチ(POA)」という表現は「データ中心アプローチ(DOA)」と対比される目的で よく登場します。

プロセス中心アプローチ(POA)11

先ほど、システムを構成する要素として

1.処理
2.データ


の2つを挙げました。

そして「1.処理」を先に考えて、その結果をもとにして「2.データ」を考えるシステム設計のやり方がプロセス中心アプローチ(POA)だと説明しました。

プロセス中心アプローチ(POA)12

データ中心アプローチ(DOA)はプロセス中心アプローチ(POA)の逆です。
「2.データ」を先に考えて、その結果をもとにして「1.処理」を考えるシステム設計のやり方です。
「こんな業務をやるシステムだけど、多分こんなデータを扱うことになるよね。ということは、これらのデータを処理するには、こんな機能が必要で、そうすると、実際の処理は、こんな感じかな」のように考えます。
※詳細は、用語「データ中心アプローチ(DOA)」の説明を ご覧ください。

プロセス中心アプローチ(POA)13

気が向いたら、セットで覚えてあげてください。

プロセス中心アプローチ(POA):考える優先順位が「処理」→「データ」
データ中心アプローチ(DOA):考える優先順位が「データ」→「処理」


です。


image piyo2

一言でまとめるよ

まぁ「プロセス中心アプローチ(POA)」って単語が出てきたら「(データよりも先に)処理から考えていこう!』な設計のやり方なんだな~」と お考えください。

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おまけ

■訳してみるよ

「process(プロセス)」の意味は「過程」とか「経過」とか「方法」とか「手順」とか「工程」とか「処理」とか「処理する」とか「加工する」とかです。
「中心」は日本語ですね。
「approach(アプローチ)」の意味は「近づく」とか「迫る」とかです。
何となく くっつけると

工程を中心に(考えて完成に)近づく

となります。


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