「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典イメージぴよ画像「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典

コードサイニング証明書

pointこの用語のポイント

point電子証明書だよ

pointコード署名の話で出てくるよ

スポンサーリンク

簡単に書くよ

コードサイニング証明書(読:コードサイニングショウメイショ 英:code signing certificate)とは

「このプログラムは他の人に勝手に変更されていないですよ!」とかを証明するためにプログラムにくっつける電子署名(コンピュータの世界のハンコ)(コード署名)の仕組みで出てくる電子証明書(コンピュータの世界における、どこかの誰かが発行した身元証明書)のこと
です。


image piyo

詳しく書くよ

順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として

改ざん
電子署名
電子証明書
コード署名
コードサイニング


について説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。

改ざんは、ファイルの中身などを「こっそり書き換えちゃうこと」です。
例えば、ピヨ太君の作った苺ショートを こっそりミカンショートにしちゃうような行為を指します。

コードサイニング証明書

電子署名は「コンピュータの世界のハンコ」です。
コンピュータの世界の書類ファイルにポンッ!と押すことで、その書類の正当性を示します。

コードサイニング証明書2

電子証明書は、コンピュータの世界における「どこかの誰かが発行した身元証明書」です。

コードサイニング証明書3

電子署名と電子証明書の関係性は少し詳しく説明しておきましょう。

先程、電子署名をハンコに例えました。
電子証明書は印鑑証明や保証人制度のイメージです。

例えば、そうですね。
ピヨ太君がピヨ太ファイルにハンコを押したとしましょう。

コードサイニング証明書4

このハンコに相当するものが電子署名です。

コードサイニング証明書5

さて、ここで ちょっと考えてみてください。
ピヨ太ファイルに押されているハンコは本物でしょうか。
実は他の人がピヨ太君の振りをして押したハンコじゃないですかね。

コードサイニング証明書6

おっと、大丈夫なようです。
ファイルには、ピヨ太ママが書いた「このハンコはピヨ太が押した本物よ」な証明書が付いていました。
あのピヨ太ママさんが保証してくれているのであれば、おそらく本物でしょう。

コードサイニング証明書7

ピヨ太ママが書いた「このハンコはピヨ太が押した本物よ」な証明書が電子証明書です。

コードサイニング証明書8

ここまでの話のポイントは

印鑑証明(電子証明書)がくっついているとハンコ(電子署名)の信頼性が上がる

です。
言い方を変えると

ハンコ(電子署名)の信頼性を上げるために印鑑証明(電子証明書)をくっつける

のです。

覚えておいてください。

次に行きましょう。

コード署名は「このプログラムは改ざんされてないよ!」や「このプログラムは誰々が作りましたよ!」などを証明するために、作ったプログラムにくっつける電子署名です。

コードサイニング証明書9

コードサイニングは「コード署名」と同じ意味の用語です。

コードサイニング証明書10

「サイニング」とカタカナで書かれていると分かりにくいかもしれませんが

「sign(サイン)」+「ing」

と表現すればイメージできるのでは、ないでしょうか。

サインですよ、サイン。
芸能人やスポーツ選手にお願いするとやってくれる、あのサインです。
日本語にすると「署名」ですけどね。

コード(≒プログラム)にサインするのがコードサイニングです。

以上を踏まえて

コード署名(コードサイニング)の仕組みで出てくる電子証明書の呼び名

が「コードサイニング証明書」です。

具体的な仕組みには触れませんが、コード署名の仕組みでは電子証明書が出てきます。
その電子証明書の呼び名が「コードサイニング証明書」です。

コードサイニング証明書11

コード署名やコードサイニング証明書の具体的な仕組みについては他のところで勉強してください。

ちなみに、コード署名とコードサイニング証明書は使い方が混同されがちな用語です。
ご注意ください。

コード署名をやるときにはコードサイニング証明書が登場します。
言い方を変えると

コードサイニング証明書を使ってコード署名をやる

です。

この「コードサイニング証明書を使ってコード署名をやる」行為を意図して「コードサイニング証明書」と表現する人がいます。
例えば「コードサイニング証明書でプログラムの改ざん被害を防止しよう」といった言い回しです。

「コードサイニング証明書を使ってコード署名をやる」行為を意図して「コード署名」と表現する人もいます。
例えば「コード署名でプログラムの改ざん被害を防止しよう」といった言い回しです。

どちらも言っていることは、おかしくありません。
意味は伝わります。

ただ、人によっては「ん?結局、コードサイニング証明書とコード署名って同じなの?違うの?」と混乱してしまうかもしれませんね。

一応、物としては

コード署名(コードサイニング):電子署名
コードサイニング証明書:電子証明書


です。
2つは違うものです。

2つは違うものだと覚えるついでに、そんなあいまいな使われ方もしている用語だというのも覚えておいてください。


image piyo2

一言でまとめるよ

まぁ「コードサイニング証明書」って単語が出てきたら「コード署名(『改ざんとかされてないよ!』を証明するためにプログラムに付ける電子署名)用の電子証明書(コンピュータの世界における、どこかの誰かが発行した身元証明書)なんだな~」と お考えください。

一番上に戻るよ
スポンサーリンク
書籍画像047
書籍画像053

おまけ

■訳してみるよ

「code(コード)」は今回は(多分)「source code(ソースコード)」の略です。
「source code(ソースコード)」はIT用語の「ソースコード」です。
「source(ソース)」の意味は「源」とか「起源」とか「根源」とかです。
「code(コード)」の意味は「記号」とか「暗号」とか「符号」とか「コード」とかです。
「signing(サイニング)」の意味は「署名」とかです。
「証明書」は日本語ですね。
何となく くっつけると

源の記号の署名の証明書

となります。

訳01


■検索してみる?




書籍画像
わわわ説明術コラム
宣伝だよ
エンジニア育成現場の「失敗」集めてみた。 42の失敗事例で学ぶマネジメントのうまい進めかた
つくって、壊して、直して学ぶ Kubernetes入門
「分かった!」と思わせる説明の技術 知識ゼロの相手にも伝わるようになる本【Audible】