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Local Internet Registry

pointこの用語のポイント

pointIPアドレスとかの管理をやっている組織だよ

point「LIR」と表現される場合もあるよ

point地域インターネットレジストリ(RIR)や国別インターネットレジストリ(NIR)の子分っぽいやつだよ

pointRIRやNIRから分配されたIPアドレスを実際に使う人たちに割り当てるよ

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簡単に書くよ

Local Internet Registry(読:ローカル・インターネット・レジストリ)とは

いわゆる「LIR」のこと。
用語の中身としては

IPアドレスなどのインターネットで使うあれやこれやの番号を管理している国際的な非営利組織「ICANN」の一部である「IANA」の子分っぽい立場で活動している「地域インターネットレジストリ(RIR)(の子分っぽいやつである「国別インターネットレジストリ(NIR)」)の子分っぽいやつ
であり

RIRやNIRから配られたIPアドレスを、実際にインターネットを使う人たちに割り当てる組織
です。


image piyo

詳しく書くよ

最初に留意事項です。
LIR」と言われて「あぁ、アレのことね」と分かる方は最後まで読む必要ありません。
LIRの正式名称(?)が「Local Internet Registry」です。
Local Internet Registry」の頭文字を取ったのが「LIR」ね。

Local Internet Registry

※「Local Internet Registry」を何となく日本語にすると「地元のインターネット登録所」となります。[詳細]

以上が「LIR」の意味を知っている人向けの説明です。

「LIRって何?美味しいの?」な人は、このまま読み進めてください。
用語の中身について説明します。

ちょっと休憩5

それでは、いってみましょう。
結構長いですが、頑張って読んであげてください。

IPアドレスは「ネットワーク上の住所」です。
インターネットっぽい通信において、送信先を特定するときとかに使う情報です。
「198.51.100.2」のような形式になっています。

Local Internet Registry2

IPアドレスには

1.全世界で通用するIPアドレスグローバルIPアドレス
2.仲間内でのみ通用するIPアドレスプライベートIPアドレス


の2種類あります。

Local Internet Registry3

原則として、IPアドレスは他の人と数字が被っては いけません。
ピヨ太君とピヨ子さんが同じ「198.51.100.2」を使うことは できないのです。

Local Internet Registry4

そうなると、ちょっと困りますね。

仲間内でのみ通用するIPアドレスは頑張れば何とかなるかもしれません。
でも、全世界で通用するIPアドレスの中で、どれがすでに使われていて、どれがまだ使われていないか、分かりますか?

Local Internet Registry5

そんな困った状況を解決するために、とある組織がIPアドレスを体系的に管理しています。
その「とある組織」は「ICANN(アイキャン)」という組織……の中の「IANA(アイアナ)」という組織です。

少し歴史的な部分に触れておくと、もともとは「IANA」という名前のアメリカの組織がIPアドレスとかを管理していました。

Local Internet Registry6

ところが、インターネットが全世界的に普及すると、ちょっとマズいことになりましてね。
「アメリカさんの影響力が強すぎじゃね?」と懸念する人が出てきたのです。

そこで、特定の国の影響下に無い国際的な非営利組織が作られました。
それがICANNです。
そして、IANAがやっていたお仕事はICANNがやることになりました。

Local Internet Registry7

その代わりと言ってはなんですが、IANAはICANNの一部になりました。

Local Internet Registry8

ですから「世界のIPアドレスはICANNが管理している」と言っても「世界のIPアドレスはIANAが管理している」と言っても間違いでは ありません。
IANAはICANNの一部ですからね。

さて、世界のIPアドレスはICANN(の中のIANA)が管理しています。
でも、1人で全部を管理するのはメッチャ大変です。

Local Internet Registry9

そこで、地域ごとに管理者を立てました。
「北米はあなたに頼むね」「ヨーロッパは、おまえに任せるわ~」「アジアはYouがやれYO!」「アフリカは貴殿にお頼み申す」「中南米は君がやってね」と役割分担したのです。

Local Internet Registry10

そうするとIANAさんは、かなり楽になります。
IANAさんが直接管理するのは地域ごとの管理者だけで済みますからね。
そこから先の細かい部分、どの国にどのIPアドレスを払い出すかとかは、地域ごとの管理者がやれば済む話です。

Local Internet Registry11

この「地域ごとの管理者」を「地域インターネットレジストリ(RIR)」と呼びます。

Local Internet Registry12

各地域のIPアドレスは以下の組織が管理しています。

北米:ARIN
ヨーロッパ:RIPE NCC
アジア:APNIC
アフリカ:AfriNIC
中南米:LACNIC


こいつらを一緒くたにした表現が「地域インターネットレジストリ(RIR)」です。

RIRは、いわば「IANAの子分」です。
RIRはIANAから「ほれ、君が担当する地域では、このIPアドレスを使いな」とIPアドレスの固まりをもらいます。

Local Internet Registry13

そこから先の管理がRIRの仕事です。
自分の管轄地域において「この国は、このIPアドレスを使えや~」とIPアドレスを払い出したり「え~っと、使ってないIPアドレスは、まだ残ってたかな?」とIPアドレスの在庫管理をしたりします。

Local Internet Registry14

イメージは、IANA親分の元で働くRIR子分ですね。
全体を管理する元締めがIANAで、その一部を担う地域ごとの管理者がRIRです。

Local Internet Registry15

さて、IANA親分からIPアドレスの管理を任されたRIRですが、1人で全部を管理するのは、そこそこ大変です。
一部の地域だけとはいえ、結構、広いですからね。

Local Internet Registry16

そこで、国ごとに管理者を立てました。
「日本は、おまえに任せるわ~」「中国は、あなたに頼むね」「韓国は君がやってね」と役割分担したのです。

Local Internet Registry17

そうするとRIRさんは、かなり楽になります。
RIRさんが直接管理するのは国ごとの管理者だけで済みますからね。
そこから先の細かい部分、どの人にどのIPアドレスを払い出すかとかは、国ごとの管理者がやれば済む話です。

Local Internet Registry18

この「国ごとの管理者」を「国別インターネットレジストリ(NIR)」と言います。

Local Internet Registry19

NIRは、いわば「RIRの子分」です。
NIRはRIRから「ほれ、君が担当する国では、このIPアドレスを使いな」とIPアドレスの固まりをもらいます。

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そこから先の管理がNIRの仕事です。
自分の管轄国において「君たちは、このIPアドレスを使えや~」とIPアドレスを払い出したり「え~っと、使ってないIPアドレスは、まだ残ってたかな?」とIPアドレスの在庫管理をしたりします。

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IANAとRIRの関係と同じですね。

全体を管理する元締めがIANAで、その一部を担う地域ごとの管理者がRIRです。

Local Internet Registry22

地域全体を管理する管理者がRIRで、その一部を担う国ごとの管理者がNIRです。

Local Internet Registry23

これらの関係性は枝分かれ構造階層構造になっています。

Local Internet Registry24

なお、NIRは、すべての国にあるわけでは ありません。
NIRがある国はNIRが管理し、ない国はRIRが直接管理しています。

繰り返しになりますが、IPアドレスは(IANAから管理を任された)RIRや(RIRから管理を任された)NIRが管理しています。

Local Internet Registry25

IPアドレスが実際に必要なのは、インターネットを使う人たちです。

Local Internet Registry26

それでは、インターネットを使う人たちは、RIRやNIRに直接「IPアドレスをちょうだい!」と言っているのでしょうか?

Local Internet Registry27

実は違います。

Local Internet Registry28

もう1つ、間に入る組織があるのです。

Local Internet Registry29

答えを先に書くと、この「間に入る組織」が「Local Internet Registry」です。
上でも書きましたが「LIR」と表現されることも あります。
※本ページでも以降は「LIR」と表現します。

Local Internet Registry30

LIRは、RIRやNIRからIPアドレスの管理を委託された組織です。
主な仕事は

1.RIRやNIRから、まとまった数のIPアドレスを受け取って
2.実際にインターネットを使う人に割り当てる


に なります。

LIRはRIRやNIRから「ほれ、君が担当する範囲内では、このIPアドレスを使いな」とIPアドレスの固まりをもらいます。

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そこから先の管理がLIRの仕事です。
自分の管轄内で「IPアドレスが欲しいよ~」と言う人がいたら、自分の持っているIPアドレスの固まりの中から1つ取り出して渡してあげます。

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これがLIRの役目です。

これでLIR自体の説明は終わりですが「ISP」についても補足しておきましょう。
LIRの話では、ちょいちょいISPが登場します。

ISPは「あなたの使っている回線とインターネットの世界をくっつけてくれる業者さん」です。
「インターネットサービスプロバイダ」とも呼ばれます。

Local Internet Registry33

長くなるので、ISP自体の説明は端折ります。
ISPの詳細は、用語「ISP」の説明を ご覧ください。

Local Internet Registry34

あなたがインターネットを使うには、全世界で通用するIPアドレス(グローバルIPアドレス)が必要です。
このグローバルIPアドレスを、あなたはISPさんからもらっています。

正確には「もらっている」ではなく「借りている」ですけどね。
いずれにせよ、あなたが契約したISPの管理下にあるIPアドレスがあなたに割り当てられ、そのIPアドレスを使うことでインターネットが使えています。

ここまでのポイントは

ISPがあなたにIPアドレスを割り当てている

です。

ここでLIRの役割を思い出してください。
インターネットを使う人にIPアドレスを割り当てるのがLIRの役目です。

つまり

ISPはLIRである

と言えます。

これがLIRの話でISPが出てくる理由です。

「ISP」と呼ばれる業者さんが「LIR」の役割を果たしているよ~

と言いたいわけです。

最後に全体をまとめておきます。

IPアドレスの元締めは「ICANN」の中の「IANA」です。

Local Internet Registry35

IANAは、地域単位で範囲を区切って「地域インターネットレジストリ(RIR)」に管理を委託しています。
いわば、RIRはIANAの子分です。

Local Internet Registry36

RIRは、国単位で範囲を区切って「国別インターネットレジストリ(NIR)」に管理を委託しています。
いわば、NIRはRIRの子分です。

ただし、すべての国にNIRがあるわけでは ありません。
ぶっちゃけ、NIRがない国の方が多いです。

NIRがある国はNIRに委託しています。
NIRがない国はRIRが直接、管理しています。

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さらにRIRやNIRは、適当な大きさで範囲を区切って「ローカルインターネットレジストリ(LIR)」に管理を委託しています。
いわば、LIRはRIRやNIRの子分です。

Local Internet Registry38

いよいよ最後です。
LIRが実際にインターネットを使う人にIPアドレスを割り当てています。

Local Internet Registry39

このように、全世界のIPアドレスは枝分かれ構造(階層構造)で管理されています。
この管理構造における末端、最終的に使う人にIPアドレスを配っているところが、ローカルインターネットレジストリ(LIR)です。

全体としては

ICANN(の中のIANA)
 ↓
地域インターネットレジストリ(RIR)
 ↓
(国別インターネットレジストリ(NIR))
 ↓
ローカルインターネットレジストリ(LIR)
 ↓
使う人


の流れでIPアドレスが配られています。


image piyo2

一言でまとめるよ

まぁ「Local Internet Registry」って単語が出てきたら「LIR(インターネットを使う人にIPアドレスを割り当てる組織)のことなんだな~」と お考えください。

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おまけ

■訳してみるよ

「local(ローカル)」の意味は「現地の」とか「地元の」とか「局所的な」とかです。
「Internet(インターネット)」はIT用語の「インターネット」です。
「registry(レジストリ)」の意味は「記録」とか「登録」とか「登記」とか「登録所」とか「登記所」とかです。
何となく くっつけると

地元のインターネット登録所

となります。




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