フルカラー
「トゥルーカラー」と同じ意味で使われることが多いけど、違う意味で使われることもあるよ
人によって解釈が違うので、ゆるく捉えておいてね
簡単に書くよ
フルカラー(英:full color)とは
ディスプレイにおける色の表現の話で出てくる用語のひとつ
であり
「トゥルーカラー」と同じ意味で使われることが多いけど、違う意味で使われることもある用語
です。
人によって
24ビットカラー
(1つのマス目あたり24ビット分の情報を持っていて、16,777,216色(赤256色×緑256色×青256色)の色を表現できるやつ)のこと
を指していたり
32ビットカラー
(1つのマス目あたり32ビット分の情報を持っていて、16,777,216色(赤256色×緑256色×青256色)の色を表現できるやつ)のこと
を指していたり
24ビットカラーと32ビットカラーのこと
を指していたり
それ以外の何か
を指していたりするので、ゆるく捉えておいてください。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として
・ビット
・バイト
・ピクセル
・光の三原色(RGB)
・24ビットカラー
・32ビットカラー
・トゥルーカラー
について説明します。
特に「24ビットカラー」については結構ガッツリ説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
ビットは、コンピュータさんの世界における「0か1が入る箱」です。
あるいは、この「0か1が入る箱」の数を表す単位です。
例えば「4ビット」であれば「0か1が入る箱が4つあるよ」の意味になります。
バイトは「ビットが8つ集まったもの」です。
0か1が入る箱(ビット)が8つ入るくらいの大きな箱がバイトだと思ってください。
あるいは、このデカい箱の数を表す単位がバイトです。
「2バイト」であれば「ビットが8つ入る大きさの箱が2つあるよ」の意味になります。
……というのが基本ですけどね。
こだわり派の人がいるかもしれないので補足しておきます。
実は必ずしも1バイトが8ビットとは限りません。
環境によっては「1バイト=7ビット」のときもあれば「1バイト=9ビット」の場合も あります。
ただし、一般的には
1バイト=8ビット
です。
それ以外は例外と捉えて、あまり気にしないでください。
ピクセルは「画面や画像を構成する点」です。
実はコンピュータさんの世界では、画面や画像は、すべて点描画です。
一見すると絵に見えても実際には点の集まりなのです。
心の目を開いてしっかりと見れば、あなたにも、その点のひとつひとつが見えるかもしれません。
私には見えないけど。
この「画面や画像を構成するひとつひとつの点」が「ピクセル」です。
あるいは、点の数を表す単位として使われることもあります。
例えば「10px×10px」のような表記は「縦に10個のピクセル、横に10個のピクセル」の意味です。
「縦10個×横10個で、合計100個のピクセルでできた画像だよ!」と言っています。
光の三原色は「赤(Red)」「緑(Green)」「青(Blue)」の3つの色です。
それぞれの色の頭文字を取って「RGB」と表現されることも あります。
光の三原色は、すべての色の基本となる色です。
この3つの色を、割合を変えて混ぜることで、いろいろな色を作れます。
光の三原色を使って色を作るときのイメージは
ライトの光
です。
最初の状態は黒です。
真っ暗闇です。
それに「赤」「緑」「青」の光を(強さを変えて)当てることで様々な色に変わります。
さらに当てる光を強くし続けると、最終的には白になります。
「赤」「緑」「青」の光が出るライトさえ持っていれば(ほぼ)すべての色を作れるのです。
そんな
「この3つの色の光を使えば(ほぼ)すべての色を作れるね!」な3つの色(赤、緑、青)
が光の三原色です。
24ビットカラーは「画面のマス目を塗るための絵の具を16,777,216種類も持っているよ!」なやつです。
もう少し具体的に書くと「赤色のバリエーションが256色あって、緑色のバリエーションが256色あって、青色のバリエーションが256色あって、それらを組み合わせることで作られる16,777,216通り(256×256×256通り)の色を表現できるぜ!」なやつです。
上でも書きましたが、コンピュータさんの画面は点の集まりです。
ひとつひとつの点に「この点には赤を表示しよう」「この点には薄い青を表示しよう」のように「いろいろな色」が表示されることで、全体として絵や文字が表現されています。
この「いろいろな色」の数が16,777,216色なのが24ビットカラーです。
いまいちイメージできない人は
コンピュータさんが、マス目を塗るために16,777,216種類の絵の具を持っている
と思ってください。
もう少し細かく見てみましょう。
先ほど、コンピュータさんがマス目を塗るときに使うものを「絵の具」と表現しましたが、実際には「懐中電灯(ライト)」です。
コンピュータさんは
1.「赤」色の光が出る懐中電灯
2.「緑」色の光が出る懐中電灯
3.「青」色の光が出る懐中電灯
の3つの懐中電灯を持っています。
この懐中電灯は光の強さを256段階に調整できます。
懐中電灯に付いている目盛りを「0」にすると光は消えます。
目盛りを「1」にすると、うっすらと光が出ます。
目盛りを「128」くらいにすると、そこそこ光が強くなります。
目盛りを「255」にすると、メッチャ強い光が出ます。
これがマックスです。
さて、ここで問題です。
この3つの懐中電灯の光を組み合わせることで、合計で何種類の色を表現できるでしょうか?
そうですね。
256×256×256=16,777,216
種類です。
全部の光を消した
1.懐中電灯「赤」の目盛り「0」
2.懐中電灯「緑」の目盛り「0」
3.懐中電灯「青」の目盛り「0」
から
1.懐中電灯「赤」の目盛り「1」
2.懐中電灯「緑」の目盛り「0」
3.懐中電灯「青」の目盛り「0」
1.懐中電灯「赤」の目盛り「0」
2.懐中電灯「緑」の目盛り「1」
3.懐中電灯「青」の目盛り「0」
1.懐中電灯「赤」の目盛り「0」
2.懐中電灯「緑」の目盛り「0」
3.懐中電灯「青」の目盛り「1」
1.懐中電灯「赤」の目盛り「2」
2.懐中電灯「緑」の目盛り「0」
3.懐中電灯「青」の目盛り「0」
のように変えていって、最終的に
1.懐中電灯「赤」の目盛り「255」
2.懐中電灯「緑」の目盛り「255」
3.懐中電灯「青」の目盛り「255」
になるまで、16,777,216通りの色が表現できます。
これが24ビットカラーです。
コンピュータさんが1つのマス目に
1.256段階の「赤」色の光が出る懐中電灯
2.256段階の「緑」色の光が出る懐中電灯
3.256段階の「青」色の光が出る懐中電灯
の光を(光の強さを調整しながら)当てて色を表現するやり方です。
さらに細かく見てみましょう。
コンピュータさんがマス目を塗るときに使うものを「懐中電灯(ライト)」と表現しましたが、実際には「データ」です。
懐中電灯の光を当てる代わりに「懐中電灯の光を当てたってことにするわー」なデータを使って、表示する色を管理しています。
ここでポイントとなるのは、コンピュータさんのバカさ加減です。
コンピュータさんは賢い振りをしていますが、実際には「0(ゼロ)」と「1(イチ)」しか分かりません。
だから「255」とか言われても、本当は「何それ?」なのです。
でも、コンピュータさんに「255」と言うと「はいはい、オッケー」みたいに分かった振りをしますよね。
それは何故かというと「0か1が入る箱」(ビット)を たくさん持っているからなのです。
「0か1が入る箱」が1個あれば「0」と「1」の2通りの情報を扱えます。
「0か1が入る箱」が2個あれば
1.「0」「0」
2.「0」「1」
3.「1」「0」
4.「1」「1」
の組み合わせが作れるので、4通りの情報を扱えます。
「0か1が入る箱」が8個あれば
1.「0」「0」「0」「0」「0」「0」「0」「0」
2.「0」「0」「0」「0」「0」「0」「0」「1」
3.「0」「0」「0」「0」「0」「0」「1」「0」
4.「0」「0」「0」「0」「0」「0」「1」「1」
(中略)
256.「1」「1」「1」「1」「1」「1」「1」「1」
の組み合わせが作れるので、256通りの情報を扱えます。
これが「0(ゼロ)」と「1(イチ)」しか分からないコンピュータさんが大きな数を扱える秘密です。
「0か1が入る箱」をたくさん用意しておくことで「大きな数」を「『0』と『1』の組み合わせ」に変換して理解しているのです。
さて、ここまでの説明で
「0か1が入る箱」が8個あれば、コンピュータさんは256通りの情報を扱える
と分かりました。
おっと、そういえば「赤」色の光が出る懐中電灯の光の強さは256段階に調整できるのでしたよね。
ということは「0か1が入る箱」が8個あれば、コンピュータさんは「赤」色の光が出る懐中電灯の光の強さをすべて表現できます。
目盛りが「0」:「0」「0」「0」「0」「0」「0」「0」「0」
目盛りが「1」:「0」「0」「0」「0」「0」「0」「0」「1」
目盛りが「2」:「0」「0」「0」「0」「0」「0」「1」「0」
目盛りが「3」:「0」「0」「0」「0」「0」「0」「1」「1」
(中略)
目盛りが「255」:「1」「1」「1」「1」「1」「1」「1」「1」
……と扱えば良いからです。
おやおや、そういえば同じような懐中電灯が、あと2個ありましたね。
ということは「0か1が入る箱」が24個(8個×3)あれば、コンピュータさんは
1.256段階の「赤」色の光が出る懐中電灯
2.256段階の「緑」色の光が出る懐中電灯
3.256段階の「青」色の光が出る懐中電灯
から出る光の組み合わせを表現できます。
「0か1が入る箱」は、カッコ付けて言うと「ビット」です。
つまり
24ビットの情報で、1つのマス目に表示する色を表現できる
ということです。
だから「24ビット」カラーです。
「1つのマス目(ピクセル)の色情報は24ビットですよ!」を表現しています。
32ビットカラーは「1つのマス目あたり32ビット分の情報を持っている(けど表現できる色の数は24ビットカラーと同じ)やつ」です。
24ビットカラーでは、1つのマス目あたり24個の箱(24ビット)を用意していました。
32ビットカラーでは、この箱が8個増えて、1つのマス目あたり32個の箱(32ビット)が用意されています。
ただし、追加された8個の箱は色情報としては使われていません。
他の用途に使われていたり、あるいは使われていなかったりします。
そのため、32ビットカラーで表現できる色の数は24ビットカラーと同じです。
赤256色、緑256色、青256色を組み合わせた16,777,216色です。
どうして8ビット増えたかですか、コンピュータさんは2の倍数が好きだからです。
具体的には「1」「2」「4」「8」……のような数字が大好きです。
24ビットはバイトに換算すると3バイトです。
コンピュータさん的には、おさまりが良くありません。
32ビットはバイトに換算すると4バイトです。
コンピュータさん的には、おさまりが良いです。
32ビット(4バイト)の方がコンピュータさんとしては気分が落ち着くのですね。
そのため「別になくてもいいけど、そっちの方がおさまりが良いから8ビット足しておこうか」みたいなノリで24ビットから32ビットになりました……多分。
よって、32ビットカラーは、基本的に24ビットカラーと同じです。
別になくても困らない8ビットを おまけで持っているだけの違いです。
トゥルーカラーは「24ビットカラー」を指す別の表現です。
あるいは「32ビットカラー」を指す別の表現です。
あるいは「24ビットカラーと32ビットカラー」を指す別の表現です。
人によって微妙に解釈が違う用語だったりします。
以上を踏まえて「トゥルーカラー」の別の呼び名が「フルカラー」です。
「フルカラー」と「トゥルーカラー」は同じもの指します。
……と解釈している人もいれば「フルカラー」と「トゥルーカラー」を区別している人もいます。
そんな感じで人によって解釈が違う用語ですが、今の時代は
16,777,216色(赤256色×緑256色×青256色)の色を表現できるやつ
を指して「フルカラー」と表現していることが多いはずです。
一言でまとめるよ
まぁ「フルカラー」って単語が出てきたら「多分、トゥルーカラー
(24ビットカラーとか32ビットカラーのこと)と同じなんだな~」と お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「full(フル)」の意味は「いっぱいの」とか「満ちた」とか「完全な」とかです。
「color(カラー)」の意味は「色」とか「色彩」とかです。
何となく くっつけると
完全な色
となります。






