「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典イメージぴよ画像「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典

RAID10(レイド10)

pointこの用語のポイント

point複数のハードディスクを まとめて1つのハードディスクっぽく扱う技術だよ

pointRAID1したものをRAID0するよ

スポンサーリンク

簡単に書くよ

RAID10(レイド10)とは

「RAID1+0」のこと。
用語の中身としては

複数のハードディスクを組み合わせて1台のハードディスクっぽくする技(RAID)の やり方のひとつ
であり

まずRAID1(RAIDのやり方のひとつで、それぞれのハードディスクに同じ内容を書き込むやり方)で信頼性を上げて、さらにRAID0(RAIDのやり方のひとつで、それぞれのハードディスクに別の内容を書き込むやり方)で処理速度も上げちゃうぜ!な やり方
です。


image piyo

詳しく書くよ

順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として

RAID(レイド)
RAID0
RAID1


について説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。

RAIDは「複数のハードディスクHDDを合体させて1つのハードディスクっぽく扱う技術」です。
なんちゃって1つのハードディスク(でも実際には複数のハードディスク)です。
詳細は、用語「RAID」の説明を ご覧ください。

RAID10

RAID0は「RAIDのやり方のひとつで、それぞれのハードディスクに別の内容を書き込むやり方」です。
別の内容を並行作業で書き込むので処理速度が速くなります。

RAID102

RAID1は「RAIDのやり方のひとつで、それぞれのハードディスクに同じ内容を書き込むやり方」です。
同じ内容を複数のハードディスクに書くので、どちらかのハードディスクがぶっ壊れてももう片方があるから大丈夫な気分になれます。

RAID103

以上を踏まえて

RAID1構成になっているハードディスクを複数台使ってRAID0構成にするやり方

が「RAID10」です。
「RAID0とRAID1の良いとこ取りをしちゃおうぜ!」と考えた人が生み出したであろうRAIDのやり方(のひとつ)です。

RAID104

ちなみにRAID10の「10」の部分は「10(ジュウ)」では ありません。
「1(イチ)」と「0(ゼロ)」が合体しただけです。
RAID1+0」と表現されることも あります。

少しややこしいので具体例を挙げて説明しますね。

あるところに

・ハードディスクA
・ハードディスクB
・ハードディスクC
・ハードディスクD


の4つのハードディスクが ありました。

RAID105

ハードディスクAとハードディスクCはRAID1(同じ内容をコピーな構成です。
実際にはハードディスクAとハードディスクCの2つのハードディスクがありますが、外から見ると1つのハードディスクACに見えます。

RAID106

同じように、ハードディスクBとハードディスクDもRAID1(同じ内容をコピー)な構成になっています。
実際にはハードディスクBとハードディスクDの2つのハードディスクがありますが、外から見ると1つのハードディスクBDに見えます。

RAID107

この2つのハードディスク

・ハードディスクAC(ハードディスクA+ハードディスクC)
・ハードディスクBD(ハードディスクB+ハードディスクD)


をRAID0(データを細切れにして分けて保存)にしたのが「RAID10」です。
ハードディスクACとハードディスクBDでRAID0構成されているハードディスクABCDがあるイメージです。

RAID108

さて、この「RAID10」構成になっているハードディスクA~Dにデータを保存してみましょう。
データ1をハードディスクABCDに保存します。

RAID109

ハードディスクABCDはハードディスクACとハードディスクBDがRAID0(データを細切れにして分けて保存)な構成です。
データ1はハードディスクACとハードディスクBDに分けて保存されます。

RAID1010

ハードディスクACは、実際にはハードディスクAとハードディスクCです。
2つのハードディスクがRAID1(同じ内容をコピー)構成になっています。
同じ内容がハードディスクAとハードディスクCに保存されます。

RAID1011

ハードディスクBDもハードディスクACと同じです。
ハードディスクBDは、実際にはハードディスクBとハードディスクDです。
2つのハードディスクがRAID1(同じ内容をコピー)構成になっています。
同じ内容がハードディスクBとハードディスクDに保存されます。

RAID1012

最終的な状態は

■ハードディスクABCD
 ■ハードディスクAC
  ハードディスクA:データ1-1、データ1-3
  ハードディスクC:データ1-1、データ1-3(ハードディスクAのコピー)
 ■ハードディスクBD
  ハードディスクB:データ1-2、データ1-4
  ハードディスクD:データ1-2、データ1-4(ハードディスクBのコピー)


に なります。

RAID1013

これがRAID10です。
RAID1(同じ内容をコピー)な構成になっている「なんちゃって1つのハードディスク(でも実際には複数のハードディスク)」を、さらにRAID0(データを細切れにして分けて保存)にした構成です。

RAID10でハードディスクが動かなくなるパターンは

1.ハードディスクAとハードディスクCが壊れる
2.ハードディスクBとハードディスクDが壊れる


の2パターンあります。

RAID1014

RAID0構成になっているハードディスクACとハードディスクBDのどちらか片方が壊れた時点でハードディスクが動かなくなりますが

ハードディスクAとハードディスクCが壊れた→ハードディスクACが壊れた
ハードディスクBとハードディスクDが壊れた→ハードディスクBDが壊れた


だからです。

(ハードディスクAが故障かつハードディスクCが故障)もしくは(ハードディスクBが故障かつハードディスクDが故障)

のパターンにおいて動かなくなります。

ややこしいですね。

さらにややこしいことに、RAID10と似て非なるやり方で「RAID01」というやり方があります。
RAID01の詳細が気になる方は、用語「RAID01」の説明を ご覧ください。

RAID1015

RAID10とRAID01の違いが気になる方は、違いの分かるピヨピヨ「RAID01とRAID10の違い」を ご覧ください。

RAID1016


image piyo2

一言でまとめるよ

まぁ「RAID10」って単語が出てきたら「RAID1(RAIDのやり方のひとつで、それぞれのハードディスクに同じ内容を書き込むやり方)したものをRAID0(RAIDのやり方のひとつで、それぞれのハードディスクに別の内容を書き込むやり方)するんだな~」と お考えください。

一番上に戻るよ
スポンサーリンク
書籍画像038
書籍画像037

おまけ

■訳してみるよ

「RAID(レイド)」は「Redundant Array of Inexpensive Disks(リダンダント・アレイ・オブ・インエクスペンシブ・ディスクズ)」の略です。
「redundant(リダンダント)」の意味は「余分の」とか「冗長な」とかです。
「array(アレイ)」の意味は「配列」とか「整列」とか「列挙」とかです。
「of(オブ)」の意味は「~の」です。
「array of(アレイ・オブ)」で「ずらりと並んだ」的な意味になります。
「inexpensive(インエクスペンシブ)」の意味は「安価な」とかです。
「disks(ディスクズ)」は「disk(ディスク)」の複数形です。
「disk(ディスク)」の意味は「円盤」とか「薄い円盤状のもの」とかです。
「10(イチゼロ)」は数字ですね。
何となく くっつけると

冗長なズラリと並んだ安価な円盤状のもの10

となります。


■違いの分かるピヨピヨ





書籍画像
わわわ説明術コラム
宣伝だよ
7日間でハッキングをはじめる本 TryHackMeを使って身体で覚える攻撃手法と脆弱性
「分かった!」と思わせる説明の技術 知識ゼロの相手にも伝わるようになる本
クイズで学ぶUIデザイン ユーザビリティの基本が身につく50問