eXtensible Business Reporting Language
データの書式だよ
財務系のデータを表現するためのものだよ
XML(eXtensible Markup Language)の親戚だよ
「XBRL」と表現されるのが一般的だよ
簡単に書くよ
eXtensible Business Reporting Language(読:エクステンシブル・ビジネス・レポーティング・ランゲージ)とは
いわゆる「XBRL」のこと。
用語の中身としては
XMLの親戚
であり
財務諸表とかの情報を表現するために作られた書式
です。
よく分からなければ
ファイルの書き方ルール(のひとつ)
くらいの解釈でも かまいません。
詳しく書くよ
最初に留意事項です。
「XBRL」と言われて「あぁ、アレのことね」と分かる方は最後まで読む必要ありません。
XBRLの正式名称(?)が「eXtensible Business Reporting Language」です。
「eXtensible Business Reporting Language」を何となく省略したのが「XBRL」ね。
※「eXtensible Business Reporting Language」を何となく日本語にすると「拡張できるビジネス報告言語」となります。[詳細]
以上が「XBRL」の意味を知っている人向けの説明です。
「XBRLって何?美味しいの?」な人は、このまま読み進めてください。
用語の中身について説明します。

それでは、いってみましょう。
まずは予備知識として「XML(eXtensible Markup Language)」について簡単に説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
XML(eXtensible Markup Language)は「ファイルの書き方ルールのひとつ」です。
マークアップ言語と呼ばれる種類で、HTMLの親戚みたいなものです。
例えば
<?xml version="1.0" encoding="Shift_JIS" ?>
<staff>
<member>
<name>ピヨ太</name>
<position>社長</position>
<age>40代のおっさん</age>
</member>
<member>
<name>ピヨ子</name>
<position>営業部長</position>
<age>永遠の美少女</age>
</member>
</staff>
みたいな書き方をします。
詳細は、用語「XML」の説明を ご覧ください。
以上を踏まえて
XMLをもとにして作られた財務諸表とかの情報を表現するための書式
が「eXtensible Business Reporting Language」です。
上でも書きましたが、一般的には「XBRL」と表現されます。
※本ページでも以降は「XBRL」と表現します。
例えば、そうですね。
ピヨ太君は毎月ピヨピヨカンパニーの試算表をファイルでピヨ子さんに送っています。
試算表の意味が分からない人は「その時点の会社の成績表」くらいに解釈してください。
会社はお金儲けをするのが役目です。
現時点の「どれくらい儲けてるの?」や「どれくらいお金を持ってるの?」を「試算」して「表」にまとめたのが試算表です。
ピヨ太君がピヨ子さんに送った1月の試算表の中身は以下の内容でした。
■2017年1月
儲け:1,000円
使ったお金:200円
貯金:5,000円
借金:0円
ピヨ太君がピヨ子さんに送った2月の試算表の中身は以下の内容でした。
<2017年2月>
1.利益:二千円
2.費用:百円
3.貯金:六千九百円
4.借金:なし
この2つの試算表を見比べたピヨ子さんは「イラッ!」としました。
1月と2月で書式が違ったからです。
書式が違うと見比べるのが大変です。
ピヨピヨ会計ソフトに取り込むためにデータの形を変えるのも面倒くさいです。
ピヨ子さんはキレました。
キレたピヨ子さんは、ピヨ太君に「おまえ、この書式に合わせて試算表を作り直せ!」と指示しました。
ピヨ子さんが指示した書式は以下の通りです。
<試算表>
<会社名>○○</会社名>
<年月>○○年○○月</年月>
<利益>○○</利益>
<費用>○○</費用>
<貯金>○○</貯金>
<借金>○○</借金>
</試算表>
ピヨ太君は指示に従って試算表を作り直しました。
作り直した試算表は以下の内容です。
<試算表>
<会社名>ピヨピヨカンパニー</会社名>
<年月>2017年01月</年月>
<利益>1000</利益>
<費用>200</費用>
<貯金>5000</貯金>
<借金>0</借金>
</試算表>
<試算表>
<会社名>ピヨピヨカンパニー</会社名>
<年月>2017年02月</年月>
<利益>2000</利益>
<費用>100</費用>
<貯金>6900</貯金>
<借金>0</借金>
</試算表>
ピヨ子さんは満足しました。
書式が統一されたので、前より見比べやすいです。
しかも新しい書式はピヨピヨ会計ソフトに取り込むときの書式と同じです。
データの形を変えないで、そのまま取り込めます。
書式を統一したことで、他にも良いことが ありました。
道端でお金を拾う、ケーキ屋さんでおまけをしてもらう、ピヨ太が寝坊しなくなる、などなどです。
……というのは冗談ですけどね。
バラバラな書式で管理するよりは統一した書式で管理した方が、管理が楽です。
扱う財務系データの書式を統一したことで、ピヨ子さんの仕事は楽になりました。
この話における「ピヨ子さんが指示した書式」に相当するのがXBRLです。
いろいろな会社が独自の書式で財務系のデータを扱っています。
書式はバラバラです。
「このバラバラな書式を統一したら、いろいろ便利になるんじゃないかな?」と考えた人がいました。
そして「ねーねー。財務系データを作るときは、みんなで、この書式にしない?」と提案しました。
「この書式」に相当するのがXBRLです。
XBRLはXMLの親戚です。
XMLの延長線上にXBRLがいます。
XBRLがイメージできない人は、まずXMLをイメージしてください。
XMLが分からない人は、頑張ってXMLを勉強してください。
XMLはデータをやり取りするための書式です。
やり取りするデータの種類に制限は ありません。
XMLをベースにして財務系データ特化な変更を加えたのがXBRLです。
XMLというくくりの中にXBRLがあります。
また、XBRLの説明を読んでいると、度々「言語」という表現が出てくるはずです。
忘れてください。
忘れちゃって、いいです。
コンピュータの世界で「言語」と出てきたら「プログラミング言語」を連想する人が多いと思います。
違います。
XBRLはプログラミング言語では ありません。
マークアップ言語です。
マークアップ言語は「文章に対して構造を表現する目印の付け方ルール」です。
個人的には「『言語』って表現するのは微妙じゃないかな?」と思っています。
XBRLは
1.データの書式
2.財務系データを表現するためのもの
3.XMLの親戚
です。
それだけ覚えておけば、困ることは少ないはずです。
一言でまとめるよ
まぁ「eXtensible Business Reporting Language」って単語が出てきたら「XBRL
(XMLの親戚で、財務系の情報を表現するための書式)のことなんだな~」と お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「extensible(エクステンシブル)」の意味は「広げられる」とか「伸ばせる」とかです。
今回は「拡張できる」と解釈してください。
「business(ビジネス)」の意味は「仕事」とか「事業」とか「職業」とかですが、今回はカタカナで「ビジネス」と解釈してください。
「reporting(レポーティング)」は「report(レポート)」+「ing」です。
「report(レポート)」の意味は「報告する」とか「伝える」とか「報告」とか「報告書」とかです。
「language(ランゲージ)」の意味は「言語」とか「言葉」とかです。
何となく くっつけると
拡張できるビジネス報告言語
となります。






