10年ぶりにフランスに行ったら、フランス人の英語力がエラいことになってた
2025年5月上旬から1ヶ月間、アメリカ人の夫と一緒にフランスを旅しています。
あなたは、フランス人に関してどんなイメージをお持ちですか?
「フランス人は、プライドが高くて不親切」
「フランス人は、英語を話さない」
といった噂を聞いたことがある方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
というわけで今日は、ここ3週間ほど、私がフランスのレストラン、カフェ、バー、お土産屋さん、チーズ屋さん、お惣菜屋さん、博物館などでの体験をお話ししようと思う。
これまでの記事はこちら▼
・フランスのストラスブールで無料英語ウォーキングツアーに参加してみた
・フランスで見たコンクラーベと新教皇誕生&おすすめ映画紹介
・海外旅行中の家飲みも楽しい@ストラスブール(フランス旅行記)
・フランス🇫🇷かわいすぎる村とアルザスワイン街道周遊記(オベルネ、リクヴィール、イーギスハイム、コルマール)
・フランス人の高速道路の運転マナーが意外だった
・ワイン沼にハマりそうな夫婦のフランス旅(ブルゴーニュ地方ボーヌ編)

フランス人はみんな親切で英語上手な人も多し
フランス人は、基本的にみんな親切。もちろん、中にはスーパーのレジで機嫌が悪い人もいたりはするが、まあそれは(日本以外)どこも同じ。よく言われる「アジア人差別」みたいなのも、別にない。

そして、ここが少し驚いたことなのだけど、観光地はかなりの人が英語で対応してくれるということ。私がフランスを初めて訪れたのが25年前くらいだけど、当時は、英語を話せる人は多くなかった。
それから、今回の旅行の前にフランスに最後に来たのが10年前だが、当時もホテルや観光地では英語は通じたけど、カフェや小さなお店では、ほぼ対応はフランス語だったと記憶している。

それが、今回来てみて「なんか、フランス変わったなぁ」と思ったわけである。今回の周遊旅はフランス北東部のアルザス地方(ドイツ国境に近い地方)から始まったが、少なくともストラスブールでは、フランス語より英語で話しかけられる。そして、みんな流暢。
こっちがフランス語で話しても、英語で返される。なんなら、フランス語で対応してくれると「あら、珍しい」と思うほど。たとえば、アルザス地方でのお店のレジの会話は毎回こんな感じ。
私:🇫🇷これお願いします。カードで払います
店:🇬🇧18ユーロです。レシートいります?
私:🇫🇷はい
店:🇬🇧袋に入れましょうか?
私:🇫🇷結構です
店:🇬🇧サンキュー、いい一日を!
私:🇫🇷メルシー、さようなら!
こっちはフランス語で話してるし、難解な内容ならまだしも、このくらいの簡単な会話ならフランス語で問題なくいけるのに、どうしても英語で返されてしまう。せっかくフランス語を勉強してきた私としては、フランス語を実践したいのに、こう英語ばかりで対応されると、ちょっと気持ちが折れそうになる。
もちろん、フランス人全員が英語ペラペラということではない。お年寄りや生活に英語が必要ない人はそんなに英語が上手ではないだろうし、またフランスの南部に行くにつれて、英語で対応される確率も減ってきたように思う。
外国人に英語で話すと差別!?
以前、誰だったか忘れたのですが、フランス人がYoutubeで
「日本では、こっちが外国人だというだけで、日本語で話しても英語で対応される。これは差別だし、本当に失礼だ。外国人はみんな英語ネイティブなわけじゃないし、日本人は、外国人がみんな英語を話すと思い込むのは辞めてほしい」
みたいなことを言ってた人がいたけど、
「その言葉、そっくりそのままアンタにお返しするよ!」(ノ`△´)ノ
と思った。

別に、外国人に英語対応する人が「差別」してるわけではない。ただ、「外国人には英語を使った方が早い」と今までの経験でわかっているから、つい、いつもの癖で英語になってしまうだけなのだと思う。
アルザス地方はドイツ語とフランス語のバイリンガルが多い地域だというのも、影響しているかもしれない。ドイツ語が話せる人なら、英語も簡単だし。

フランス語を話してるのに、英語で対応されたらどうする?
こちらがフランス語を話しているのに、相手が英語で話してきたら英語で返すべきなのか、それともフランス語を通すべきか、迷うところ。
が、今のところ、「相手が英語で話してくるとつられて英語になりそうなところを、ぐっとこらえて、意地でもフランス語で押し通す」ということにしている。(←うざい客)
私:🇫🇷こんにちは、これお願いします
店:🇬🇧18ユーロです
私:🇫🇷カードで払います
店:🇫🇷あら、あなたフランス語話せるんですね
私:🇫🇷はい、少し
店:🇫🇷なら良かったわ。レシートいります?
(以降はフランス語)
こうやって、相手が折れてフランス語で話してくれると、「よっしゃー、勝った!」って感じになる。逆に、相手の英語につられてこっちも英語で話してしまったときは「くぅー、負けた・・・」と。(←なんの競争)
フランス語で返答してもらうコツ

これまで3週間の旅をする中で、フランス語で話しかけても英語で返事をされてしまう問題、解決策が見えてきた。それは、大きな声で、自信ありげに、堂々と「ボンジュール」と挨拶をすること。
きっと、私はこれまでフランス語で話してはいたけど、自信がなさそうだったんだと思う。(実際、自信ないし)だから、フランス語経験の浅い外国人だと見抜かれて、英語で返事をされてしまったのだろう。だって、アジア人でもフランスに長く住んでいる人もいるし、フランス生まれの人だっているしね。
なので、お店に入ったときとかレジの人に挨拶するときには、いつもより大きな声で「ボンジュール、マダム!」と挨拶をしはじめたら、フランス語で返事される確率が高くなった。

夫のマイクも、よくAmbassador Language Program (ALP)のメンバーさんに「大きな声で、自信を持って、はっきり話そう」と言ってますが、ほんとに大事。自信がないから小さい声になってしまい、小さい声だから余計に聞き取ってもらえず、「あ、通じなかった(涙)」とどんどん自信を無くしてしまう・・・ということが、起こりがち。
自信がないのに自信たっぷりに大きい声で話すって難しいけど、なるべくフランス語で返してもらえるよう、引き続き頑張ります。
フランス人の英語力が上がっている理由
フランスは、世界一観光客が多い国。観光客を相手にする人にとって、英語力はものすごく重要。それに加えて、今は若者を中心に英語が流暢な人がぐんと増えてきている。

おそらく、NetflixやYoutubeなどで英語コンテンツが簡単に見られるようになり、オンラインの英会話レッスンも普及し、英語力が伸ばしやすくなったというのが大きいと思う。
じゃあ、日本人はどうだろう?YoutubeやNetflix、オンライン英会話が普及したのは日本も同じだけど、「20年前と比べて、英語が話せる日本人が増えたな」という状況になっているだろうか?

東京とか、都会のほんの一部の場所では、そういうところもあるとは思う。でも、一般的なレストランやお土産屋さんは、外国人観光客が多い場所でも、流暢な英語を操れる人は多くない。
となると、問題は日本人の英語への苦手意識や教育のあり方なんだろうなと思う。英語を話せる日本人を増やして、この状況を変えていかないといけないな、と、英語を教える者として改めて思う。日本に来る外国人には、言葉がわからなくて困っている人もたくさんいるから。

そしてそれと同時に、もしも相手が日本語で話しかけてきたら、その人が理解できるところまでは日本語で対応してあげる心の余裕があれば、理想的だと思う。その人はもしかしたら、私みたいに頑張って旅行前に日本語を勉強してきた人かもしれないので。
それに、日本語を学ぶことを通じて日本文化をより理解したり、日本の和を重んじる精神性に触れたりして、その学びで、日本の良い部分が世界に広がっていくきっかけが生まれるかもしれない。
いずれにしろ、どこでも英語だけで事足りる世界なんてつまらない。いろんな言葉があるからいろんな文化やお国柄があり、それぞれ違うから楽しいのだ。

なので、お互いが相手の国の文化や言葉に興味を持ち、コミュニケーションを円滑にする国際共通語としての英語を学び、それと同時に、「どう?私の国の言葉、美しいでしょ!」という具合で、みんなが自国の言葉に誇りを持って、それが使える場面ではどんどん使う、そんな状況になれば一番いいと思う。
では、今日はこれで。
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