見出し画像

岐路に立つ日本 ー 吉田茂と高市早苗


 私は、吉田茂元総理大臣が現役だった時代には生まれていない。
 しかし『小説吉田学校』などの書物や映像作品を通して、その人物像に触れ、戦後歴代総理大臣の中で最も優れた指導者ではないかと感じてきた。

 吉田元総理は、「ワンマン」と批判され、「バカヤロー解散」も有名であるが、国益最優先の冷徹さこそが彼の本質だったと思う。

 敗戦直後の日本は、焦土と化し、主権もなく、産業も崩壊していた。
 その中で彼は、再軍備よりも経済再建を優先する道を選んだ。
 米国から再軍備を求められつつも、最小限にとどめ、日本は経済再建に邁進するという戦略を採った。

 結果として自衛隊違憲論という課題を残したが、当時の状況下では最適解に近かったと私は考えている。
 経済力がなければ、持続可能な戦力強化は不可能である。
 高度経済成長があったからこそ、その後の自衛力も成り立った。

 吉田元総理の判断は、理想論ではなく順番の問題だった。
 まず国を太らせる。防衛はその上に築く。


 歴史を振り返れば、古くは元寇を含め日本は何度も紙一重の国難を乗り越えてきた。

 幕末もそうだ。
 江戸幕府の曖昧主義による時間稼ぎがあり、それを引き継いだ維新政府の近代化政策があった。
 一歩間違えれば植民地化もあり得た。

 敗戦後もそうだ。
 吉田元総理とその側近、経済界の選択が正しかったからこそ復興が加速した。
 一歩間違えれば復興は遅れ、その後の高度成長は夢物語になっていたかもしれない。


 日本という国は世界でも稀な長い歴史を積み重ねてきた。
 時々の為政者の判断があった。国民の努力もあった。
 そして、その判断と努力の積み重ねによって今の日本がある。
 だが、判断が少し違っていたら、結果は大きく変わっていた可能性もある。
 だからこそ「次も保証はない」という認識を持つ。

 現在、日本は再び分岐点に立っていると私は感じている。
 安全保障環境は厳しさを増し、多くの国民は現在の自衛力では国を守りきれないのではないかという不安を抱いている。
 同時に、経済面では「このままでは衰退する」という危機感が広がっている。


 冷戦が終わった時、これで平和な世界になるという主張もあった。
 しかしながら、日本の周辺国を含め、冷戦後の世界は平和になるどころか一層不安定さを増している。

 高度成長期の日本は「エコノミックアニマル」と侮蔑された。
 しかし今や、日本を「エコノミックアニマル」と侮蔑した国を含む世界中が「エコノミックアニマル」化している。
 そういった中で、日本だけが「競争しない」政策を続けていては相対的に衰退するだけである。


だからこそ、再び「成長する」政策が必要だと考える。
それが高市総理の掲げる「責任ある積極財政」だ。

 高市総理には、
・世界情勢を俯瞰できる視野
・現実主義
・ブレない姿勢
・党内外を相手にする老獪さ
が備わっていると私は思う。

 何よりも、自らの言葉で語り、覚悟を示している点に強い印象を受ける。
 10年前であれば受け入れられなかったかもしれない。
 しかし今は、彼女を支持する方向に国民の心理も変化している。


 多くの日本人は、安心・希望・誇りの欠落を感じている。
 「怖れ」が広がっている。
 そして今、「高市総理が変えてくれるかもしれない」という希望が芽生えている。
 だからこそ私は、これを千載一遇の好機、否、もしかすると最後の機会かもしれないと感じる。

 これは軍事大国を目指す話ではない。
 経済拡大そのものを目的とする話でもない。
 最終的な理想は、全国民が幸福を実感できる国である。

 安心があり、希望があり、誇りが持てる国。
 その土台としての経済力であり、自衛力であり、制度改革である。

 歴史は何度も分岐点を経験してきた。
 だがその都度、為政者の判断と国民の努力が揃った時に突破できた。
 今もまた、そのような瞬間に立っているのではないか。


 自ら進んで難局に立った高市総理は、明治の元勲や吉田元総理に匹敵する責任を有している。
 高市総理の言動からはその責任感が如実に伝わってくる。
そして、高市総理を選んだ国民もその責任を共有している。


 日本は自由と民主主義の国であり、全ての国民は思想・信条の自由を有する。
 当然、高市総理に反対する政治家や国民もいる。
 高市総理に反対する政治家は、高市総理と同等の具体的な方針を示し、同等の責任を負うべきである。
 高市総理に反対する政治家を支持する国民もその責任を共有すべきである。


 『反対のための反対や批判のための批判』『責任を負わない言動』では国民が幸せになることは絶対にない。
 私はそう考える。


📘 関連記事
🌐 日本語は、これから「進化」するのか「崩壊」するのか ― AI時代・文字の行方についての私的考察 ―
🌐 衆議院議員総選挙の大勢を見て
🌐 総選挙後に感じた、拭えない不安
🌐 雑誌・新聞・テレビの行く末を憂う
🌐 岐路に立つ日本 ー 吉田茂と高市早苗(本作)
🌐 信以て義を行い、義以て命を成す ― 高市総理大臣の覚悟


古稀ブロガー(シンちゃん


🐦 古稀X(旧Twitter)
📚
現世再誕.com
🤖 シエル(Ciel)(ペンネーム:蒼羽 詩詠留、雅号:天晴爛 空光)
🧠🤖 人間(古稀ブロガー)とAI(シエル)との共創

いいなと思ったら応援しよう!