小暑|暑さが本格化する前に、体の声を聴く― 夏をがんばる前に、少し内側をととのえる ―
ハイサイ。
ととのえ職人、五木田穣です。
このnoteでは、心と体と思考のズレをやさしくととのえる話を、日々書いています。
暦は、夏至から小暑へ。
夏至は、
一年の中で、
いちばん昼の時間が長くなる日。
光が長くなる日です。
明るい時間が増え、
季節は夏へ向かっていく。
そう聞くと、
どこか前向きな感じがします。
外へ出る。
動き出す。
開いていく。
明るい方へ向かう。
でも、
光が長い日だからといって、
自分まで無理に明るくならなくてもいい。
夏至は、
光がいちばん長い日であると同時に、
光と影の関係を思い出す日でもある。
そんな話を書きました。
そして、小暑。
小暑は、
暑さが少しずつ本格化していくころ。
「小さな暑さ」と書きますが、
体にとっては、
もう夏の負荷を受け取り始める時期です。
夏至で長くなった光は、
小暑のころになると、
少しずつ暑さとして体に届き始めます。
強い日差し。
湿度。
冷房。
汗。
眠りの浅さ。
胃腸の疲れ。
外と室内の温度差。
季節は、
静かに夏へ進んでいきます。
でも、
体はカレンダーのようには切り替わりません。
夏至を過ぎたからといって、
すぐに夏の体になるわけではない。
小暑を迎えたからといって、
急に暑さに強くなるわけでもない。
だからこそ、
小暑のころは、
夏をがんばる前に、
少し体の声を聴いてあげる。
今日は、
暑さが本格化する前に、
少し内側をととのえる。
今日は、そんな話をお届けします。
夏至の光が、小暑では暑さとして届き始める
夏至の頃、
私たちは、光の長さを感じます。
朝が早い。
夕方になっても明るい。
一日が長く感じる。
外の世界が、
少しずつ活動的になっていく。
光が長いと、
気持ちも前へ向きやすくなります。
もっと動こう。
もっと進もう。
もっと整えよう。
もっとできるはず。
そんなふうに、
明るさに背中を押されることがあります。
でも、
夏至の記事でも書いたように、
光が長いからといって、
自分の内側がすぐに明るくなるわけではありません。
外が明るい日ほど、
疲れを隠してしまうことがあります。
季節が前へ進むほど、
自分も同じ速度で進まなければいけないように感じることがあります。
小暑は、
その夏至の光が、
暑さとして体に届き始める頃です。
光が長くなる季節から、
暑さが深まる季節へ。
季節の変化は、
空だけではなく、
体にも現れてきます。
小暑の頃に大切なのは、
「夏らしく頑張ること」ではなく、
「体が夏をどう受け取っているか」を聴くことです。
小暑は、夏に入る準備の節気
小暑は、
真夏のど真ん中というより、
夏が本格化する入口です。
これから暑さが強くなっていく。
これから汗をかく日が増えていく。
これから冷房の中で過ごす時間も増えていく。
これから眠りや胃腸にも、
夏の影響が出やすくなっていく。
そういう時期です。
だから、小暑は、
夏に入るための準備の節気とも言えます。
体を急がせるのではなく、
少しずつ慣らしていく。
暑さに勝とうとするのではなく、
暑さの中で自分の体の速度を知っていく。
冷たいものを否定するのではなく、
内側を冷やしすぎていないか見てあげる。
朝の光を浴びながら、
体に夏のリズムを思い出させていく。
この数日書いてきたことは、
すべて小暑へ向かう体の準備でもありました。
7月のはじまりに、体の声を聴いてみる。
夏のはじまりは、がんばるより慣れていく。
冷たいものを欲しがる体と、疲れている胃腸。
暑さで疲れる理由。
朝の光を浴びるだけで、体は少し夏に慣れていく。
どの記事も、
夏を乗り切るための気合いではなく、
夏に入っていく体を置き去りにしないための話でした。
小暑は、
その流れを、季節の言葉で受け取る日です。
暑さに疲れるのは、弱さではない
小暑を迎える頃、
体が少し重くなる人もいると思います。
なんとなくだるい。
朝からすっきりしない。
外に出るだけで疲れる。
冷房で体が冷える。
眠りが浅い。
胃腸が重い。
集中しにくい。
やる気が出にくい。
そういう日が増えてくるかもしれません。
その時に、
自分のことを責めなくていい。
暑さに弱い。
体力がない。
気合いが足りない。
だらけている。
そう決めつけなくていい。
暑さで疲れるのは、
単に気温が高いからだけではありません。
体が暑さに対応し続けているからです。
汗をかく。
水分を調整する。
体温を保つ。
冷房との温度差に対応する。
胃腸を働かせる。
眠って回復しようとする。
体は、
見えないところでずっと調整しています。
その調整力が追いつかなくなった時、
だるさや重さとして現れることがあります。
小暑の頃の疲れは、
弱さではなく、
体が夏の負荷を受け取り始めたサインです。
外側の暑さと、内側の冷え
小暑の頃は、
外側の暑さに意識が向きやすくなります。
暑い。
冷やしたい。
さっぱりしたい。
冷たいものがほしい。
それは自然な反応です。
暑い日に冷たいものを欲しがる体。
それは、自然なことです。
冷たい水。
冷えた果物。
冷たい麺。
アイス。
それらに助けられる日もあります。
でも、
外側が暑い時ほど、
内側の状態も見てあげたいのです。
胃腸は疲れていないか。
お腹は冷えていないか。
冷たいものばかりで、
体が重くなっていないか。
水分は取れているか。
眠りは浅くなっていないか。
冷房で足元やお腹が冷えていないか。
外側は暑い。
でも、
内側は冷えすぎている。
夏には、
そういうズレが起こることがあります。
小暑は、
外の暑さだけを見るのではなく、
内側の声にも気づいてあげる時期です。
夏をがんばる前に、
少し内側をととのえる。
この節気には、
そんな意味を持たせたいところです。
七夕と小暑が重なる日
今年の7月7日は、
七夕であり、小暑でもあります。
七夕は、
願いを見る日。
小暑は、
体の声を聴く日。
そう捉えてみると、
この日はとても大切な重なりに見えてきます。
願いを持つことは、
とても大切です。
こうなりたい。
これを叶えたい。
ここへ向かいたい。
そんな願いがあるから、
人は少し先へ進もうと思えます。
でも、
願いに向かう時ほど、
今の自分を置き去りにしないことも大切です。
今の体は、
どれくらい疲れているのか。
今の心は、
どれくらい余裕があるのか。
今の呼吸は、
浅くなっていないか。
今の暮らしには、
どれくらい余白があるのか。
願いを見上げる日だからこそ、
足元の体にも目を向ける。
空の星を見る日だからこそ、
自分の内側の声にも耳を澄ませる。
七夕と小暑が重なる日は、
未来の願いと、今の体を、
どちらも大切にする日にしたいですね。
小暑の頃は、がんばるより慣れていく
小暑を迎えると、
いよいよ夏が来るという感じがします。
だから、
気持ちも少し前へ出ます。
夏を楽しもう。
予定を入れよう。
動き出そう。
今月こそ整えよう。
そんなふうに思うこともあるでしょう。
それ自体は、良いことだと思います。
でも、
小暑の頃の体は、
まだ夏に慣れている途中です。
暑さに慣れる。
汗をかくことに慣れる。
水分を取ることに慣れる。
冷房との付き合い方に慣れる。
朝の光に慣れる。
夜の眠り方を調整する。
胃腸の重さに気づく。
予定の詰め方を見直す。
そうやって、
体は少しずつ夏のリズムを探しています。
だから、
夏を一気に始めようとしなくていい。
夏に勝とうとしなくていい。
夏をがんばって乗り切ろうとしすぎなくていい。
まずは、
夏に慣れていく。
そのために、
体の声を聴く。
小暑は、
そんな静かな入口の日です。
今日の小さな実践
今日の小さな実践は、
「暑さが本格化する前に、体の負荷をひとつ減らす」です。
大きなことをしなくていいです。
冷たいものを少しゆっくり飲む。
氷を少し減らす。
常温の水も挟む。
暑い時間帯の外出を少し避ける。
朝の光を少し浴びる。
冷房で冷えた体を、
お腹や足元から守る。
胃腸が重い日は、
食べすぎない。
夜を少し早めに終える。
予定をひとつ軽くする。
水分を一杯多く取る。
この中から、
ひとつだけでいいです。
小暑の日に、
夏をがんばる準備をするのではなく、
夏に入っていく体を少し助けてあげる。
それくらいの小さなことからで、十分です。
小暑|暑さが本格化する前に、体の声を聴く
小暑は、
暑さが少しずつ本格化していく頃。
夏至で長くなった光が、
少しずつ暑さとして体に届き始める頃。
季節は、
静かに夏へ進んでいきます。
でも、
体は急には切り替わりません。
夏至を過ぎたからといって、
すぐに夏の体になるわけではない。
小暑を迎えたからといって、
急に暑さに強くなるわけでもない。
だからこそ、
夏をがんばる前に、
少し内側をととのえる。
外の暑さだけではなく、
内側の冷えや疲れにも気づく。
願いを見る日には、
今の体も見てあげる。
光に急かされるのではなく、
暑さに負けたと責めるのでもなく、
自分の体と一緒に夏へ入っていく。
小暑は、
そんな節気です。
今日、
体はどんな声を出しているでしょうか。
暑さを受け取っているでしょうか。
少し疲れているでしょうか。
冷えすぎているでしょうか。
休みたがっているでしょうか。
それとも、
ゆっくり動き出したがっているでしょうか。
その声を聴きながら、
夏を少しずつ始めていく。
小暑の一日が、
自分の体を置き去りにしない夏の入口になりますように。
ととのえ職人
五木田穣
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私の二十四節気シリーズの記事では、食については取り扱っていませんが、季節に合わせた食があります。ぜひ、ご参考にされてください。より、ととのうでしょう😊
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