大河ドラマ感想記『豊臣兄弟!』願いの鐘
大河ドラマ感想記「豊臣兄弟!」
第一回:二匹の猿
第二回:願いの鐘
第三回:決戦前夜
第四回:桶狭間!
第五回:嘘から出た実(まこと)
第六回:兄弟の絆(きずな)
第七回:決死の築城作戦
第八回:墨俣一夜城
第九回:竹中半兵衛という男
第十回:信長上洛
再会と「初登場」の輝き
第一回の小栗旬さんに続き、かつて大河ドラマの主演を務めた宮﨑あおいさんが登場した。演じるのは織田信長の妹・お市。画面に現れた瞬間の圧倒的な華とインパクトは、流石の一言に尽きる。
直と「大和豊臣家」の行方
劇中で描かれた小一郎と直のラブロマンス。微笑ましい二人を見ながら、ふと「豊臣秀長の子孫はどうなったのだろう」と気になり調べてみた。史実では、秀長の後継を巡る経緯は非常に切ない。
秀吉と秀長の姉・とも(宮澤エマさん)の子を婿養子に迎えたものの、享年17歳という若さで急死。その後、秀次事件の荒波に飲み込まれる形で、大和豊臣家は断絶の道を辿ることになった。秀長の正室・慈雲院は、その後大和の地で静かに余生を過ごしたという。
兄・秀吉と同じく、子宝に恵まれなかった秀長。もし彼に多くの子がいたならば、豊臣の歴史、ひいては日本の歴史は大きく変わっていたのかもしれない。
物語の幕開けを告げる「鐘」
前回と今回を合わせて、ようやく壮大な「第一話」が完結したような手応えがある。いよいよ豊臣兄弟の快進撃が始まるのだ、と胸が熱くなった。
終盤、田中要次さん演じる了雲和尚が唱えた「南無大師遍照金剛」。これは真言宗で最も大切にされる、弘法大師・空海への帰依を表す御宝号だ。
そして、兄弟の門出を祝福するように響き渡ったあの鐘。ロケ地は山形県寒河江市の『瑞宝山 本山慈恩寺』。ドラマがクランクインした記念すべき場所である。
あの鐘の音は、劇中の兄弟だけでなく、この新しい大河ドラマ自体のスタートを祝う「願いの鐘」だったのだろう。
追記


『ドラマ感想文』『テレビドラマ感想文』応募作品の二部門でスキの週間一位を獲得しました。皆様ありがとうございます。感謝!!
《了》
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