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【フェーズ3-5】 数字で、JDの裏取りをする。企業ポートフォリオの数字面 【ITエンジニアの卵に贈る、就活の書】

 この記事は「ITエンジニアの卵に贈る、就活の書」シリーズの一本です。シリーズ全体の目次はこちら(扉記事)からご覧いただけます。


 エンジニアを目指す学生のみなさん、こんにちは。クオリティアーツの池田です。

 ITエンジニアの卵に贈る、就活の書・フェーズ3-5の記事です。前回のフェーズ3-4では、3つ目の観点・採用ページと中途JDのお話をしました。技術発信をまとめて確認できる入り口と、入社後のキャリアの手がかりを読む視点でした。

 今回はフェーズ3の4つ目の観点、数字の実践に入ります。企業ポートフォリオには、言葉と発信だけでなく、数字があります。中途採用求人票の年収レンジ、離職率、平均勤続年数、有価証券報告書の従業員データ、ユースエール認定の指標、そして開発生産性の数字。言葉は書き手の工夫で印象を変えられますが、数字は、そのままの姿でしか公開できません。数字を開示する姿勢と、数字が示す実態は、その会社の透明性と誠実さを、いちばん率直に映します。

 新卒の就活中の方はもちろん、第二新卒として他社の面接に臨む場面でも、そのまま使える内容です。


1. 前提:数字を開示する姿勢が、いちばん率直なシグナル

 数字は、書き方の技術で操作するのが難しい情報です。JDの言葉は、書き手が工夫することで印象を変えられます。技術発信も、書き手のトーンで印象を変えられます。でも、離職率、平均勤続年数、平均年収、月平均残業時間などの数字は、そのままの姿でしか公開できません。数字を数字として開示するかどうか、そこにその会社の透明性が映ります。

 そして、日本の法・規制は、若者雇用促進法(2015年)で、企業に対して職場情報の開示制度を求めています。応募者から求められれば、以下の3類型ごとに、1つ以上の情報を開示する義務があります。

  • 募集・採用に関する状況:3年以内離職率、新規学卒採用者の男女別人数など

  • 職業能力の開発・向上に関する状況:研修の有無、自己啓発支援制度など

  • 企業における雇用管理に関する状況:月平均所定外労働時間、有給休暇の平均取得日数、育児休業取得数など

 さらに、ユースエール認定制度では、以下の基準を満たす中小企業を、厚生労働大臣が認定しています。

  • 直近3事業年度に新卒者など(新規学卒者、および新卒採用枠での既卒者)として正社員に就職した人の離職率が20%以下

  • 前事業年度の正社員の月平均所定外労働時間が20時間以下で、かつ、月平均の法定時間外労働が60時間以上の正社員が1人もいないこと(この2つは両方を満たす必要があります)

  • 有給休暇の平均取得日数が10日以上(正社員1人あたり)または、有給休暇の取得率が70%以上

 求められる前から数字を開示する会社は、法の趣旨を先取りしている会社です。数字を数字として、応募者に対して差し出している姿勢は、その会社の透明性を映します。

2. 企業ポートフォリオの数字面。5つの数字チャネル

 企業ポートフォリオの数字面を確かめるとき、次の5つのチャネルを丁寧に見ていきます。

2-1. チャネル1:中途採用求人票

 新卒求人票よりも、中途採用求人票のほうが、技術スタック・年収レンジ・待遇の実態が正直に映ることがあります。中途採用市場では、応募者が技術者としてすでに実力を持っているため、企業側も具体的に書かないと応募が集まりません。

  • 中途採用のJDに書かれている技術スタックは、新卒JDよりも具体的か

  • 年収レンジ(下限と上限)が、開示されているか

  • 待遇(フルフレックス、リモート、副業、書籍購入補助、カンファレンス派遣制度)が、具体的に書かれているか

  • 中途採用の職種の呼称が、新卒JDと一貫しているか

 中途採用求人票は、企業ポートフォリオの数字面のなかで、新卒学生さんが最も読みやすいチャネルです。

2-2. チャネル2:離職率と平均勤続年数

  • 新卒3年以内離職率(入社した年次を3年間追いかけた累計):厚生労働省の統計では、令和4年3月卒業者の新規大学卒就職者の3年以内離職率は33.8%

  • 年間離職率(1年間に何人が辞めたかの割合。雇用動向調査):情報通信業は令和6年雇用動向調査で約10.2%(全産業平均を下回る)

  • ユースエール認定基準:直近3事業年度の新卒者などの離職率が20%以下

  • 平均勤続年数:上場企業なら有価証券報告書に記載

 ここで、大切な注意点をひとつ。この2つの離職率は、まったく別の指標です。33.8%は「入社した人を3年間追いかけた累計」、10.2%は「1年間で何人が辞めたか」。母集団も期間も違うので、33.8%と10.2%を並べて比べることはできません。ユースエール認定の20%という目安は、前者(新卒3年以内離職率)に対する数字です。会社の数字を見るときは、まずどちらの離職率なのかを確かめてください。

 離職率と平均勤続年数は、その会社に社員が定着しているかを映します。ただし、業界や事業ステージによって適正値が異なるため、数字だけで判断せず、他の情報と組み合わせて読みます。

2-3. チャネル3:有価証券報告書(上場企業のみ)

  • 従業員数:会社の規模の実態

  • 平均年齢:組織の年齢構成

  • 平均年収:組織全体の年収水準の目安

  • 平均勤続年数:定着の指標

  • セグメント情報:事業の柱と収益構造

 上場企業の有価証券報告書は、EDINET(電子開示システム)で無料で閲覧できます。会社名と有価証券報告書のキーワードで検索して、直近の有価証券報告書を開いてみる。5分ほどで、会社の姿の一部が数字で見えてきます。

 ただし、平均年収は落とし穴があります。管理職や中途採用の高年収層で嵩上げされていることがあり、新卒の実態年収を示すものではありません。「平均年収800万円」と書いてあっても、新卒〜3年目の実態年収は450万〜500万円ということがあります。

2-4. チャネル4:ユースエール認定・くるみん認定・えるぼし認定

  • ユースエール認定:若者の採用・育成に積極的な中小企業を、厚生労働大臣が認定

  • くるみん認定:子育てサポートに積極的な企業を認定(プラチナくるみん、トライくるみんなど)

  • えるぼし認定:女性活躍推進に積極的な企業を認定

 これらの認定は、厚生労働省の公式データベースで検索できます。認定を受けている中小企業は、法の趣旨を先取りして、若者・子育て・女性活躍への姿勢を数字で示している会社です。

2-5. チャネル5:開発生産性の指標・外部指標

  • 開発生産性の指標:Findy Team+のような、組織のGitHub活動を解析して開発生産性を可視化するSaaSがあります。これは導入企業が自社の数字を見るためのツールなので、外から検索できるものではありません。導入している会社が、自社の技術ブログや登壇で「デプロイ頻度」「変更のリードタイム」といった数字を公開している場合に、それを読みます

  • OpenWork (旧Vorkers):社員のクチコミによる企業評価。1つ1つのクチコミは主観だが、100件以上集まったクチコミの傾向は、参考になる

  • 転職会議:社員のクチコミによる企業評価。OpenWorkと同様、傾向として読む

 外部指標は、真に受けすぎず、参考として読む姿勢が大切です。1つ1つのクチコミには書き手のバイアスがありますが、100件以上のクチコミの傾向は、企業の姿勢の1つの側面を映します。

3. 技術投資と多様性の数字を、応募先で確かめる

 5つの数字チャネルに加えて、良い会社が公開する数字には、技術投資と多様性に関わるものがあります。応募先の統合報告書、有価証券報告書、CSRレポート、採用ページの数字を眺めるとき、以下の観点も併せて確かめてみてください。

 先に、読み方の前提をひとつ。ここから挙げる4つは、すべてを満たしている会社は、上場企業でもごく少数です。全部そろっていないから落とす、という使い方はしないでください。この4つは、「ここまで開示している会社があるのだ」という上限を知っておくための物差しです。1つでも数字で語れている会社があれば、それは十分に手がかりになります。

3-1. 観点A:技術投資額と、その内訳

 良い会社の統合報告書やIR資料には、研究開発費だけでなく、技術書購入補助・カンファレンス派遣・研修費・資格取得補助・メンター制度の運営費など、技術投資と人材投資の内訳が具体的な数字で開示されています。営業投資と技術投資・人材投資のバランスがどう組み立てられているかが、数字の内訳から見えます。

3-2. 観点B:技術中期計画の3項目

 良い会社は、経営中期計画のなかで、技術投資・技術負債への向き合い方・技術人材育成の3つを、独立した項目として明示しています。売上や利益の目標だけでなく、5年後・10年後の技術の姿と、そこに到達するための技術人材の育成計画が、経営の言葉として書かれています。

3-3. 観点C:女性エンジニアと育休の数字

 良い会社は、エンジニア職の女性比率、女性エンジニアの育休取得率、育休からの復帰率、復帰後の配属先、復帰後の昇進履歴を、直近5年の推移で開示しています。数字の変化から、女性エンジニアが働き続けやすい環境になっているかどうかが、応募前に読み取れます。

3-4. 観点D:資格合格数と、技術発信の実績の両方を見る

 有資格者数(情報処理技術者試験、AWS認定、CKA/CKAD、技術士など)を採用パンフで示す会社があります。資格そのものは学びの一つの形として意味があります。良い会社は、資格の数と併せて、社員の技術発信履歴・OSS貢献・カンファレンス登壇の実績も、技術文化の指標として並列で公開しています。数字の両輪で応募先の技術文化を確かめてみてください。

4. 数字をJDの裏取りとして使う、5つの観点

 企業ポートフォリオの数字面をJDの裏取りとして使う、具体的な観点をお伝えします。

4-1. 裏取り1:中途採用求人票の技術スタックと、新卒JDの技術スタックの一貫性

 新卒JDに「幅広い技術に触れられます」と書いてあれば、中途採用求人票を検索して、実際にどんな技術スタックが並んでいるかを確かめます。中途採用JDが具体的で、新卒JDが抽象的な場合、新卒への説明の解像度が下がっているシグナルです。良い会社は、新卒JDも中途採用JDも、同じ粒度で技術スタックを書いています。

4-2. 裏取り2:離職率と、JDの「働きやすい環境」の一貫性

 新卒JDに「働きやすい環境」「風通しの良い職場」と書いてあれば、その会社の離職率を確かめます。ユースエール認定の基準である新卒3年以内離職率20%以下を目安にして(年間離職率と取り違えないでください)、開示されていない場合は、応募前の対面の場で、採用担当の方に問い合わせます。JDの言葉と離職率の実態が一致していない場合、JDの言葉が実態と乖離している可能性があります。

4-3. 裏取り3:有価証券報告書の平均勤続年数と、JDの「長く働ける環境」の一貫性

 新卒JDに「長期的なキャリアが描ける」「腰を据えて働ける」と書いてあれば、有価証券報告書の平均勤続年数を確かめます。上場企業なら、EDINETで確認できます。平均勤続年数が5年を超えていれば、社員がある程度定着している会社と読めます(この数字は業種と会社の設立年に強く左右されるので、目安として使ってください)。平均勤続年数が2〜3年しかない場合、若い会社(スタートアップ)である可能性もあれば、離職が多い会社である可能性もあります。他の指標と組み合わせて読みます。

4-4. 裏取り4:開発生産性の数字と、JDの「開発文化」の一貫性

 新卒JDに「開発生産性を大事にしています」「モダンな開発文化」と書いてあれば、その会社が開発生産性を数字で語っているかを確かめます。会社名と「開発生産性」「Four Keys」「デプロイ頻度」で検索し、技術ブログや登壇資料に具体的な数字が出てくるかを見てください。

 Four Keysは、ソフトウェア開発チームの状態を測る4つの指標(デプロイ頻度、変更のリードタイム、変更障害率、サービス復元時間)で、世界的に広く使われている物差しです。この4つを自社の数字で語れる会社は、開発生産性を組織的に測定して改善している会社です。そして、この問いは、技術ブログを持っていない会社にも使えます。対面の場で「開発の状態を測っている数字はありますか」と尋ねれば、測っている会社は答えられます。

4-5. 裏取り5:ユースエール認定・くるみん認定と、JDの「若手育成」「働きやすさ」の一貫性

 新卒JDに「若手の成長を支援」「働きやすい職場」と書いてあれば、その会社がユースエール認定・くるみん認定を受けているかを、厚生労働省のデータベースで確かめます。認定を受けている会社は、若手育成・子育て支援・働きやすさの数字を、公式に開示している会社です。

5. 数字を読むときの、3つの注意点

 数字を読むとき、次の3つの注意点を持ってください。

5-1. 注意点1:数字は氷山の一角

 離職率10%、平均勤続年数5年、平均年収600万円。これらの数字は、会社の姿の一部を映しますが、全体を映すわけではありません。数字だけで会社の良し悪しを断定しない姿勢が大切です。フェーズ3-2の9つの危険信号、フェーズ3-3の技術発信、フェーズ3-4の採用ページ・中途JD、フェーズ3-6の対面と組み合わせて、5つの観点の一貫性を読みます。

5-2. 注意点2:業界・ステージによって適正値が違う

 情報通信業の離職率10.2%と、飲食サービス業の離職率26.6%を比べても意味がありません(令和6年雇用動向調査)。同業種、同ステージの他社と比べる視点が大切です。スタートアップの平均勤続年数が2〜3年でも、それは会社の若さを映しているだけで、離職の問題とは限りません。

5-3. 注意点3:平均年収の落とし穴

 有価証券報告書に「平均年収800万円」と書いてあっても、それは新卒の年収を示すものではありません。管理職や中途採用の高年収層で嵩上げされていることがあります。新卒の年収は、新卒JDに書かれている月給・賞与から自分で計算する、または応募前のカジュアル面談で「3年目・5年目の実態年収」を問い合わせるのが確実です。

6. 良い会社の数字の開示例

 具体例で、良い会社の数字の開示の姿を並べます。以下は、私の25年の観察と、業界で数字の開示が進んでいると広く認識されている会社の一部です。

6-1. 上場企業を中心に、数字を開示している会社

  • サイバーエージェント:有価証券報告書で従業員数・平均年齢・平均勤続年数・平均年収を開示、Engineering Blogで開発生産性の話も発信

  • DeNA:有価証券報告書に加え、統合報告書で人事戦略や技術戦略を開示

  • メルカリ:有価証券報告書、統合報告書、Diversity Reportで多様性の数字も開示

  • SmartHR:執筆時点で非上場ながら、給与や職場情報を積極的に開示、開発生産性の指標も自社で公開

  • freee:有価証券報告書、統合報告書で技術投資の姿勢を開示

 ここに挙がる会社は、いずれも東証プライム上場級の大手・メガベンチャーです。ただし、数字を丁寧に開示する姿勢は、企業規模や知名度とは独立した話です。地方の中堅・中小企業でも、次の6-2で扱うユースエール認定のように、公的な制度を通じて数字を開示している会社は少なくありません。大手だから数字を開示できる、というわけではなく、開示する意思のある会社が開示している、という見方で読んでください。

6-2. ユースエール認定を受けている企業

 厚生労働省のユースエール認定企業データベースで、認定を受けている中小企業を検索できます。若者育成に積極的な中小企業を見つけたい場合、このデータベースが起点になります。

6-3. 開発生産性の数字を、自ら公開している企業

 開発生産性の指標を自社の技術ブログや登壇で公開している会社があります。会社名と「開発生産性」「Four Keys」で検索してみてください。数字を外に出している会社は、開発文化への投資を、社内の実感ではなく計測に基づいて進めている会社です。

7. プロフェッションとして育つ環境を持つ会社は、数字を先に差し出している

 シリーズ全体を貫く上位原則を、この記事でも確認します。その会社は、エンジニアをプロフェッションとして育つ環境を持っているか

 プロフェッションとして育つ環境を持つ会社は、数字を求められる前に差し出しています。若者雇用促進法が求めているのは「応募者から求められた場合の開示」ですが、良い会社は、求められる前から求人票と採用ページに書いています。離職率、月平均の残業時間、有給の取得率、賞与の前年度実績。開示は、応募者を一人の対等な相手として扱うかどうかの、いちばん数字らしい現れ方です。

 そして、これは会社の規模とも上場の有無とも関係がありません。非上場の会社にも、ハローワークの求人票に添える青少年雇用情報(若者雇用促進法の3類型を記載する様式)があり、決算公告があり、ユースエール認定があります。数字を差し出す経路は、規模を問わず用意されています。使っているかどうかだけが違うのです。

 ひとつ、みなさんに知っておいてほしいことがあります。若者雇用促進法の3類型の情報は、応募者であるみなさんが「求めれば」開示されます。数字が公開されていない会社に出会ったら、それで終わりにせず、採用担当の方に「若者雇用促進法の職場情報を教えてください」と丁寧に依頼してみてください。求めることは、まったく失礼なことではありません。法律が、みなさんにその権利を用意しています。

まとめ

 本記事では、数字で、JDの裏取りをする視点をお話ししました。

 数字を開示する姿勢こそが、いちばん率直なシグナルです。基準となるのは、若者雇用促進法やユースエール認定でした。5つの数字チャネルは、中途採用求人票、離職率と平均勤続年数、有価証券報告書、ユースエール認定・くるみん認定・えるぼし認定、開発生産性の指標とOpenWork・転職会議。フェーズ2-2の3要素、公開・質・第三者の目利きは、企業ポートフォリオの数字面にもそのまま適用できます。数字をJDの裏取りとして使う5つの観点は、技術スタックの一貫性、離職率、平均勤続年数、開発生産性の数字、認定制度です。なかでも離職率は、新卒3年以内離職率と年間離職率という別の指標があることを、取り違えないでください。数字を読むときの3つの注意点は、氷山の一角であること、業界・ステージによる違い、平均年収の落とし穴。良い会社の数字の開示例としては、有価証券報告書、ユースエール認定、開発生産性の数字の公開が挙げられます。

 次のフェーズ3-6では、5つ目の観点・対面(カジュアル面談・OB訪問・企業説明会)のお話に進みます。応募を決める前の、最後のお見合いの旅です。

エンジニアの卵のみなさんへ、エール

 数字を読むのは、就活の中でいちばん地味な作業のひとつです。EDINETで有価証券報告書を開く、厚生労働省のデータベースを検索する、気になる会社の開発生産性の数字を探してみる。派手さはありませんが、この地味な作業が、5年後・10年後のみなさんの手元に、じわりと効いてきます。

 私自身、25年近く前、就活のときに有価証券報告書を読む物差しを持っていませんでした。当時はEDINETもユースエール認定もなく、開発生産性を数字で語る文化もなく、数字で会社を読む道具がいまほど整っていませんでした。あの頃なかった数字の道具が、いまのみなさんの手元には豊かに揃っています。この道具を、使ってください。

 今週、なにか一つ、始めてみてください。気になる会社の名前とEDINETで検索して、有価証券報告書を開いてみる。平均勤続年数の数字だけでも眺めてみる。厚生労働省のユースエール認定データベースで、気になる中小企業が認定を受けているかを検索してみる。中途採用求人票と新卒JDを並べて、技術スタックの粒度を比べてみる。どれか1つで、本記事の1歩目です。

 そして、フェーズ3-6で、5つ目の観点・対面のお話でお会いしましょう。応募を決める前の、最後のお見合いです。

 一緒に歩きましょう。ボン・ボヤージュ。素敵な旅を。


次の記事はフェーズ3-6「カジュアル面談・OB訪問・企業説明会で、応募前に実際に接続する。応募を決める前の、最後のお見合い」です。


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