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【フェーズ2-2】 強いポートフォリオの作り方。公開と質、そして第三者の目利き 【ITエンジニアの卵に贈る、就活の書】

 この記事は「ITエンジニアの卵に贈る、就活の書」シリーズの一本です。シリーズ全体の目次はこちら(扉記事)からご覧いただけます。


 エンジニアを目指す学生のみなさん、こんにちは。クオリティアーツの池田です。

 ITエンジニアの卵に贈る、就活の書・フェーズ2-2の記事です。前回のフェーズ2-1では、なぜ作るのかという土台の考え方をお話ししました。プロフェッションの視座と、企業の募集要項の視座が、同じ方向を指している。だから学生時代のうちに、その方向へ着実に一歩を踏み出しておいてほしい、という話でした。

 今回はその続きです。では、どう作れば強いポートフォリオになるのか。この記事は、フェーズ2の実践各論11本(2-32-13)すべてを貫く共通軸として、書きます。GitHubを育てるときも、技術ブログを書くときも、勉強会で発表するときも、長期インターンを積むときも、この記事で扱う原則が同じ形で活きてきます。

 新卒の就活中の方はもちろん、第二新卒として他社の面接に臨む場面でも、この視点はそのまま持ち込めます。


1. そもそもポートフォリオとは何か

 ポートフォリオという言葉は、就活の場面では、あなたが学生時代に作った経験を、束ねて見せるための道具を指します。GitHub上に並んだリポジトリ、公開している技術ブログ、勉強会で登壇したときのスライド、参加したハッカソンの成果物、長期インターン先で担当したプロジェクト、コミュニティ運営のクレジット。こういった一つ一つが、ポートフォリオを構成する部品です。

 多くのIT企業は、書類選考や一次面接の前に、候補者の名前とハンドルネームで、GitHub、技術ブログ、Qiita、Zenn、X(旧Twitter)、Speaker Deckなどを検索します。私自身、面接する側の立場で候補者の名前を検索したことは、数え切れないほどあります。世界に見える形で成果物が置かれていれば、動くコードと積み上がったコミット、書かれた記事、公開されたスライドが、口頭の説明よりも雄弁に、あなたを語ってくれます。

 序章-1で語ったプロフェッションの視座から見ると、ポートフォリオは、単なる就活のツールではありません。自分が積み上げてきた学びと実践を、公衆に対して開いておくという、プロフェッションとしての自然な態度そのものです。

 IEEE-CS/ACMのソフトウェアエンジニア倫理綱領で言えば、生涯続く自己研鑽の記録が、外から見える形で残っている状態です。就活のためだけの一時的な化粧ではなく、プロフェッションとしての生涯を通じて育て続ける自分自身の外側、と考えてみてください。

2. ポートフォリオが未来を分ける

 もう一つ、フェーズ2-1でも触れた事実を、ここでもう少し丁寧に確認しておきます。

 書類選考は、その企業の人と実際に会えるかどうかを決める、最初の関門です。書類段階を通ることができなければ、その先の面接でどんな話ができるかも、内定式の日を迎えることも、5年後の育つ環境も、すべて始まりません。

 その書類選考で、企業側が見るのは、履歴書とエントリーシートの文字だけではありません。名前で検索して出てくる、あなたの成果物の総体を見ます。この時点で、成果物が世界に見える形で置かれているかどうかが、大きな分岐点になります。手元のパソコンにどれだけ素晴らしいものを溜め込んでいても、検索して出てこなければ、企業側から見ると存在していないのと同じ扱いになります。

 序章-2で語った世界基準のエンジニアが、GitHubの公開リポジトリ、OSSへのコントリビューション、技術ブログ、カンファレンス登壇スライドを、当たり前のように積み上げているのは、単なる文化ではありません。世界の同業者と対等に渡り合うために、自分の学びと成果を、公衆に対して開いておくのが自然だからです。

 学生時代のうちに、その世界の入口に立っておくこと。それがフェーズ2「作る」で、私がみなさんにお渡ししたい視座です。

3. 強いポートフォリオの3つの条件

 ここから本題です。強いポートフォリオには、次の3つの条件があります。

  1. 公開されていること

  2. 見に来た人が意図を追えること

  3. 公開してよい質になっていること

 一つずつ、順に見ていきます。

3-1. 条件1:公開されていること

 公開されていない成果物は、就活の場面では存在していないのと同じ、というのが本記事の入口です。

 公開の場所は、次のような世界標準のプラットフォームを使います。名前で検索したときに、すぐたどり着ける場所です。

  • GitHub:コード、README、コミット履歴、リポジトリ一覧、Contributions グラフ

  • 技術ブログ:Qiita、Zenn、はてなブログ、Medium、独自ドメインの静的サイト

  • スライド共有:Speaker Deck、Docswell、SlideShare

  • プロダクトの公開:Vercel、Netlify、GitHub Pages、Cloudflare Pages、独自ドメイン

  • プロフィールの集約:個人ポートフォリオサイト、Wantedly、LinkedIn、X(旧Twitter)のプロフィール

 大切なのは、あなたの本名またはハンドルネームで、世界のどこからでも検索してたどり着けること。GitHubの Public リポジトリだけがあって、他の場所からリンクが張られていない状態だと、企業側の検索で見つかるまでに手間がかかります。プロフィールを集約する1つのランディングページから、各成果物にリンクが伸びている構造がおすすめです。個人ポートフォリオサイトはそれ自体は凝った作りである必要はありません。GitHub Pages の1枚のHTMLでも十分機能します。

 学生時代のみなさんに、ささやかなお願いを一つ。匿名アカウントと就活アカウントの整合を、早めに整えておいてください。GitHub のハンドルネームと、Zenn の表示名と、X のアカウント名が、同じ人物のものだと分かるようにしておく。この一手間だけで、企業側の検索の解像度が大きく上がります。

3-2. 条件2:見に来た人が意図を追えること

 公開されているだけでは、まだ強いポートフォリオになりません。見に来た人が、あなたの意図と過程と学びを追える形になっていることが、次の条件です。

 具体的には、それぞれの成果物に、次のような言葉が添えられていること:

  • 背景と目的:どんな問題意識で作ったか、何を解決したかったか

  • 使用技術:どんな技術スタックで実装したか

  • 技術選定の理由:なぜその技術を選んだか

  • こだわりのポイント:どこに時間をかけたか

  • 直面した課題と解決策:ぶつかった壁と、どう乗り越えたか

  • 今後の展望:次にやりたいこと

 この6つの観点は、私が並べた抽象論ではなく、実際にLayerX株式会社が新卒応募者に対してポートフォリオに含めてほしい要素として、採用サイトで公式に明示している構造です(出典:LayerX新卒採用ページ)。企業側が、単に「何を作ったか」ではなく、なぜそれを作り、どう考え、何を学んだのかまで含めて見ようとしているという事実が、そのままJDに書かれているわけです。

 これは、序章-1で語ったプロフェッションの姿と、はっきり重なります。エンジニアは、動くコードを納める職人であると同時に、自分の判断と成長に責任を持つ専門職です。何を、なぜ、どう作ったのかを言葉にできる人は、就活の場面だけでなく、社会人になってからのプロフェッションの現場でも、強く必要とされます。

 具体的な形としては、GitHubのリポジトリなら README に、技術ブログなら 記事本文 に、スライドなら 説明ページのdescription に、この6要素を短くてもいいので言葉にしておく。これだけで、成果物の受け取られ方が大きく変わります。

3-3. 条件3:公開してよい質になっていること

 3つ目は、質の話です。ここは、フェーズ2の入口で、はっきりお伝えしておきたい部分です。

 公開されているからこそ、その中身が問われる。動かないコード、READMEのない断片、他人のチュートリアルの写経がそのまま残っている放置リポジトリ、意図が読み取れない古い実験。こういうものは、あることでかえって減点材料になり得ます。

 学生時代の作品ですから、完成度そのものは高くなくてかまいません。世界を驚かせるプロダクトを作る必要も、企業の本番システムに耐えるコードを書く必要もありません。ただし、次のことは押さえておいてほしい:

  • 動くこと:READMEに書かれた手順で、他人の環境でも動くこと

  • コードが読めること:命名、コメント、ファイル構成が、他人が読める形になっていること

  • 他人の作品との違いが自分の言葉で説明できること:チュートリアルの写経であっても、自分がどこを変え、なぜ変えたかを説明できれば、それは自分の作品として意味を持ちます

 もう一つ、付け加えておきたい観点があります。テストコードやCI設定など、品質への配慮がうかがえる痕跡です。ソフトウェアテストや品質保証は、大学の授業で深く扱われることが少ない分野です。だからこそ、学生時代のうちに自分から一歩踏み込んで、ユニットテストを書く、GitHub Actionsで簡単なCIを回す、といった痕跡をポートフォリオに残しておくと、採用側のエンジニアから見て、明確な差別化要因になります。

 就職してからは、テストと品質は現場でもっとも重視される要素の一つになります。学生のうちにその視点を持っていたという事実は、書類選考や面接で、そのまま強い印象として伝わります。フェーズ2-4で、テストと品質保証を学ぶための技術書とJSTQBのシラバスを紹介しています。

 公開する前に、一度、他人の目で自分の成果物を見直す。この一手間は、フェーズ2のすべての各論で共通します。

 フェーズ2-4「技術書を、血肉にする」で扱う写経の位置づけ、フェーズ2-5「GitHubを、公開の場のハブとして育てる」で扱うリポジトリの整え方、フェーズ2-6「ハッカソンで、短距離の成果物を残す」で扱う成果物の後処理。それぞれの各論で、公開してよい質にどう仕上げるかを、丁寧に扱っていきます。

 なお、過去に勢いで公開したものの、いま見返すと質が低いと感じるリポジトリや記事があることもあります。そういうときは、READMEを整えて成長の過程として位置づけ直すアーカイブ状態にするプライベート化する、といった選択肢があります。過去の作品と正直に向き合い、いまの自分にとって公開してよい形に整える。この作業自体が、プロフェッションとしての第一歩でもあります。

4. そしてもう一段。第三者が目利きした場所に、あなたの名前が載る

 ここまでの3つの条件は、あなた自身が管理する場所での公開についての話でした。強いポートフォリオには、さらにその上の段階があります。

 自分のアカウントに自分で置いた作品と、学会・カンファレンス・コミュニティ・OSSプロジェクトといった、他人のページに、目利きを経て自分の名前が載っている実績とでは、企業から見た信用の重さがまったく違います。

 自分のGitHubに自分でリポジトリを公開するのは、意志があれば誰でもできます。けれど、次のような場所に自分の名前が載るためには、第三者の目を通ります。

  • カンファレンス・勉強会の登壇者ページ(connpass、Doorkeeper、公式サイトのプログラム欄)

  • Speaker Deckなどのスライド共有サービスの、カンファレンス公式アカウントに集約された発表一覧

  • 学会の論文誌・技術発表会のプログラム、採録リスト

  • OSSプロジェクトのContributors欄、Changelog、リリースノートの謝辞

  • 技術系書籍の共著者・共訳者リスト、雑誌記事の執筆者クレジット

  • コミュニティ・技術者団体の運営メンバー・実行委員リスト

  • ハッカソン・コンテストの入賞者ページ、主催団体の受賞者アーカイブ

 これらの場所に名前が載るためには、CFP(Call For Proposals:登壇提案の公募)に通る、査読を通る、コミュニティのメンテナーに認められる、コンテストで審査を通る、といった第三者による評価を経ています。

 企業が候補者を検索したとき、自分の作品ページだけが並ぶ人と、主催団体・カンファレンス・学会・OSSプロジェクトといった第三者のページにも自分の名前が繰り返し載っている人とでは、書類選考の重みが変わります。自分で「これは価値があります」と主張する自作の公開と、第三者が「この人と、この作品を、私たちの場に載せる価値がある」と目利きした結果としての掲載。後者は、あなたの言葉ではなく、他人の言葉で、あなたの実績を語ってくれます。

 この差は、企業側から見て決定的です。目利きが働く場所への掲載は、あなたの実力に対する公式な認証として機能します。

 学生時代のみなさんに、いま持ってほしい視座は、この一つです。公開する場所を自分のアカウントの中だけに閉じない

 フェーズ2-6のハッカソン、フェーズ2-8の技術ブログ(Advent Calendar等の共同企画)、フェーズ2-9の勉強会での発表、フェーズ2-11の長期インターン、フェーズ2-12のコミュニティ運営。それぞれの各論で扱う活動は、実は第三者の目利きが働く場所に、自分の名前を残す機会そのものでもあります。フェーズ2の実践各論11本(2-32-13)を、この視点でつなぎ直してみてください。

5. 束ねて見せる:ポートフォリオを1つの入口に集約する

 強いポートフォリオのもう一つの側面は、束ね方です。GitHubのリポジトリ、技術ブログ、スライド、登壇履歴、インターン先での成果物、コミュニティ運営のクレジット。これらがバラバラに散らばっている状態と、1つの入口ページに集約されている状態では、企業側の受け取り方が違います。

 集約の方法は、シンプルで構いません。次のような形が、学生時代のうちにできる範囲です。

  • GitHub Pages / Vercel / Netlify で、静的な1枚のプロフィールページを作る

  • Notion の公開ページで、成果物一覧を整理する

  • Wantedly のプロフィール を、技術発信の入口として整える

  • 独自ドメイン を取得して、ランディングページを1つ立てる(学生でも年数千円で運用可)

 このページには、次のような要素を並べます。

  • 自己紹介(技術的な関心事、志望する技術ドメイン、いま学んでいること)

  • 主要な成果物へのリンク(プロダクト、GitHubリポジトリ、技術ブログ、スライド、登壇履歴)

  • 経歴(学業、インターン、コミュニティ活動、受賞歴)

  • 各種プラットフォームへのリンク(GitHub、Qiita、Zenn、Speaker Deck、X、LinkedIn)

 エントリーシートやレジュメの1行目に、このURLを書けるようにしておく。これがフェーズ2を通じて目指す、束ねられたポートフォリオの姿です。フェーズ2-14で、この束ね方をもう一度、点・線・面・立体の視座で扱います。ここではまず、1つのランディングページに束ねるという意識を、頭の隅に置いてください。

6. 学生時代のうちにできる、小さな第一歩

 強いポートフォリオを、いきなり完璧な形で作る必要はありません。むしろ、小さな第一歩から始めて、フェーズ2の各論を歩きながら、少しずつ育てていくのが自然です。

 いまこの記事を読んでいる時点でできる、具体的な第一歩を挙げてみます。

  • GitHub のアカウントを作り、プロフィールREADMEを1つ書く:これだけで検索でヒットするようになります

  • Qiita、Zenn、はてなブログのいずれかにアカウントを作り、直近で学んだことを1本記事にする:写経の記録でも、授業のレポートの要約でも、はじめの1本として意味を持ちます

  • 既存の GitHub リポジトリを1つ選んで、READMEを書き直す:目的、使用技術、動かし方、こだわり、を短く整理するだけで、公開してよい質に近づきます

  • プロフィールを1つのランディングページに集約する:静的HTML1枚でも、Notion公開ページでも構いません

  • 匿名アカウントと就活アカウントの整合:ハンドルネームを整えて、同一人物と分かるようにする

 今週、この中から1つだけ、始めてみてください。その1歩が、フェーズ2の各論すべてを歩く土台になります

7. プロフェッションとして育つ環境を持つ会社は、この視座を大切にしている

 シリーズ全体を貫く上位原則を、本記事でも一度確認しておきます。その会社は、エンジニアをプロフェッションとして育つ環境を持っているか。これがシリーズ全体の見立てです。

 プロフェッションとして育つ環境を持つ会社は、多くの場合、社員自身が公開と質と第三者の目利きの文化を実践しています。技術発信のオウンドメディアを長年運営していたり、社員がカンファレンスに登壇するのを会社として支援していたり、OSS活動の時間を業務内で認めていたり、社内勉強会と社外勉強会のスポンサーを継続していたり、社員の技術書執筆や翻訳を後押ししていたりします。

 技術と若手エンジニアへの向き合い方は、経営層や部課長の言葉のなかに、いちばん正直に表れます。募集要項の1行、選考プロセスの1手順、技術発信の1本、内定式の1コマ。学生さんの目には、それらを合わせて読んだときに、その会社が本当にエンジニアをプロフェッションとして育てようとしているかどうかが、じわりと見えてきます。

 学生時代に強いポートフォリオを育てておくことは、プロフェッションとして育つ環境を持つ会社に、対等な立場で出会うための準備でもあります。フェーズ3「接続する」で、その会社たちとどう出会うかを扱っていきます。

まとめ

 本記事では、フェーズ2「作る」の各論すべてを貫く共通軸として、強いポートフォリオの作り方をお話ししました。要点は次のとおりです。

 ポートフォリオは、自分が積み上げてきた学びと実践を公衆に対して開いておくという、プロフェッションとしての自然な態度です。強いポートフォリオの3つの条件は、公開されていること、見に来た人が意図を追えること、公開してよい質になっていることです。

 さらにもう一段深めるなら、第三者の目利きが働く場所に自分の名前が載ることを目指します。カンファレンス登壇、学会採録、OSS Contributors、書籍クレジット、コミュニティ運営、コンテスト入賞などがその場所です。バラバラの成果物を1つのランディングページに集約し、束ねて見せることも大切です。小さな第一歩としては、GitHubのプロフィールREADME、技術ブログ1本、既存リポジトリのREADME整備、プロフィールの集約、アカウントの整合から始めてみてください。

 次のフェーズ2-3以降では、この土台の上に、実践各論11本(2-32-13)を1本ずつ深掘りしていきます。学業、技術書、GitHub、ハッカソン、時間設計、技術ブログ、勉強会での発表、IT企業でのバイト、長期インターン、社外コミュニティ、大学における研究。

 それぞれの各論で、フェーズ2-1の「なぜ作るのか」と、本記事の「公開と質と第三者の目利き」が、繰り返し姿を見せます。

 そしてフェーズ2の最終回、フェーズ2-14では、これらを点・線・面、そしてその先の立体という視座で束ね直します。

エンジニアの卵のみなさんへ、エール

 「公開する」ということに、必要以上に構えないでください。強いポートフォリオは、いきなり完璧な形で立ち上がるものではありません。小さな一歩を、公開してよい質で残す。それを、フェーズ2の各論を歩きながら、少しずつ積み上げていく。この繰り返しの中で、あなたのポートフォリオは、自然に強くなっていきます。

 正直、私自身、若い頃を思い返すと、公開することにためらう気持ちを何度も感じました。「まだ未熟なコードを世界に晒すのが恥ずかしい」「もっと勉強してからにしよう」。そのためらいは、自然な気持ちです。

 ただ、25年歩いてきていま思うのは、未熟なうちから公開の場に立った人ほど、その後の育ちが速い、ということです。他人の目に晒されることで、次に何を学ぶべきかが見え、他のエンジニアからの助言が届き、同じテーマに関心を持つ仲間と出会う。公開は、あなた一人の作業ではなく、世界のエンジニアたちとの対話の始まりです。

 今週、なにか一つ、公開してみてください。それが、フェーズ2の1歩目です。

 一緒に歩きましょう。ボン・ボヤージュ。素敵な旅を。


次の記事はフェーズ2-3「学業で作ったものを残す。授業と卒業研究を、履歴書に書ける成果物に育てる」です。


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