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#06:介護福祉士実務者研修の講習に通いながら初任者研修〜実務者研修までの講義内容をアウトプットしてみる

ガッキーパフパフになります。
前回は、介護職員初任者研修の記事内容は

第4章 介護・福祉サービスの理解と医療との連携
第1節介護保険制度介護保険制度創設の背景および目的、動向
② 介護保険制度のしくみの基礎的理解
制度を支える財源、組織・団体の機能と役割

第2節 医療との連携とリハビリテーション医行為と介護
訪問看護と介護の役割と連携

になります。興味ある方は以下の記事をどうぞ

このシリーズは、ガッキーパフパフの学びのアウトプットも兼ねながら、介護職、介護業界、介護など福祉に興味がない人が興味をもつキッカケになればと思い記事にしてUPています。

本日の記事の内容は以下になります。

第4章 介護・福祉サービスの理解と医療との連携

第3節 リハビリテーションの理念障害者総合支援制度

障害者福祉制度の理念
障害者の総合支援制度のしくみの基礎的理解

第4節 個人の権利を守る制度個人の権利を守る制度の概要

初任者研修のテキストから


障害者支援と権利擁護

【プロフェッショナル介護の教科書】障害者支援と権利擁護のしくみ――利用者を支える制度の全体像

質の高い介護を提供するためには、介護保険制度の理解に加え、障害のある方々を支えるための専門的な制度や、すべての利用者の権利を守るための法的な枠組みについて知ることが不可欠です。

この記事では、介護の教科書・第4章から、「障害者総合支援制度」と「個人の権利を守る制度」という二つの重要なテーマについて、その理念から具体的な仕組みまでを詳細に解説します。

障害というものを現代ではどのように捉えるのか。障害のある方の自立した生活を、社会はどのように支えているのか。そして、判断能力が不十分になった方の財産や契約を、誰がどのように守るのか。これらの知識は、介護職が利用者の尊厳ある生活を支える上で、羅針盤となるものです。

ICFの視点

第1部:障害者総合支援制度――すべての人の「暮らし」と「参加」を支える

1. 障害のとらえ方と制度の理念

①「障害」の二つの側面とICFの視点

現代の福祉において、「障害」は単に個人の心身機能の問題(医学モデル)としてだけでなく、その人を取り巻く社会のあり方との関係性の中で捉えられます(社会モデル)。

障害者基本法では、「障害」を個人の心身機能の障害と、それによって日常生活や社会生活を送る上での障壁となる**「社会的障壁」**(事物、制度、慣行、観念など)の相互作用によって生じる状態と定義しています。

この考え方をより具体的に示したものが、WHO(世界保健機関)が採択した**ICF(国際生活機能分類)**です。ICFは、かつての国際障害分類(ICIDH)が「機能障害→能力障害→社会的不利」という一方向的なマイナス面で障害を捉えていたのに対し、人の「生活機能」をプラスの視点から多角的に捉えます。

ICFでは、「健康状態」を基盤に、**「心身機能・身体構造」「活動」「参加」という生活機能の3つの次元と、それらに影響を与える「環境因子」「個人因子」**という背景因子が、すべて相互に作用しあっていると考えます。この視点を持つことで、私たちは「障害があるからできない」のではなく、「環境を整え、本人の力を引き出すことで、活動や社会参加をどう豊かにしていくか」という、前向きで建設的な「よくする介護」を考えることができるのです。

② 制度の変遷と「障害者総合支援法」

日本の障害者福祉制度は、利用者本位の考え方を基盤に進化を続けてきました。

2003年の支援費制度導入により、利用者が自らサービスを選択し、事業者と契約する仕組みが始まりましたが、財源の問題や、精神障害が対象外という「制度の谷間」が課題でした。 これを解決するため、2006年に身体・知的・精神の三障害を一元化した障害者自立支援法が施行されました。 しかし、利用者負担の増加という新たな課題が生じたため、さらなる見直しを経て、2012年に現在の**「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(障害者総合支援法)」**が成立しました。

この法律は、共生社会の実現を基本理念とし、障害者の範囲に難病等を加えるなど、より包括的な支援を目指しています。

2. 障害者総合支援制度のサービス内容

障害者総合支援法が提供するサービスは、個々のニーズに応じて給付される「自立支援給付」と、地域の実情に合わせて市町村が柔軟に実施する「地域生活支援事業」の二つに大別されます。

① 自立支援給付

自立支援給付は、さらに以下の種類に分かれています。

  • 介護給付: 日常生活に必要な介護を提供するサービスです。

    • 居宅介護(ホームヘルプ): 自宅での入浴、排泄、食事などの介護。

    • 重度訪問介護: 重度の障害があり常に介護が必要な方に、自宅での介護から外出支援まで総合的に提供。

    • 同行援護: 視覚障害のある方の外出を支援。

    • 行動援護: 知的障害や精神障害により行動上著しい困難がある方の外出や行動を支援。

    • 生活介護: 常に介護が必要な方に、昼間に施設で入浴や食事の介護、創作・生産活動の機会を提供。

    • 短期入所(ショートステイ): 家族が病気の時などに、短期間施設で夜間も含めた介護を提供。

    • 施設入所支援: 施設に入所している方に、主に夜間の介護を提供。

  • 訓練等給付: 自立した生活や就労のために必要な訓練を行うサービスです。

    • 自立訓練(機能訓練・生活訓練): 身体機能や生活能力の維持・向上のための訓練。

    • 就労移行支援: 一般企業への就労を目指すための訓練。

    • 就労継続支援(A型・B型): 一般企業での就労が困難な方に、働く場を提供。

    • 共同生活援助(グループホーム): 地域のアパートや一戸建てで、共同生活を送りながら、相談や日常生活上の援助を受ける。

  • 自立支援医療: 障害の除去・軽減のための医療費の自己負担を軽減する制度です(更生医療、育成医療、精神通院医療)。

  • 補装具: 義肢や車いすなど、身体機能を補う用具の購入・修理費用を支給します。

  • 相談支援: サービス利用計画の作成(計画相談支援)や、地域生活への移行・定着を支援(地域相談支援)します。

② 地域生活支援事業

市町村や都道府県が、地域の実情に応じて柔軟に実施する事業です。

  • 市町村の事業例: 相談支援事業、成年後見制度利用支援事業、手話通訳などを派遣する意思疎通支援事業、日常生活用具の給付、移動支援事業など。

  • 都道府県の事業例: 発達障害など専門性の高い相談支援や、広域的な支援事業など。


3. サービスの利用手続き

介護保険と同様に、サービスの利用は市町村への申請から始まります。

  1. 受付・申請: 市町村の窓口に相談・申請します。

  2. サービス等利用計画案の作成: 相談支援事業者が、本人の意向を聞きながら計画案を作成します。

  3. 障害支援区分の認定: 介護給付を希望する場合、サービスの必要性を判断するため、全国一律の80項目の調査や医師の意見書を基に、市町村審査会が障害支援区分(区分1〜6の6段階)を認定します。

  4. 支給決定: 市町村は、計画案や障害支援区分を勘案して、支給するサービスの種類と量を決定します。

  5. サービス担当者会議: 関係者が集まり、サービス等利用計画を完成させます。

  6. 契約・サービス利用開始: 利用者はサービス事業者と契約を結び、サービスの利用が始まります。

4. 利用者負担

障害福祉サービスの利用者負担は、所得に応じて負担上限月額が設定されています。 世帯の収入状況に応じて、生活保護世帯・低所得世帯は0円、市町村民税課税世帯は9,300円または37,200円が上限となります。 これに加え、食費や光熱費などは実費負担となりますが、低所得の方には減免措置があります。


個人情報 権利を守る

第2部:個人の権利を守る制度――安心してサービスを利用するために

利用者が自らの意思でサービスを選択し、尊厳ある生活を送るためには、その権利を守るための様々な制度の支えが不可欠です。

1. 個人情報保護に関する制度

介護の現場では、氏名、病歴、家族関係など、極めて重要な個人情報を取り扱います。

  • 個人情報保護法: 個人の権利利益を保護することを目的に制定された法律です。介護職は、「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイダンス」に沿った対応が求められます。

  • 秘密保持義務: 社会福祉士及び介護福祉士法第46条では、介護職に厳格な秘密保持義務を課しており、正当な理由なく職務上知り得た秘密を漏らすことを禁じています。この義務は、離職後も生涯続きます。


個人を守る

2. 日常生活自立支援事業

これは、認知症や知的障害、精神障害などにより判断能力が不十分な方を対象とした、福祉サービスの利用援助や日常的な金銭管理を支援する事業です。 事業の実施主体は都道府県・指定都市の社会福祉協議会で、実際の窓口業務は市町村の社会福祉協議会が行っています。 本人との契約に基づいて行われるため、契約内容を理解できる程度の判断能力があることが利用の条件となります。

【主な援助内容】

  • 福祉サービスの利用手続きの手伝い、利用料の支払い手続き

  • 年金や福祉手当の受領手続き、公共料金や医療費の支払い手続き

  • 預貯金の払戻しや預け入れの手続き

  • 通帳や年金証書、権利証などの重要書類の預かり


3. 成年後見制度

判断能力が不十分な方々を、法的な側面から保護し、支援するための制度です。 財産管理(預貯金の管理、不動産の処分など)や、身上監護(介護サービスの契約、施設入所契約など)を行います。

① 法定後見制度

すでに判断能力が不十分な方について、本人や親族などの申立てにより、家庭裁判所が援助者(後見人・保佐人・補助人)を選任する制度です。本人の判断能力の程度に応じて、以下の3つの類型があります。

  • 後見: 判断能力が全くない方が対象。成年後見人が本人に代わって全ての法律行為を行います。

  • 保佐: 判断能力が著しく不十分な方が対象。保佐人は、本人が重要な法律行為(借金、不動産売買など)を行う際に同意を与えたり、本人が同意なく行った行為を取り消したりします。

  • 補助: 判断能力が不十分な方が対象。申立ての範囲内で、特定の法律行為について補助人が同意や取消しを行います。

② 任意後見制度

こちらは、将来の判断能力の低下に備えるための制度です。 本人に十分な判断能力があるうちに、将来自分の代理人となってほしい人(任意後見人)と、委任する事務の内容(財産管理など)を、あらかじめ公正証書による契約で決めておくものです。 本人の判断能力が低下した後に、家庭裁判所が任意後見監督人を選任することで、契約の効力が生じます。

4. 消費者保護に関する制度

判断能力が低下した高齢者などは、悪徳商法の被害に遭いやすい傾向があります。こうした被害から消費者を守るための法律があります。

  • 消費者契約法: 事業者と消費者の間の情報格差などを前提に、不当な勧誘による契約の取消しや、消費者に一方的に不利益な契約条項を無効にすることを定めています。

  • 特定商取引法: 訪問販売や電話勧誘販売など、トラブルが生じやすい特定の取引について、事業者が守るべきルールや、消費者が無条件で契約を解除できるクーリング・オフ制度などを定めています。


5. 苦情解決・第三者評価

提供される福祉サービスの質を担保し、利用者の権利を守るための仕組みも整備されています。

  • 苦情解決制度: 利用したサービスに不満や苦情がある場合、まずはサービスを提供している事業者との話し合いで解決を目指します。 各事業者には苦情受付担当者や第三者委員の設置が義務付けられています。 それでも解決しない場合は、市町村や国民健康保険団体連合会(国保連)に苦情を申し立てることができます。

  • 福祉サービス第三者評価事業: 公正・中立な第三者機関が、専門的・客観的な立場から福祉サービス事業所の事業運営を評価し、結果を公表する仕組みです。 これにより、事業者は自らの課題を把握しサービスの質向上に努め、利用者はサービス選択のための客観的な情報を得ることができます。



共生社会

おわりに

ここまで、障害のある方の生活を支えるための「障害者総合支援制度」と、すべての利用者の尊厳と安全な暮らしを守るための「権利擁護の制度」について、詳しく見てきました。

これら二つの大きな枠組みは、いわば社会のセーフティネットを構成する、車の両輪のようなものです。 一方は、個々人がその人らしく自立した生活を送るために、積極的なサービスや支援を提供する「アクセル」の役割を果たします。 そしてもう一方は、判断能力の低下や社会的な立場の弱さから生じる様々なリスクから個人を守る、「ブレーキ」や「ガードレール」の役割を担っています。

介護の専門職は、日々の身体的なケアを提供するだけでなく、これらの複雑な制度を理解し、利用者が享受できる権利やサービスを見過ごすことがないよう、アンテナを張り巡らせる役割も期待されています。 利用者の生活に最も近い存在として、その小さな変化や声にならないSOSに気づき、適切な支援や制度に繋いでいくこと。 それもまた、現代の介護職に求められる、極めて重要な専門性の一つと言えるでしょう。

介護保険制度、障害者総合支援制度、そして個人の権利を守る数々の仕組み。 これらが互いに連携し機能することで、誰もが社会から孤立することなく、安心してその人らしい生活を送ることができる「共生社会」が実現していくのです。


最後まで記事をよんでくれた皆様ありがとうございます。(^ヮ^)/

国の制度で「障害者総合支援制度」と、すべての利用者の尊厳と安全な暮らしを守るための「権利擁護の制度」、誰もが社会から孤立することなく、安心してその人らしい生活を送ることができる「共生社会」などコンセプトなどよかったですよね。

介護職の初任者研修の講義内容シリーズはまだまだつづくので次回作もお楽しみにしていてくださいね。ヽ(>∀<☆)ノ


最後まで記事読んでくれて、ありがとう。


最後まで記事読んでくれて、ありがとうございます。

【番外編】GAKKYパフパフの気になる!介護・福祉記事コレクション ( ‾́ ◡ ‾́ ) o(>ω<)o

ここからは、私GAKKYパフパフが「これは素敵だな」「ぜひ知ってほしいな」と感じた、介護や福祉にまつわる記事を愛情込めてご紹介します。介護職の仕事内容や悩み、スキルアップの話、そして心温まる感動のストーリーなど、様々な角度からピックアップしました。 あなたにとって、新たな発見や学びのキッカケになる一記事と出会えれば嬉しいです♬(๑˘︶˘๑)


最後の最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。 そして、素晴らしい記事を届けてくださった介護士の皆様に、心からの敬意と感謝を。

よろしければ、ぜひガッキーパフパフをフォローして、次の投稿をお待ちいただけると嬉しいです。(^ヮ^)/



noteの『みんなのフォトギャラリー』に、記事で使いやすいイラストをたくさん投稿しています。

検索で「 ishi99 」と探すと見つかります。あなたの創作活動のお役に立てれば嬉しいです!


介護過程 展開 アセスメント 評価 修正
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家族 コミュニケーション 利用者 信頼関係
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