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「変な絵」なのに、なぜこんなに美しいんだろう?― ピカソ meets ポール・スミス展(国立新美術館)

数あるnoteの中から
おいでいただきまして
ありがとうございます。

よろしければ
ほんの少しの間
声を聴くアート鑑賞に
お付き合いいただけましたら
嬉しいです。

今回は
国立新美術館(東京・六本木)で
開催された
ピカソ meets ポール・スミス
ー遊び心の冒険へ 展の
レポートをお届けしたいと思います。

今回は軽めの記事にしてみました。
2026年9月21日まで開催中です。

お気軽に読んでいただけたら
うれしいです。



大ピカソ展!

大ゴッホ展の次週に
伺いました。
ピカソの絵が
あまりにも豪華に
集まっていまして
また、展示方法も丁寧で。

大満足で、
「むしろこっちの方が
大ピカソ展だ!!」
と、思わずもらしてしまいました。

(大ゴッホ展のレビューにて
「『大』ではないかな」
という感想だったため
下記の記事に書いております。。)

ここ数年で
ピカソの絵が展示された
特別展の中では
とりわけ点数も多かったと思います。

(2022年に開催された
ベルリン国立
ベルクグリューン美術館展が
記憶に新しいですが
あちらは
ピカソは45点前後だったかと。
https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2022picasso.html

また展示されていた作品も
キュビズム時代が中心で
素晴らしい作品が
多いと感じました。

逆に、キュビズム以前の作品を
より多くみたい方にとっては
少し足りない内容になるのかもしれません。

ただ、一つひとつの展示が丁寧で
どのルームも美しいので
そういった楽しみもできる
豪華で丁寧な展示だと感じました。

「ポールスミス」と付いているので
ピカソの絵が
どれだけあるのか、
そして、楽しめるのか不安。
という方は心配無用で、
きっと満足できますので
ぜひ行かれてみてください。

ピカソは本能的に美しい


ピカソの描く女性って、
不思議なんです。
顔は崩れているし
普通に見れば「変わった絵」。
なのに
一瞬で「きれい」と思ってしまう。


一見
「子どもの絵みたい」
と感じるかもしれません。

しかし
目に飛び込んできたときに
本能的に美しいものを見た瞬間の
「わあ、美しい!」
という感情が
流れ込んでくるのです。

いまだに私自身
「変な絵w」という私と
「なんて美しいんだ」という私が
同時に存在する絵。
不思議です。

パブロ・ピカソ 腕を重ねて座る女 1937年
綺麗!
美しさに惹かれて
久しぶりにミュージアムショップでメモを買ってしまいました。


ピカソはかわいい

何度かピカソに着目する
特別展には
足を運んでいたのですが

ピカソがこんなに
「かわいい」とは
知らなかったんですよね。

か、かわいい。。

なにこれかわいい。

かわいい作品は
陶器も方に多いようにも
感じます。

展示リストにも
展示解説版にも
すべての作品名が書いてありますので
当てられるか
挑戦してみてください。

かわいい絵はここにも

かわいい。

ピカソは焼き物も
たくさん制作していて
ピカソ・セラミックを
中心に展示している
ヨックモックミュージアムは
いつか訪問したいなと
かねがね思っておりましたが

こちらにも
「パブロ・ピカソ《牧神パンの頭部》unique,1947年10月11日」

があるようです!
かわいいピカソが好きなら
こちらの方が好みに合うかもしれませんね。

展示部屋が美しい

今回の展示は
ピカソの展示に
ポール・スミスが
会場レイアウトを考案した
特別展示なので
会場のレイアウト・デザインの
特別感があります。

パリ国立ピカソ美術館が所蔵するパブロ・ピカソ(1881—1973)の作品にインスピレーションを得て、英国人デザイナーのポール・スミスが会場のレイアウトを考案する、かつてない展覧会。自由な発想で創り上げられた会場は、色鮮やかさと楽しい驚きに満ちています。「青の時代」の《男の肖像》や《アルルカンに扮したパウロ》など約80点を緩やかな時系列で紹介します。本展は2023年パリで開催されたピカソ没後50周年記念の特別展「ピカソ・セレブレーション:コレクションに新たな光を!」を基にした国際巡回展です。

ピカソmeetsポール・スミス展 公式サイトより

どのお部屋も
ピカソの絵にインスピレーションを得た
特別な様相でした。

私個人としては
ピカソの絵を見に行きたい!
という動機でしたので
ピカソの絵の鑑賞の
邪魔になってしまったらどうしよう
と、ちょっと邪推してしまったのですが
そこはさすがのポール・スミスで。
ピカソに対する
リスペクトが感じられる
展示だったと思います。

ちなみに壁は上部が
途中で切れています。
ポール・スミスは
「上まで全部壁を繋げてくれ」と
依頼したらしいですね。
さすがに予算もスケジュールも
厳しいとのことで
勘弁してもらった、的なことを
こちらの特別展の
スペシャル番組(テレビ)にて
国立新美術館の方が
お話されていました。

大御所デザイナーからの
無茶振りは
ご担当の方も
大層気を揉まれたことでしょう・・・

まとめ

いかがでしたでしょうか。
ピカソのキュビズムが
少しとっつきづらい、、という方も
「かわいい」の視点でも
楽しめることに
ご興味をもってもらえたら
嬉しいです。

9月21日まで。
ぜひご訪問ください。



記事をまとめてみました。
ご興味のある記事がありましたらぜひお読みください!
はじめに01 -絵の声を聴く、アート鑑賞について- 好きな画家さん一覧
https://note.com/killamaru/n/n0cb504116a87
書き始めた経緯やこのNoteの説明など
はじめに02 -アートの声を聴く鑑賞について-
https://note.com/killamaru/n/n3b42879699f8
「はじめに」の続きですが、私のNoteの中では、♡率が高くて、ありがたいです。
はじめに03 -審美眼は何年で身につくもの?
https://note.com/killamaru/n/ne9792bc439fe
<ドイツ旅2026>
ドイツから戻ってきました -2026.01.13 近況報告-
https://note.com/killamaru/n/nce677f79afbc
デューラーと話したくて家に2回おしかけた話 - デューラーズハウス -
https://note.com/killamaru/n/n681100d72660
フェルメール報告会 - ドイツ旅で鑑賞した絵のレポート -
https://note.com/killamaru/n/n9509726b7b11
フェルメールに隠された法則 - 嫌いだったフェルメールが好きになれた秘密 - [ディープ]
https://note.com/killamaru/n/nab3fbbd02386
<若冲>
若冲からはじめて呼ばれた話 -泉屋博古館東京-
https://note.com/killamaru/n/n79a61287feed
若冲は、今日も私を呼ぶかしら - 三井記念美術館「円山応挙」展 -
https://note.com/killamaru/n/na07051e46676
若冲は、もう1人の天才にためらう、の話 - 東京藝大美術館 -相国寺展
https://note.com/killamaru/n/n85b940e93ef9
<ゴッホ>
[ディープ]ゴッホのひまわりって、おいしいの? - 西洋美術館 ロンドン・ナショナル・ギャラリー展
https://note.com/killamaru/n/n69330619f156
「あなたはどんな鑑賞タイプ?」と「ゴッホの死相」について ゴッホ展 -東京都美術館-
https://note.com/killamaru/n/na3e315c32ca0
ゴッホ美術館(アムステルダム)に行ってきた -美術館レビュー(絵多め)-
https://note.com/killamaru/n/n4e65dea66a63
おいしそうな絵はここにも(ピエール・ボナール) -「ひまわり」異変の後日談-
https://note.com/killamaru/n/n32920ae6c2de
<美術展>
ブラックホールを作りだせる画家 -仙厓展@出光美術館- [ディープ]
https://note.com/killamaru/n/n576fe4a903b7
絵から音がしない理由 -ユトリロ展(SOMPO美術館)-
https://note.com/killamaru/n/nd086f4b57077
定家にきゅんきゅん -国宝熊野御幸記と藤原定家展レポート(三井記念美術館)-
https://note.com/killamaru/n/ne15a8591b9e4
伊勢物語展 -根津美術館- 岩佐又兵衛に感じるもの
https://note.com/killamaru/n/n522358cdf891
僧侶の背中には、実は何があったのか -特別展「運慶 祈りの空間―興福寺北円堂」-
https://note.com/killamaru/n/nb87fb034c08e
マチュピチュの展示じゃない?!けど、興味深い -マチュピチュ展-
https://note.com/killamaru/n/n5dd9d6de4666

<岡本太郎とウォーホル>
岡本太郎の絵をめくってバックヤードをのぞいた話[ディープ] - ウォーホルの続き -
https://note.com/killamaru/n/ndd21dc5e0255
アンディ・ウォーホル「SERIAL PORTRAITS」展(ルイヴィトン) - 岡本太郎のために力をお借りします -
https://note.com/killamaru/n/ndd1a969b04ba
<ランキング>
[異変の起こった美術展ランキング]2025年行った美術展の中から)
https://note.com/killamaru/n/n853c88ce272c


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