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第5話:『証券会社の進化—野村・大和・SMBC日興の成長戦略』金融業界編 全12話

証券会社の進化—野村・大和・SMBC日興の成長戦略

こんにちは、ユキです。
前回の第4話では「ネット銀行」に焦点を当て、SBIや楽天、住信SBIネット銀行の成長ぶりと、その背後にある「IT文化」と「グループ連携」について深掘りしてきました。お金を借りる・預けるだけにとどまらず、ブロックチェーン送金やスーパーアプリ戦略など、ネット銀行が次々に仕掛ける新しい動きがとても興味深かったですね。

そして今回の第5話では、同じ「金融業界」でもまた異なる景色を見せる証券会社にフォーカスしたいと思います。
私自身、株式や投資信託といった投資商品の存在は知っていても、「証券会社って何してるところだろう?」という疑問がずっとありました。単に「株を売買する場所」なのか、それとももっと幅広いサービスを提供しているのか――。
実際、日本の証券会社は、歴史的に個人投資家の株取引を支えてきただけでなく、企業のM&Aや資本調達、海外展開、デリバティブの扱いなど多岐にわたる役割を担っているようです。しかも、最近はロボアドバイザーやネット証券などの台頭で、また大きく変化しつつあるとか。

……というわけで、今日もおなじみの“うさぎ先生”を相棒に、“野村・大和・SMBC日興”といった大手証券会社がどう進化してきたのか、そして今後、仮想通貨やデジタル証券との関係はどうなるのか――夜ふかし対話で深掘りしていきます。ちょっとマニアックなテーマかもしれませんが、私たちの生活にも意外と関わるので、ぜひ一緒に読み解いてみましょう。

🐰Kino Takenoの音楽も宜しくお願いします!


4話はこちらから👇

⬛︎金融業界シリーズ

第1話:『金融業界の全体像—お金の流れを作る仕組み』
第2話:『メガバンクの覇権—三菱UFJ・三井住友・みずほの戦略』
第3話:『地方銀行の役割—地域経済を支える金融機関』
第4話:『ネット銀行の挑戦—SBI・楽天・住信SBIネット銀行の成長戦略』
第5話:『証券会社の進化—野村・大和・SMBC日興の成長戦略』
第6話:『保険業界の改革—日本生命・第一生命・明治安田の戦略』
第7話:『クレジットカード・決済の進化—JCB・VISA・MasterCardの覇権争い』
第8話:『フィンテック革命—PayPay・LINE Pay・メルペイの戦略』
第9話:『投資信託・資産運用—GPIF・楽天証券・SBI証券の動向』
第10話:『中央銀行の役割—日銀・FRB・ECBの金融政策』
第11話:『仮想通貨・ブロックチェーン—ビットコイン・イーサリアムの未来』
第12話:『未来の金融業界—テクノロジーが変えるお金の流れ』
全12話

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証券の世界にいきますよ!

証券会社の概要と歴史的背景

証券会社ってどんな役割? 

夜のリビングで、私は例によってコーヒーを飲みながら、うさぎ先生と向かい合う。

「先生、そもそも証券会社って、何をする場所なんでしょう? 私みたいな素人からすると ‘株を買うときに使うところ’ くらいのイメージなんですけど……」

うさぎ先生はウサギ耳をくすぐりながらゆったり頷く。「ユキくん、それが半分正解だね。確かに個人投資家が株や投資信託を売買するとき、証券会社を経由する。でも本質的には、 ‘企業や政府が資金を集める際に、株式や債券を投資家に販売する役割’ を担っているんだよ。資本市場投資家を繋ぐゲートウェイと言えるかな」

「なるほど。銀行が ‘融資’ という形で企業にお金を貸すのに対して、証券会社は ‘株式や債券などの発行を通じて広く投資家からお金を集める’ 仕組みをサポートするわけですね」

先生はにっこり。「Exactly. これが ‘間接金融’(銀行融資)と ‘直接金融’(株・債券発行) の違いだ。日本では戦後しばらく銀行融資が中心だったけど、経済が成長するにつれ ‘証券市場を活用した資金調達’ が重要になってきた。そこに証券会社が存在感を示し始めたわけ」


戦後からバブル期までの証券会社の歩み

私は続けて、「先生、野村や大和ってすごく古い企業ですよね。どういう歴史で大きくなったんでしょう?」と問いかける。

先生はホワイトボードを出し、ざっと年表を書く。

  • 戦後直後~高度成長期(1950~70年代)

    • GHQ(連合国軍総司令部)による財閥解体で、一時期、株式市場が低迷。しかし経済復興が進むにつれ、企業が株式や社債で資金調達を行う場が拡大。証券会社は株式ブローカーや引受業務で成長。

  • バブル期(1980年代後半)

    • 株式市場や土地価格が猛烈に上昇し、証券会社は個人投資家や企業からの手数料収入で莫大な利益。**“金融ビッグバン前夜”**とも言える旺盛な動き。派手な接待やディーリングもあった。

「野村證券が ‘営業力’ で個人投資家を大勢取り込み、‘証券会社といえば野村’ というイメージが根付いたのはこの頃とも言えるね。大和證券や日興證券も負けじと海外進出や企業のM&Aをサポートし始めた」と先生。

「なるほど。戦後の高度成長期~バブル期にかけて、どんどん拡大してきたんだ。じゃあ、バブル崩壊後はどうだったんでしょう?」

先生は少し苦い顔をする。「バブル崩壊で株価が暴落し、多くの証券会社が損失を抱えた。手数料収入も大幅ダウンし、リストラや海外撤退などに追い込まれた例もある。そこから立ち直るまでには時間がかかったけど、90年代後半から金融ビッグバンで規制緩和が進み、投資信託やデリバティブが普及して新たな収益源を開拓していったんだ」

取引所の人って忙しそうに何をしているんだろう?

大手証券(野村・大和・SMBC日興)と海外展開の流れ

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