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まめまめしく尽くす、羽のついた夫:サイチョウに学ぶ、愛の条件


愛を貫いたオシドリ夫婦

息子と一緒に、おばあちゃんに会いに行った。息子にとっては大切な祖母。私にとっては、元夫のお母さん――アメリカの母。別居や離婚で元夫とゴタゴタしていた頃も、義理の両親との絆は揺らぐことなく続いてきた。彼女は今年で93歳になる。

今もどうにか元気に暮らしているけれど、10年前に天国に旅立った最愛の夫のことを思うと、胸が締めつけられることがある。と涙目になった。家族にはとても優しいおじいちゃんだった。温かい思い出しか残っていない。戦争から戻った祖父と結婚した彼女。60年の歳月を共にした仲睦まじい夫婦だった。

生涯にただ一人のパートナーを貫く価値観は、今の時代ではむしろ稀かもしれない。私自身の考え方とは違うけれど、それでもとても尊いと思うし、そうあり続けられる人を心から尊敬する。

人間にも、こんなふうに「生涯のつがい」がある。そして自然界にも――。


鳥たちの驚くべき愛のかたち

SNSを見ていると、なぜか定期的に流れてくるのが、BBCのサイチョウ鳥ドキュメンタリー。気づくとまた最後まで見ちゃってる(笑)。「純粋な愛」を見せつけられている気分になるから、すごく好き。

サイチョウのメスは、卵を産むと木の穴にこもり、自分で泥を塗り固めて入り口を封鎖してしまう。外に出られない、まさに命がけの引きこもり生活。

彼女とヒナを養えるかどうかは、オスの餌運びにかかっている。

じっと巣穴から外をのぞくメス。その視線は、どこか「今日の夕飯ちゃんと買ってきた?」と待つ妻そのもの。オスはせっせと餌を運ぶけど、自分の分は後回し。獲物の大部分をメスとヒナに渡すのが基本ルール。

じっと外を見つめるメス。愛しいし、面白い


まめまめしく尽くす、羽のついた亭主

しかも、メスには好き嫌いがある。
赤い実をくちばしで突き返して「これじゃない」なんてことも。まるで「今日はパスタじゃなくて寿司が食べたいの」って言う私たちみたい(笑)。そんなときオスは、仕方なく虫を探しに行く。

だからこそ、メスは夫選びに超慎重。
さぼりグセのある夫や浮気者を選んでしまったら、即アウト。命がかかってるからこそ、条件はただひとつ――「どれだけ私とヒナを優先しながら、なおかつ生き抜く力があるか」。

その見極めのために、サイチョウにはなんと「婚前テスト」がある。

オスがどれだけ誠実に餌を運び続けるか。巣穴での給餌リハーサル。あえてメスが巣に入らずオスを試す“誠意チェック”。まるで結婚前に「ゴミ出し忘れる男は失格!」とジャッジするみたいで笑える。

こうした厳しい試験をクリアしたとき、ようやくメスは「この人と一生添い遂げる」と決める。人間よりずっとシビア。でも本質は似てるかも。

結局、必要なのは、ルックスでも言葉でもなく、「誠実さ」と「継続力」。



まとめ

サイチョウの夫婦は、命がけのリハーサルを経て結ばれる。
私たちはそこまで泥を塗り固めなくてもいいけれど(笑)、最後に残るのは同じ問いかも。「誰と一緒なら、心から安心できるか」

だからこそ私は、声を大にして伝えたい。
――相手の誠実さを、最優先で見極めるといいよ♡



こんなことを言っている私も最初の結婚は破綻したけど、相手の誠実さのおかげで離婚後も養育権争いはなかった。国際離婚は大変なので、この部分はとても感謝している。今もまあいい関係は続いている。そして再婚するときも、ここをしっかり見極めたことで、今は楽しく暮らせている。


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