小さな習慣|違いこそ、めぐみ── 同じでなくていいという対話のはじまり
こんにちは、桐生純子です。
私は、「違いこそ、めぐみ」という言葉が好きです。
講演や研修の場でも、
よくこの話をします。
たとえば、みなさんに、こんな問いを投げかけます。
・どんな景色が好きですか
・あなたの苦手は何ですか
・あなたにとって勇気とは何ですか
少し考えてみると、
答えは、きっと人それぞれです。
十人いれば十通り。
百人いれば百通り。
誰一人として、同じにはなりません。
でも、それは間違いではなく、
豊かさのかたちだと思うのです。
違いがあるから、見えるもの
私たちは、同じ考えの人といると安心します。
話が早い。
わかってもらえている気がする。
けれど、
違う考えに出会ったとき、
初めて自分の輪郭が浮かび上がることがあります。
「私は、こう感じていたんだ」
「私は、これを大切にしたかったんだ」
そう気づく瞬間です。
違いは、対立の種ではなく、
自分を知るための、静かな鏡なのかもしれません。
共感は、「同じ」からではなく
共感というと、
「私も同じです」と言うことだと思いがちです。
でも、本当の共感は、
違いを知ったあとに生まれるものかもしれません。
相手にも、
大切にしているものがある。
自分にも、
守りたい感覚がある。
その二つを並べて見つめたとき、
はじめて、
静かな理解が育っていきます。
同じになる必要はありません。
違いを持ったまま、
向き合えること。
そのとき、関係は少しだけ、やわらぎます。
(※前回の「相手の話を奪わない共感」の記事は、ここにつながっています。
まず、自分を知ることから
対話の学びは、
話し方を上手にすることではありません。
まず、
「私は、何を大切にしているのか」
そこに気づくことから始まります。
そして次に、
目の前の人にも、
同じように大切にしているものがあると知ること。
そのとき、関係は静かに変わりはじめます。
それでも、うまくいかないとき
思いが伝わらず、
心がざわつくこともあります。
そんなときこそ、思い出してみてください。
違いこそ、めぐみ。
違いを越えて理解しようとした時間の中に、
ほんとうの共感は育っていきます。
同じであることより、
違いを持ったまま向き合えること。
その積み重ねの中で、
私たちは少しずつ、
自分に近づいていくのかもしれません。
今日の小さな習慣
今日、誰かと話すとき。
「違うな」と感じた瞬間に、
もう一歩だけ、相手の言葉を聞いてみる。
その数秒が、
対話を少しだけ、やわらかくしてくれるかもしれません。
静かな学びは、
たいてい、違いの中から始まります。
🌙こうした「言葉と距離感」の話を、
noteで少しずつ続けています。
合う方は、フォローしていただけたら嬉しいです。
今日のひとこと
みんなちがって、みんないい
もし、読んでいて
「少し立ち止まりたいな」と感じるところがあったら。
こちらもおすすめの記事です。
・自分で決めたことを、ちゃんと自分のものにするという選択
・仕事のコミュニケーションがうまくいかない本当の理由
・自分が好きな自分を知ろう〜モチベーションとは〜
今の状態に近いものから、
必要なところだけ、拾ってもらえたら嬉しいです。
Profile
桐生 純子|コミュニケーショントレーナー
多くの対話の現場を経て、
今は、ひとりで抱え込まずに
自分の感覚に戻っていくための
個人向けコーチングを行っています。
PS.公式LINEでは
日常の中で取り入れやすい小さなワークや、
心の整え方についてのコラムも配信しています。
必要なときに、必要な分だけ。
気になったタイミングで、そっと覗いてもらえたら嬉しいです。
リンクはプロフィール欄にまとめています。
きょうもいい日になりますね🌹
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