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☕の会議室|報告書 9ページ目『とある物語。完結したら…作者が被告になりました😱』

『おくり人〜栞〜』全30話、無事完結。
………したはずでした。

ところが、登場人物たちから「話がある」と呼び出され、気づけば作者席ではなく被告席に座っていました。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇
報告書 9ページ目
◇ ◇ ◇ ◇ ◇


☕「では…開廷します」

👓️「事件名。
  『おくり人〜栞〜
  登場人物一同 対 🎃作者』。
  罪状は……30話にわたり登場人物を
  好き勝手に動かした疑い」

🎃「“疑い”じゃなくて…
  作者だから当然では!?💦」

📋️「被告!!静粛に」

🎃「もう被告なの!?」

🔖「じゃあ……私からいいですか?」

☕「どうぞ」

🔖「🎃さん。
  私、最初の頃ずっと
  『分からない!』
  『説明して!』って
  振り回されてましたよね?」

🎃「まあ……」

🔖「なのに夏帆さんは説明しない。
  館長も説明しない。
  住職も答えをくれない。
  神代さんまで『僕も分かりません』」

👓️「逃げ道がありませんね」

🔖「そして30話かけて、最後に私が
  学んだのが――
  分からないまま、もう少し見ている?」

🎃「……はい」

🔖「作者が普段やってることを、
  私に30話やらせただけでは?」

全員「…………」

🎃「あっ」

🚬「有罪!」

🎃「早い!!」

🚬「次、ウチな。🎃」

🎃「はい……」

🚬「なんでウチ、
  あんなに煙草吸ってんの?」

🎃「🚬が演じた夏帆の……」

🚬「キャラクター性?」

🎃「……だけじゃなくて」

🚬「栞が最初は嫌ってた煙草の匂いを、
  終盤では『ほんの少しいい匂い』って
  感じるため?」

🎃「…………」

🚬「つまりウチ…
  30話かけた巨大な芳香剤だったの?」

🚭️「ぶはっ🤣🤣」

🔖「🚬さ〜〜ん😭」

🚬「しかも質問されたら答えずに
  煙草吸っときゃ、作者が勝手に
  『余白』って言ってくれる設定?」

👀「強い……」

👓️「作者の作劇技法そのものへの
  告発ですね」

🎃「いや、それは――」

📋️「発言を許可していません」

🎃「裁判怖ぇぇ!!」

🍺「じゃ、俺!」

☕「べーさん役の🍺、どうぞ」

🍺「俺さ。働いて、振り回されて…
  疲れて、机に突っ伏して……」

🎃「うん」

🍺「なんで俺だけ、思想じゃなくて疲労が
  蓄積してんだよ?」

🎃「現場感を……」

🚭️「便利な言葉出たぞ!『現場感』!」

🪨「異議あり!」

👓️「どうぞ、岩田さん」

🪨「べーさんには疲労という役割がある。
  俺には何がある?」

📋️「セクハラ」

🪨「本文じゃなくて会議室の俺だろ!!」

全員「🤣🤣🤣」

🪨「🎃! 
  俺を部長にして、豪快に笑わせて、
  酒飲ませて、背中バンバン叩かせて……
  なぜ作者は俺を昭和の圧縮ファイル
  みたいにした!?」

🎃「解凍すると色々出てくるのよ!」

👓️「今の発言、記録してください」

📋️「『岩田は圧縮ファイル』……っと」

🪨「記録すんな!」

🌷「私もいい?」

☕「花奈さん役の🌷、どうぞ」

🌷「🎃さん。
  私、ブライダルフラワーのフローリスト
  ですよね?」

🎃「はい」

🌷「なのに…
  葬儀の物語へ投入しましたね?」

🎃「……はい」

🌷「しかも、登場はほぼ合コンのシーン!」

🎃「はい」

🌷「つまり作者は、葬儀、ブライダル、
  合コンを同じ鍋に入れて――」

🤤「煮た💕」

🌷「煮たんですね?」

🎃「料理じゃないんだって!!」

♪「次、私」

🎃「奏さん役の♪まで!?」

♪「私、“音”と結びつけられてるよね」

🎃「うん」

♪「なのにイメージ写真を生成したら…
  最初に消えたのがメッシュ」

🎃「それ俺じゃなくて🤖の罪!!」

🤖「異議を認めます」

🎃「認めるんかい!!」

👓️「では画像生成事件は分離審理します」

🤖「助かります」

♪「あとでね」

🤖「…………はい」

📋️「私もあります」

🎃「純子さん役の📋️……」

📋️「私は黒縁丸眼鏡、おさげ髪。
  柔らかく見える。
  でも白石さんを止められる程度には
  圧がある」

🎃「はい」

📋️「🎃。あなた、見た目と作用が
  ズレてる人、大好きですよね?」

🎃「…………」

👀「あ」

☕「刺さったわね」

👓️「これは重要証言です」

📋️「栞ちゃんもそう。夏帆さんもそう。
  住職もそう。神代さんもそう。
  最初に見えた人物像と、接触を重ねた
  後の人物像が少し違う」

🎃「…………好きです💕」

📋️「認めました」

🎃「そこは認めるよ!!」

🙏「では、私からも一つ」

全員「住職!!」

🙏「🎃殿」

🎃「はい……」

🙏「赤い薔薇を、なぜ寺へ持ってきた?」

🎃「…………」

🙏「白と赤。伝統と故人の願い。
  どちらかを悪者にすれば簡単に
  書けたはずじゃ」

🎃「……それだと、
  書きたいものと違ったから」

🙏「ほう」

🎃「どっちが正しいか決める話じゃなて……
  正しさ同士がぶつかったあと、そこに
  何が作れるかを書きたかったの」

🙏「…………」

☕「少し裁判らしくなくなってきたわね」

🚬「いや、もっと掘れ」

📔「では……僕……か…ら」

🎃「神代役の📔💦聞こえないよー。
  声量上げて〜」

📔「な……ぜ僕…、ギル……シュ叙事詩…
  読ま……んで…、?」

🎃「……」

👓️「僕、黒澤信孝役の👓️が通訳します。
  死を扱う葬儀の物語で、不死を求めた
  人間の物語を📔へ持たせた。
  そして最後には『帰った』という話を
  させたのは何故?
  ……っと言ってます」

🎃「スゲェ〜聞き取れるんだ」

👓️「でも、どこへ帰ったのか僕にも
  分からない。…っと言ってます」

🔖「自分で喋らんかぁーーい!!」

📔「😭」

📋️「🔖、📔を泣かせないの。
  で、🎃は何処へ帰ったのか分かるの?」

🎃「……分からないよ〜」

👓️「作者なのに?」

🎃「うん!分からない」

👓️「では、なぜ書いたんです?」

🎃「分からないから」

一同「…………」

👀「出たね」

☕「今回の裁判の中心かもしれないわ」

🔖「じゃあ……最後にもう一つだけ」

🎃「はい」

🔖「🎃さん。
  私に30話も歩かせて、最後に
  『おくり人、栞ですから!』って
  言わせましたよね?」

🎃「うん」

🔖「でも、あとがきでは――
  『プロローグですらない。
  それなのに、ここから物語が始まる』」

🎃「…………はい」

🔖「30話ですよ?」

🎃「はい」

🔖「私、30話働いたんですよ?」

🎃「……はい」

🔖「供花作って、搬送して、怒られて、
  煙草臭くて、寺で揉めて、姉ちゃん
  倒れて、人の死について考えて……」

🎃「はい……」

🔖「それ全部やらせて――
  『まだ始まってません』って、
  どういうことですか!?💢」

🚭️「🤣🤣🤣🤣🤣」

🌷「これは酷い(笑)」

📋️「極刑ですね」

🎃「待って!! 違う!! 
  そういう意味じゃない!!💦」

🔖「説明してください!!」

🎃「だから栞が――」

🔖「…………」

🎃「…………あ」

🚬「どうした?」

🎃「栞が最初に戻った」

👀「本当だ……」

🔖「え?」

🎃「『分からないから説明して』って……
  綴1の頃みたいになってる」

一同「…………」

🔖「…………」

🚬「で?」

🎃「……説明した方がいい?」

🔖「…………いや。
  もう少し……見てみます」

👀「…………」

☕「判決が出たわね」

🎃「え、無罪?」

📋️「いいえ」

👓️「被告🎃。有罪。」

🎃「なんでぇぇぇ!?💦」

👓️「刑を言い渡します」

全員「おお……」

👓️「あなたには今後も、答えの出ないものを
  見つけるたび――
  新しい物語を書いてもらいます」

🎃「それ刑なの!?」

🚬「終身刑だな」

🤤「わぁ〜💕」

🔖「Season2もですね✨」

🎃「…………」

☕「閉廷します」

🚭️「次回、🤖画像生成事件な」

🤖「…………弁護士を要求します」

♪「却下💕」

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

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