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FIELD NOTE|SONY α9IIIで追う、梅と桜とメジロの春


SONY a9III + FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS + 1.4X テレコンバーター SEL14TC
家から車で3分のスポット。道民なので歩いたり電車乗るのは好きではないの大体車で移動する。ラッキーな事にこのスポットは車が停めれる。東京は本当に不便で1世紀くらい時代が遅れている気がするね。人が多すぎるが庭に桜や梅を植えている家が多く小鳥達の餌場になっている。札幌よりもメジロを撮影するのは簡単だ。
SONY a9III + FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS + 1.4X テレコンバーター SEL14TC
メジロは、桜なら何でも好きというわけではない。 観察していると、明らかに寒緋桜(カンヒザクラ)に強く引き寄せられているように見える。 濃いピンク色の花。 そして下向きに咲くベル型の花。 この形が、蜜を守っているのかもしれない。 気温が上がる朝には、花の奥にかなり濃い蜜が出てくるのか? メジロはそれをよく知っている。 枝に止まると、花の中に頭を入れて、次々と蜜を吸っていく。 本当に忙しそうだ。 面白いのは、ソメイヨシノではこの光景があまり見られないこと。 もちろん来ることはあるが、寒緋桜ほど夢中になっている感じはない。 花の形なのか、蜜の量なのか、糖度なのか。 理由は分からないが、 メジロには明らかに好みがあるようだ。 撮影は待ち時間が長い。 数時間待って、撮影できるのはほんの数分。 それでも、寒緋桜の枝にメジロが来る瞬間は、 春が始まったことを教えてくれる。


SONY a9III + FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS + 1.4X テレコンバーター SEL14TC
寒緋桜(カンヒザクラ)にメジロが集まっていた。 ベル型で濃いピンクの花で、蜜も多いのだろう。彼らは花の奥に頭を入れて夢中で吸っている。 しばらく寒緋桜で蜜を吸ったあと、急に姿が見えなくなった。 どこへ行ったのかと思って探してみると、少し離れた山桜に移動していた。 どうやら同じ木にずっといるわけではなく、 蜜を吸うと次の花へ移動するらしい。 寒緋桜から山桜へ。 花を移動しながら蜜を吸っている。 人は桜と言うとソメイヨシノを思い浮かべるが、 メジロはそれほどソメイヨシノには集まらない気がする。 花の形なのか、蜜の量なのかは分からないが、 彼らなりに好きな桜があるのだろう。 小さな鳥だが、案外グルメなのかもしれない。
SONY a9III + FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS + 1.4X テレコンバーター SEL14TC
メジロは蜜ばかり吸っているように見えるが、実は小さな虫もよく食べる。 ハエや小さな羽虫をつまむ姿もよく見る。蜜だけではなく、ちゃんとタンパク質も取っているのだろう。 ソメイヨシノの枝でメジロを見ていると、花の近くで小さな虫が動くのが見えた。 私は咄嗟にレンズの向きを変える。 案の定、メジロはその虫を素早くつまんで飲み込んだ。 蜜を吸う姿ばかりが目立つが、 花のまわりには小さな虫も多く、メジロはそれをよく捕まえている。 花の蜜はエネルギー源になるが、それだけでは栄養は足りない。 体を維持したり、これからの繁殖期に備えるには、タンパク質が必要なのだろう。 甘い蜜を吸いながら、時々虫も捕まえる。 メジロは思っているより、ずっとしたたかに春を生きている。
SONY a9III + FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS + 1.4X テレコンバーター SEL14TC
寒桜の蜜をたっぷり吸って、枝の上で一息つくメジロ。 気がつくと、周りには40羽くらいの群れが集まっている。 しばらくすると、どこかで小さな声がする。 群れの中のリーダーの合図だ。 その声をきっかけに、群れが一斉に次の木へ移動する。 エナガやシマエナガと行動が似ているね。
メジロの群れは、だいたいこうやって動いている。 撮影するときは、 まずリーダーが誰かを探す。 リーダーが動きそうな方向を見て、 次に飛びそうな木を予想する。 そしてこちらが先回りする。 重たい機材を持って走り、 ポイントに着いたら今度はじっと待つ。 来るときは一瞬だ。 来ないときは、ずっと来ない。 野鳥撮影はのんびりしているように見えるが、 実際はかなりの重労働だ。 野鳥撮影では仕方ないね。


SONY a9III + FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS + 1.4X テレコンバーター SEL14TC
メジロは枝の間をちょこまか動き回るので、撮影は意外と難しい。 本当は600mm F4のような単焦点で撮りたいが、重くて機動力が落ちる。 小鳥の撮影では、動きに対応できるズームレンズの方が便利だ。 テレコンバーター内蔵タイプなら、なおさら楽になる。メジロは時々こちらが驚くほど近くまで来ることもある。 だからカメラを2台持ちだが、これがまたかなり重たい。
SONY a9III + FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS + 1.4X テレコンバーター SEL14TC
野鳥の撮影は、実はあまり経験がない。 野生動物の撮影のついでに始めたので、まだたかだか数年だ。 最初から SONY α9 とズームレンズで撮り始めた。軽くて取り回しが良い。 野鳥は、じっと止まっている鳥もいれば、とにかく動き回る鳥もいる。だから機材は軽い方がいい。 SONYの α9シリーズはこれまで全部使ってきた。 スピードの速いカメラなので、野鳥撮影には向いていると思う。 ただ、瞳AFや被写体認識、プリキャプチャーがあっても、遠くにいる鳥だと後ピン製造マシンになることもある。 FNボタンに機能を割り当てたり、MFに切り替えたりして撮影しているので、FNボタンは定期的に交換している。 結局一番大事なのは、AFの性能よりも野鳥や動物の次の行動を予測することだ。


SONY a9III + FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS + 1.4X テレコンバーター SEL14TC
A9IIIだから撮れた瞬間

Sony α9 III

普通の電子シャッター機は、センサーを上から下へ順番に読むので、速く動く被写体や高速パンでローリングシャッター歪みが出ます。でも α9 III はグローバルシャッターなので、全画素を同時に読み出す方向です。だから、飛ぶ鳥、羽ばたき、ゴルフスイング、バット、プロペラのような被写体でも、従来機より形が崩れにくいです。加えて、連写中もブラックアウトフリーなので追いやすいです。


野鳥用途で見ると、α9 III の強さはかなり明確です。
まず120fpsは、飛び立ちの瞬間、羽の開き方、餌を取る瞬間のような「一瞬の差」を拾いやすいです。さらに被写体認識AFがあり、認識対象の幅も広く、AF/AE追従付きの高速連写ができます。BIONZ XR 搭載で処理性能も高く、ソニー自身は前世代比で最大8倍の処理性能とうたっています。

α9 III はグローバルシャッターなので、全シャッタースピードでストロボ同調できる。最高のポートレートカメラでもある

そのため NDフィルターを使わなくても、日中シンクロが可能だ。オールドレンズはフレアやハレーション、レンズの曇りなどでコントラストが低くなることがある。そこで高速シャッターで環境光を抑え、ストロボで光を足す。そうすると被写体のコントラストや彩度を引き出すことができる。古いレンズの個性を活かしながら、現代のカメラでコントロールする。仕事ではかなり重宝している。


SONY a9III + FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS + 1.4X テレコンバーター SEL14TC
どこに飛んでいくか分からないので三脚に乗せて撮影すると楽だ。
手持ちだとどうしても腕が疲れてくるので
三脚はあった方が良いね


SONY a9III + FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS + 1.4X テレコンバーター SEL14TC
SONY FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS は、とてもお買い得なレンズだと思う。 600mmまで伸びる超望遠ズームでありながら、描写はかなり良い。 Gレンズらしくシャープでコントラストも十分。野鳥や野生動物の撮影にはとても使いやすい。 ズームがインナーズームなのも大きなポイントだ。 レンズの長さが変わらないのでバランスが崩れにくく、手持ちでも扱いやすい。 さらに 1.4X テレコンバーターを付ければ 840mm になる。 それでも AFのスピードがほとんど変わらないのがこのレンズの良いところだ。 600mmクラスのレンズは通常かなり高価になるが、このレンズは価格と性能のバランスがとても良い。 超望遠撮影の入口としても、実戦用としても十分使えるレンズだと思う。 もちろん 600mm F4 のような単焦点には敵わない。 ただ、重さや価格、そして機動力を考えると、このレンズは非常によく出来ている。 野鳥や野生動物の撮影では、機材の性能だけでなくどれだけ自由に動けるかも重要だ。 そう考えると、FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS はとても現実的で優秀なレンズだと思う。
SONY a9III + FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS + 1.4X テレコンバーター SEL14TC
メジロは1羽でいることもあるが、冬から春にかけては20〜40羽くらいの群れで動くことが多い。 枝の間を移動しながら蜜を吸い、しばらくするとどこかで小さく鳴き声がする。 すると群れが一斉に次の木へ移動する。 観察していると、どうやら群れには動き出すきっかけになる個体がいるように見える。 ただし、オスなのかメスなのかは分からない。メジロは雌雄の見た目の違いがほとんどないからだ。 もう一つ面白いのは、群れにはだいたい決まった移動ルートがあることだ。 蜜を吸いながら、梅、寒桜、椿などの木を順番に回っていく。 だから撮影するときは、今いる木だけを見ていてもあまり意味がない。 次に行きそうな木を予想して先回りする。 うまく当たると、群れがそのままこちらの木に飛んでくる。 外れると、また静かな時間が続く。 小さな鳥だが、こうして観察していると、 メジロの群れにはちゃんとした動きのリズムがあるように感じる。シマエナガの行動に似ているね。
SONY a9III + FE70-200mmf2.8GMII
梅はメジロが特に好む花の一つだ。 梅は2〜3月に咲き、この時期はまだ昆虫が少ないため、メジロにとって花の蜜は貴重なエネルギー源になる。 また梅は品種が多く、特に一重で香りの強い花は蜜が多いことが多い。 花の中心に蜜が集まりやすい構造で、メジロも吸いやすい。 さらに梅の木は枝が細かく花も密集しているため、天敵から身を隠しやすく、同じ木に長く留まることが多い。 そのためメジロが夢中で蜜を吸う姿をじっくり観察でき、比較的短いレンズでも撮影しやすい。


SONY a9III + FE70-200mmf2.8GMII
都心に暮らしているメジロは、人のかなり近くまでやって来る。 森の鳥なら考えられない距離だ。 毎日人を見て生活しているので、人が危険ではないと分かっているのだろう。 都会の鳥は警戒距離が短い。 それに桜の季節になると、メジロは蜜を吸うのに夢中だ。 花の中に頭を入れて、次から次へと蜜を吸っていく。 人が近くにいても気にしていないように見えるのは、 それだけ蜜を吸うことに集中しているからかもしれない。 小さな鳥だが、 都会の環境にしっかり適応して生きている。
SONY a9III + FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS
ソメイヨシノが咲くと、桜の下には人が集まる。 けれど、メジロはそれほど群がっているようには見えない。 観察していると、むしろ梅や寒緋桜(カンヒザクラ)、寒桜の方に夢中になっていることが多い。 理由ははっきり分からないが、どうやら蜜の量が関係しているようだ。 ソメイヨシノは花が横に開く形で、蜜が溜まりにくいと言われている。 一方、梅などは花の中心に蜜が集まりやすい。 メジロにとっては、その方が吸いやすいのかもしれない。 人にとっては桜が春の主役だが、 メジロにとっては必ずしもそうではないようだ。 鳥の目線で見ると、春の景色も少し違って見えてくる。


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