【本をめぐる探求(42)】/文フリ札幌は『答え合わせの場』
2026年7月20日、札幌コンベンションセンターで開催された「文学フリマ11」。
本日、三度目の参戦を無事に終えることができました。
関わっていただいたみなさまに感謝です!
「いぬい堂」ブースの戦績は……

「小説」メインで申請したので「小説ブース群」に配置されましたが、今回の私の主戦力はノンフィクション作品の「あした、第6サティアンにいってくれ」でした。
「第6サティアン」は持ち込んだ40冊を完売することができましたので、想定以上の出来!「放送業界用語集」とセットで買ってくれた方も多く、伸びしろを感じました。
一方の小説「ラプソディー・イン・ブルー」「カラビヤウ・ゲート」は数冊という感じでしたので、今後はノンフィクションジャンルでのエントリーを考えようかなーと思いました!
※みなさんのリポートが出そろってきたので、見つけた方のリンクを追加します!
「文フリ札幌」で買った本

今回もなかなかの数の本を買いましたw
最初に購入したのがお隣のブースにいらした商業作家「最東対地」先生の
ホラー作品。
『耳無し芳一のカセットテープ』(最東対地)

書名だけは存じ上げていたのですが、チャンス到来!
ご本人からの購入でサインもいただきました。
最東先生、ありがとうございます!

『札幌魔法六景』(創作堂 同心円)
反対側のお隣は今回は初出展という女性二人組のブース「創作堂 同心円」さん。小説本「札幌魔法六景」を購入!いいタイトルですよねー。
割と早い段階で完売となっていたので、早々に購入して正解でした!

ブースでのお二人のやり取りが、志を同じくする「同心円」という感じがして爽やかでした!
『さよならピンターダ』・『オノマトペイ』(真夜中野マヤ)
そして、私の中では「文フリ札幌」といえば、真夜中野マヤさん。
これまで書籍化していなかった「札幌市民文芸」の掲載作「さよならピンターダ」(2023年・優秀受賞作)、「オノマトペイ」(2025年・奨励賞受賞作)の2作品を購入。これは読みたかったのでめちゃ楽しみです。

『寄席 令和浪漫譚』(白明)
続いての購入は、シェア型書店「よはくの本やさん」での棚オーナー仲間のでもある白明さんの「寄席 令和浪漫譚」。
古典のネタを現在に置き換えて解釈してみたら、という着眼点で複数のクリエーターが作品を寄せたアンソロジー本、というところでしょうか。
落語愛が輝く、目からウロコのユニーク作品です!

『甘いもの軸で生きる』(三谷乃亜)
noteで繋がっているクリエーター・三谷乃亜さん。文フリで毎回ご挨拶をしていますが今回は人生の軸を「甘いもの」に据えて生きていこうという決意のこもった(?)リポート&エッセイ。
これは妻と一緒に読んで、参考にいたします!

『棚主日記』(はし)
札幌市内のシェア型書店「ぷらっとbook」など複数の書店で棚オーナーをしている「はし」さん。棚オーナーになる前から現在に至るまでの経緯と心情をつづった今作は、これから棚オーナーになる方への手引書になるかもしれません。

『文集・祝日』(佐々木夕方・編)

札幌市内で稼働中の「私設図書館 祝日」。
佐々木館長の「文フリでなんか売りたい!」という妄想が強引に形になったアンソロジー本で、25人の奇特な人々(私もその一人)が思い思いのシュプールを描くという、いかにも「祝日」らしいふわっとした一冊。
多くの人に愛されている(もしくは心配されている)ことが伝わる内容となっていますw

『楽しかったね でも 呪われていたね』(鈴木彩可)
文フリ札幌で佐々木館長に代わり「祝日ブース」の店番を託されていた鈴木彩可さん(ラジオDJとしてご活躍)の作品。表紙でもう勝ちですよねw
じっくり拝読します。

『SASSON2』(GAMEBOYZ)
SASSON(札樽)といいつつ、ざっくり「札幌周辺の良きところ」について写真と文章でなぞるイイカンジのマガジン。
なぜか昭和の終わりごろの味わいと思い入れが感じられる、癒し本。
一店ずつ訪ねていきたいなあー!


『飲み会のたわごとがカタチになるまで』(AKIRA)

札幌で映画ペーパーやZINEを制作するDJ・AKIRAさんが思い付きから始まった「ライムスター・宇多丸さんを招いてのイベント実施」を実現するまでのドキュメント!
一大イベントで人生変わるかもしれない男のアツさが伝わる本です。
『ひのでそば大好き』(余熱・青冠)
「二階からたまご」チーム責任編集の「ひのでそば」にまつわるアンソロジー本。
笑ったり唸ったりしながらさくさく読めちゃう時間消費アイテムです。
なんなら蕎麦屋で注文が届くまでテーブルで読みたいところですが「ひのでそば」は老舗の立ち食い蕎麦屋なのでそれは叶わず。あっというまにそばが来ちゃうw

『TABACCO愛好ZINE』(サイトウショウタ)
うん。
令和の喫煙者はマイノリティーなんですな、という悲しみがひしひしと伝わってくるZINE.
私自身は非喫煙者ですが、昭和生まれなので近くで誰かがタバコを吸ってもとくに何も思わずに生きてきました。
本からもうっすらとタバコの香りが立ち上るような「喫煙宣言」。
えーと、頑張ってくださいw

絵本と雑貨のお店屋さん(しらかわともこさん)
去年、かわいい犬のバッジを購入して、ずっとカバンにつけていましたが、ことしはパンダのバッジを購入。
同心円さんと祝日さんの間に挟まれて黄色が引き立っています。
毎年買い足すつもりでーすw

三回目の「文フリ札幌」を終えて
文学フリマに向けて準備してきた自分。
体験してきた出来事。
出会ってきた人たち。
ブースに立つ5時間を終え、一つの結果が明らかになる。
できていたことはなにか。
足りないものは何か。
そして、次にやりたいことは何か。
この一年、自分が何とどう向き合ってきたかの一つの答え合わせが、
「文学フリマ札幌」という先生から提示される。
そういうことなのだということが見えてきました。
考える。
本を作る。
本を売る。
考える。
このサイクルでしばらくは生きてみます!
