【優秀作品発表】#幸手権現堂秋祭り
8月より行っておりました、幸手市権現堂祭り
170を超える関連記事、また150を超える作品をいただき、大盛況となりました!
また、ご参加された方の中には、幸手市に実際訪れて、幸手市の魅力をレポートしていただくなどもあり、市としてもとても意味深いイベントとなりました。
さて、このイベントは皆様から頂いた作品の中から優秀作品を選ばせていただき、そこからインスピレーションをいただき、プロミュージシャンにの楽曲を作っていただくというイベントです。
それでは、優秀作品に関して発表させていただきたいと思います。
まず一曲目は
「紫葉柚月(しば ゆづき)」さん
の作品を選ばせていただきました。
「幸せな手」という書き出しから始まる短編小説。
秋の風に揺れる曼珠沙華の情景が、まるで一枚の絵画のように美しく心に残ります。
「幸せな手」という身近な題材を通して、誰の中にもある“ぬくもりの記憶”を静かに呼び起こす作品です。
言葉は控えめながらも、映像のように情景が立ち上がり、読後には穏やかな幸福感と切なさが同居します。
地域の風景と人の想いが自然に溶け合った、やさしさに満ちた短編小説でした。
こちらから思い浮かんだタイトルは「Found Bliss(ファウンド・ブリス)」。
まだ仮の段階ですが、こういった形が作品の世界にふさわしいのではないかと感じています。
「見つけた幸福」という意味を持つこの言葉には、
小説『幸せな手』で描いた“過ぎ去った時間の中のぬくもり”や“静かな幸福の記憶”を重ねています。
確かな形ではなく、あの日の風や光のように、
心の中でそっと触れられるような幸福を作品にしたいと思っています。
さて2曲目です。
こちらは、同じテーマが主題となっているいくつかの作品からインスピレーションをいただきました。
それは「日本の曼殊沙華はそのほとんどがクローンであること」
日本の曼珠沙華は「三倍体」といって、染色体を3セット持っています。
普通の植物は2セット(父と母から1組ずつ)なので種が作れますが、
3セットになると遺伝子の組み合わせがうまくいかず、受精しても正常な種ができません。
そのため彼岸花は、花が咲いても種を残せず、**球根を分けて増える(分球)**しかないのです。
親球根の脇に子球根が生まれ、それがまた同じ花を咲かせる。
これを繰り返して広がっていくため、遺伝子はすべてコピーのままです。
こうして同じ遺伝子を持つ個体が一面に増えていくと、
咲く時期も花の形も色合いも、ほとんど差がありません。
結果として、私たちが見る権現堂堤では、見事にそろった赤のじゅうたんが生まれるわけです。
つまり、あの幻想的な景観は「多様性の結果」ではなく、
遺伝子が同じだからこそ実現している統一美なのです。
そんな、三倍体のクローンであることをテーマした作品
fuffさん「リコラと僕」
牧原加奈さん「曼殊沙華は恋をする」
大橋ちよさん「遺伝子の記憶 - 曼殊沙華は恋をする」
北乃大地「権現堂堤の三柱」
安&堵「曼殊沙華は恋をする」
りみっとさん「曼殊沙華は恋をする③」
以上の素晴らしい作品をもとに1曲作らせていただきます。
制作に多少時間をいただきますので、お楽しみにお待ちいただけましたら幸いです!

