なぜリツアンは「小さなCEO」を支援するのか──社長が、社長を生む
天井のない働き方 ⑤
第5回 なぜ、やるのか
ここまで、4回、話してきました。
元単価が見えないこと。
時間には、天井があること。
その外に出る、「小さなCEO」という道。
そして、そのお金の流れ。
最後に、いちばん聞かれることを、話します。
「で、リツアンは、なんでこんなことするの?」
――正直に、答えます。
まず、正直に
「手数料6.5万円だけって、リツアン、ボランティアなの?」
いいえ。ちゃんと、儲けています。
Aさんの仲介料からも、若手の派遣からも。
慈善事業じゃ、ありません。
ただ――リツアンが大儲けする、そういうビジネスモデルでは、ないのは確かです。
その代わりに、僕たちが取りにいっているものが、あります。
それは、若手が、育つこと
リツアンには、若手がいます。
キャリアリターンに、登録している人もいます。
その人たちを、いちばん伸ばす方法は、なんだと思いますか。
研修でも、資格でもない。
腕のいい人の、すぐ隣で、仕事をすることです。
小さなCEOになる人は、たいてい、腕に自信がある。
その人の下で、若手は、技術を盗める。
教科書に載っていない、現場の判断を、間近で見られる。
Aさんが、若手を育ててくれる。
それは、リツアンにとって、お金では買えない価値なんです。
目先の何万円より、ずっと、いい。
そして、育った若手は、次を育てる
ここからが、本当の狙いです。
Aさんの下で、若手が育ちます。
やがて、一人前になる。
その子は、いつか――
Aさんと同じように、自分も、小さなCEOになれる。
あるいは、リツアンの社員である、その子を。
Aさんが、自分の会社の社員として、迎えてもいい。
相思相愛なら、リツアンは、止めません。
そうやって、Aさんの会社も、大きくなっていく。
つまり、Aさんは――
リツアンのためにだけ、若手を育てるんじゃない。
自分の会社のためにも、育てるんです。
そして、育った子は、いつか。
今度は、その子が、次の若手を、受け入れて、育てて、送り出す。
育てられた子が、育てる側になる。
その子が育てた子が、また、育てる側になる。
この循環が回るのは――
Aさんにも、若手にも、ちゃんと得があるからです。
Aさんは、育てることで、稼ぎの柱が増える。
その子と相思相愛なら、自分の会社の社員に迎えて、会社を大きくしていける。
若手は、一流のすぐ隣で、技術を盗める。
どちらかが損をする話じゃない。
両方が得をする。だから、続く。
――ぐるぐると、回っていく。
蕎麦屋の、のれん分けみたいに。
弟子が、店を持つ。その店で育った弟子が、また、店を持つ。
社長が、社長を、生んでいく。

受け継がれるのは、技術だけじゃない
のれん分けで、受け継がれるもの。
それは、技術や、案件だけじゃ、ありません。
もうひとつ、渡していきたいものが、あります。
「見せる」という、やり方です。
第1回「元単価を、見せる」で、こう言いました。
元単価が見えないまま、いくら抜かれているかも分からない。
それが、この業界の、いちばんの問題だ、と。
小さなCEOは、その逆をいきます。
Aさんが、若手からいくら受け取るのか。
その大もとの単価が、いくらなのか。
――ぜんぶ、若手に、見せる。
見えたうえで、納得して、組む。
リツアンが、あなたに元単価を見せてきたように。
あなたも、育てる相手に、ぜんぶ見せる。
その「見せる」が、のれん分けされて、広がっていく。
(この見える化を支える仕組みは、まだ、育てている途中です。
くわしくは、次回「よくある質問」で話します)
だから、これをやります
その流れが、回れば。
営業が主役のSES企業じゃなくて。
エンジニアが社長のSES企業が、たくさん生まれる。
主役を、現場に、取り戻す。
これが、僕たちの、やりたいことです。
そして、その先を、眺めていたい
SESを足場に、コンサルへ、自社サービスへ。
巣立った会社が、大きくなっていく。
僕たちリツアンは、巣立っていく人たちを、少し離れたところから、眺める。
缶ビールでも、飲みながら。
――そんな日が来るのを、楽しみにしています。
【この連載について】
「小さなCEO」は、リツアンSTCが取り組む、エンジニアの独立・育成支援の枠組みです。本記事は考え方を説明するもので、収入や成果を保証するものではありません。
個人の年収の目安は、年収診断(https://ritsuan.com/real_salary_sim/)で確認できます。
独立・法人化を検討する際は、契約・税務・労務について専門家に相談されることをおすすめします。
連載「天井のない働き方」全6回
リツアンのフリーランス事業と、その先にある「小さなCEO」——
エンジニアが、中抜きの外で正当に稼ぎ、時間の天井を越えていくための考え方を、全6回にまとめました。
気になる回から、どうぞ。
第1回 元単価を、見せる
フリーランスエンジニアの「元単価」、知っていますか?──見えない中抜きの話第2回 時間の天井
フリーランスの年収に「上限」がある理由──時間の天井とは第3回 作る側になる
エンジニアが「SES企業を作る」という選択──小さなCEOのはじめ方第4回 お金の流れ
「小さなCEO」のお金の流れ──エンジニアの年収は、どう増えるのか第5回 なぜ、やるのか
なぜリツアンは「小さなCEO」を支援するのか──社長が、社長を生む第6回 よくある質問
「小さなCEO」よくある質問
キャリアリターンのこと
フリーランスは、自由です。でも、ずっとこのまま、とも限らない。
——「そろそろ、会社員に戻ろうかな」。そう思う日が、来るかもしれません。
そのときのために、キャリアリターンがあります。
今すぐ動かなくて、いい。
フリーランスを続けながら、登録だけしておく。
それだけで、"戻れる場所"と"次の選択肢"を、先に確保しておけます。
登録は、無料。入社の義務も、ありません。
フリーランスのままでも、他社で働きながらでも、登録できる。
まなびBASE(無料eラーニング)やハンズオン研修で腕を磨きながら、自分のタイミングを、計れる。
正社員に戻る。またフリーランスに出る。あるいは、小さなCEOとして、作る側にまわる。
——どの道を選んでも、リツアンは、その入口でいます。
※ 将来の採用・年収を約束する制度ではありません。募集枠・期間は変わることがあるので、最新は下のページでご確認ください。
▶ キャリアリターン https://ritsuan.com/career_return2026/
