日本成長戦略会議(議長:高市総理)労働市場改革分科会メンバー
日本成長戦略会議(議長は高市総理)労働市場改革分科会(分科会会長は上野厚生労働大臣)では裁量労働制の対象拡大をなどが議論されますが、第1回 日本成長戦略会議 労働市場改革分科会は3月11日に開催されます。
日本成長戦略会議メンバー
日本成長戦略会議のメンバー(構成員)は次のとおりです。
日本成長戦略会議メンバー
閣僚メンバー(構成員)
高市早苗・内閣総理大臣(議長)
木原 稔・内閣官房長官(副議長)
城内 実・日本成長戦略担当大臣(副議長)
小野田紀美・内閣府特命担当大臣(経済安全保障)
片山さつき・財務大臣
上野賢一郎・厚生労働大臣
赤澤亮正・経済産業大臣
小泉進次郎・防衛大臣
*その他に議案に応じた国務大臣
有識者メンバー(構成員)
会田卓司・クレディ・アグリコル証券会社東京支店チーフエコノミスト
伊藤麻美・日本電鍍工業株式会社代表取締役
遠藤典子・早稲田大学研究院教授
片岡剛士・PwCコンサルティング合同会社上席執行役員・チーフエコノミスト(労働市場改革分科会構成員兼務)
小林 健・日本商工会議所会頭
鈴木一人・東京大学公共政策大学院教授
竹内純子・国際環境経済研究所理事・主席研究員
筒井義信・日本経済団体連合会(経団連)会長
橋本英二・ 日本製鉄株式会社代表取締役会長兼CEO
平野未来・株式会社シナモン代表取締役社長CEO
松尾 豊・東京大学大学院工学系研究科教授
芳野友子・日本労働組合総連合会(連合)会長
第1回と第2回の日本成長戦略会議で筒井義信・日本経済団体連合会(経団連)会長が裁量労働制の拡充(対象拡大)を提言しています。また第2回の日本成長戦略会議で人手不足業種の労働時間(上限)規制緩和を提言しています。

労働市場改革分科会メンバー
労働市場改革分科会のメンバー(構成員)は次のとおりです。
労働市場改革分科会メンバー(構成員)
上野賢一郎・厚生労働大臣(分科会会長)
*分科会会長代理は厚生労働副大臣、政務官
石崎由希子・横浜国立大学大学院国際社会科学研究院教授
伊藤 仁・日本商工会議所専務理事
片岡剛士・PwCコンサルティング上席執行役員・チーフエコノミスト(日本成長戦略会議構成員兼務)
近藤絢子・東京大学社会科学研究所教授
坂本貴志(株)インディードリクルートパートナーズ・リクルートワークス研究所研究員
神保政史・日本労働組合総連合会(連合)事務局長
中根弓佳・サイボウズ(株)執行役員・人事本部長
水島郁子・大阪大学大学院高等司法研究科教授
室賀貴穂・九州大学大学院経済学研究院准教授
藤原清明・日本経済団体連合会(経団連)専務理事
山田 久・法政大学教授
労働法学者2名・経済学者3名
労働法学者は次の2名のメンバー(構成員)の方になります。
石崎由希子・横浜国立大学大学院国際社会科学研究院教授は労働法学者、厚生労働省の有識者会議「労働基準関係労働法制研究会」(元)メンバー(構成員)。
水島郁子・大阪大学大学院高等司法研究科教授は労働法学者、労働政策審議会(厚生労働大臣諮問機関)労働条件分科会委員(分科会会長代理)。(裁量労働制を議論した昨年12月24日の労働政策審議会 労働条件分科会は欠席)
経済学者は次の3名のメンバー(構成員)になりますが、労働市場改革分科会で裁量労働制の見直しについて議論するのであれば、黒田祥子・早稲田大学教育・総合科学学術院教授(労働経済学、労働政策審議会 労働条件分科会委員、厚生労働省「裁量労働制実態調査」データを分析した「裁量労働制」と労働環境に関する論文を執筆)も労働市場改革分科会委員に加えるべきだったと思います。
近藤絢子・東京大学社会科学研究所教授は経済学者(労働経済学、中公新書『就職氷河期世代』執筆)。
室賀貴穂・九州大学大学院経済学研究院准教授は経済学者(公共経済学、労働経済学、「女性労働:女性の社会進出を阻むものは何か?」浅古泰史・善教将大編『数理とデータで読み解く日本政治』執筆)。
山田久・法政大学教授は経済学者(注力テーマは新しい労働市場のグランドデザイン/北欧モデルの日本への適用)。
片岡剛士メンバー(構成員)
片岡剛士・PwCコンサルティング上席執行役員・チーフエコノミスト・パートナーは元日本銀行政策委員会審議委員(Xアカウントプロフィール)。
また、日本成長戦略会議の有識者メンバー(構成員)で、第1回では資料「日本経済が再び力強い経済成長を取り戻す には、大胆かつ徹底的な投資拡大が不可欠」を提出し、第2回では資料「成長戦略の検討に関する要望事項、必要と なる視点について」を提出しています。
日本経済が再び力強い経済成長を取り戻す には、大胆かつ徹底的な投資拡大が不可欠(PDF)
成長戦略の検討に関する要望事項、必要と なる視点について(PDF)
坂本貴志メンバー(構成員)
坂本貴志(株)インディードリクルートパートナーズ・リクルートワークスは(リクルートワークス研究所サイトによると)「一橋大学国際公共政策大学院公共経済専攻修了後、厚生労働省入省。社会保障制度の企画立案業務などに従事した後、内閣府にて官庁エコノミストとして『月例経済報告』の作成や『経済財政白書』の執筆に取り組む。三菱総合研究所にて海外経済担当のエコノミストを務めた後、2017年10月よりリクルートワークス研究所に参画」とのこと。
また研究領域はマクロ経済分析、労働経済、財政・社会保障、近年の研究テーマは高齢期の就労、賃金の動向など。
中根弓佳メンバー(構成員)
中根弓佳・サイボウズ(株)執行役員・人事本部長・チームワークあふれるまちづくり室長はエヒメスポーツエンターテイメント(愛媛オレンジバイキングス)取締役副社長(愛媛オレンジバイキングスはB.LEAGUE B2所属)(Xアカウントプロフィール)。
サイボウズ(株)代表取締役社長の青野喜慶氏は総務省、厚生労働省、経済産業省、内閣府、内閣官房の働き方変革プロジェクトの外部アドバイザーを歴任。
能力ではなく「24時間会社に捧げられるか」での評価は差別――白河桃子×サイボウズ青野慶久、「働き方改革に関するお詫び広告」の真意(サイボウズ社長の働き方改革に関するインタビュー記事)
労働市場改革分科会の目的
労働基準関係法制に項目としては資料『分野横断的課題への対応の方向性』に次のように記載されています。
・働き方改革関連法施行後5年の総点検調査の結果を公表(26年1月目途)
・柔軟な労働時間制度を含む現行制度の周知、中小企業の36協定締結及びその活用に向けた支援の検討(~26年夏)
・良好な労働環境の整備、働く者の意欲・能力の発揮の観点から、心身の健康維持と従業者の選択を前提に、労働時間法制に係る政策対応の在り方等について、多角的に検討(26年夏に進捗を整理)
・女性活躍を加速化する企業向けアウトリーチ・伴走型支援の在り方の検討(26年度~)
・女性の健康課題に取り組む企業を評価する仕組み、女性の就業環境の改善に資するハラスメント対策の在り方の検討(~26年夏)
・第3号被保険者の実情に関する調査研究・在り方の検討(継続)
・70歳までの就業確保や処遇改善に向けた「65歳超雇用推進助成金」の拡充(26年度~)
・年齢にかかわらず健康状態に合わせ活躍できる機会を創出するシルバー人材センター等の取組の推進(継続)
日本成長戦略本部・日本成長戦略会議(内閣官房)

5.労働市場改革 (2)労働参加の確保
働き方改革関連法施行後5年の総点検調査の結果を公表(26年1月目途)
第1回 日本成長戦略会議 労働市場改革分科会
裁量労働制などを議論する第1回 日本成長戦略会議(議長は高市総理)労働市場改革分科会(会長は上野厚生労働大臣)が(2026年)3月11日、厚生労働省省議室で開催されます。
議題(予定)は(1)労働市場改革分科会の取扱い等について、(2)労働市場をめぐる現状と課題等について。
労働市場改革分科会のスケジュール
資料『労働市場改革分科会の今後の進め方について』によると、第1回は労働市場をめぐる現状と課題等について、第2回からは各論について議論、労働生産性の向上に向けた取組について、労働移動の円滑化に向けた取組について、労働参加の確保に向けた取組について等。
最終回(5月ころ)は労働市場改革分科会の取りまとめ、成長戦略の取りまとめは夏ころ。
労働市場改革分科会の課題
資料『労働市場をめぐる現状と課題等について』によると、まず現状は「我が国は、生産年齢人口が減少傾向にあるなど人手不足など労働力供給制約下にある」とのこと。
また課題は「働く一 人ひとりを大切にしながら、労働政策では、『労働生産性の向上』、『成長分野や社会を支えるエッセン シャルワーカー等の分野への労働移動の促進』、『柔軟で多様な働き方による労働参加の促進』の3つの柱に強力に取り組み、今の暮らしや未来への不安を希望に変える『強い経済』を実現していくことが重要」とのこと。
また3つの柱を実現するためには「企業において労働者の働く意欲や能力を引き出すような人材マネジメントを高めることが重要とのこと。
議論の論点(案)のうち労働参加の項目には「労働者の健康確保も図りつつ、 労働時間制度については、柔軟で多様な働き方の実現に向け、運用・制度の両面からどのような対応が考えられるか」と資料『労働市場をめぐる現状と課題等について』に記載されています。
なお、資料『労働市場をめぐる現状と課題等について』には働き方改革の総点検(働き方改革関連法施行後5年の総点検)調査結果がつけられていました。
労働市場改革分科会メンバー(構成員)提出資料
連合事務局長の神保政史メンバー(構成員)の提出資料(第1回 日本成長戦略会議 労働市場改革分科会 議論の論点案に対する意見書)には「労働時間法制を含む『働き方改革関連法』に係る論点については、 約1年にわたり労働政策審議会(厚生労働大臣諮問機関)において公労使で議論を積み上げてきたところであり、労働市場改革分科会においても、労政審の議論を踏まえた検討がなされるこ とが必要である」と記載されています。
また「柔軟で多様な働き方については、現行制度を適切に活用すれば今でも実現可能である。労使間に厳然たる交渉力格差があることを踏まえれば、働き方や業種・職種等の違い、働く者の同意などを理由に規制緩和は行うべきではない」と書かれています。
さらに「裁量労働制は、厚生労働省の調査でも、適用労働者の方が長時間労働者の割合が高く、裁量や適切な処遇が必ずしも確保されていない実態があるため、制度の拡充ではなく、2024年改正を踏まえた厳格な導入手続や定期的なモニタリングなどの適正運用の徹底を進めるべきである」と提出資料(意見書)に記載されています。
神保メンバー提出資料(議論の論点案に対する意見書)(PDF)
東京大学社会科学研究所の近藤絢子メンバー(構成員)提出資料(第1回 労働市場改革分科会 発言メモ)には、労働時間規制について「フルタイムで働く労働者と雇用主の間では雇用主の力が強いので労使の合意に基づいて上限規制を緩める余地を拡大することには慎重であるべき」と書かれています。
また「副業や短時間・短期の雇用(いわゆるギグワーク)の推進は、働きたい人がより多く働ける機会を提供するうえで有用だと思う。ただしこの場合、社会保険制度など、1つの企業にだけ勤めている想定で作られている既存の制度から漏れることのないよう、制度を整備していくことが重要」とも記載されています。
近藤メンバー提出書類(第1回 労働市場改革分科会 発言メモ)(PDF)
リクルートワークス研究所の坂本貴志メンバー(構成員)提出資料(第1回 日本成長戦略会議 労働市場改革分科会における意見について)には「労働時間規制については、働き方改革が議論されていた当時から経済環境、労働市場の需給環境が大きく変わっていることから、規制のあり方について見直しを行うことが必要」と書かれています。
また「ただし、中小企業等においては、労働時間規制のあり方にかかわらず、 離職防止や人材確保の観点から労働時間の過度な引上げは現実的に困難だとみられる。こうした企業については、労働時間など制度面の理解が追いついていない こともあることから、労働法や人材マネジメントについて相談支援できる体制の構築 が有用」とも記載されています。
坂本メンバー提出資料(第1回 日本成長戦略会議 労働市場改革分科会における意見について)(PDF)
九州大学大学院准教授の室賀貴穂メンバー(構成員)提出書類(⼈的資本の未活⽤と労働市場改⾰)には、労働市場改革の方向性として①柔軟な働き方の拡充、再雇用・休職制度の整備によるキャリアの継続性確保、②長時間労働の是正、転勤を前提とする雇用の見直し、③就業調整を誘発する制度の是正(配偶者控除、第3号被保険者制度)と書かれています。
室賀メンバー提出書類(⼈的資本の未活⽤と労働市場改⾰)(PDF)
法政大学教授の山田久メンバー(構成員)提出資料(第1回 労働市場改革分科会コメント)には「残業時間の極小化が不可欠」とあり、「その実現には労働生産性の向上と同時に、歪んだ顧客志向に根差した商慣行・取引慣行を見直していくことも必要」と記載されています。
また、労働時間管理の在り方については「その柔軟化が必要な一方、業務手順のみならず業務量についての労働者の裁量を高めると同時に、勤務間インターバル制度、つながらない権利のほか、バイオデータなど最新技術の活用を含めた実効ある健康管理の仕組み導入が必要」と、勤務間インターバル制度、つながらない権利についても山田久教授は書かれています。
山田メンバー提出資料(第1回 労働市場改革分科会コメント)(PDF)
なお(2026年)3月5日に働き方改革の総点検(働き方改革関連法施行後5年の総点検)調査結果を厚生労働省が公表しています。
その厚生労働省サイトのページには「厚生労働省では、今回の調査(働き方改革関連法施行後5年の総点検)結果を踏まえつつ、(日本成長戦略会議)労働市場改革分科会や労働政策審議会(労働条件分科会)において、労働基準関係法制について議論していきます」と記載されています。
また、上野厚生労働大臣(労働市場改革分科会会長)は(2026年)3月6日の記者会見で「裁量労働制も含め、労働時間規制の検討に当たっては、心身の健康維持を前提にして、働き方の実態とニーズを踏まえて、日本成長戦略会議の下に設けられた労働市場改革分科会や労働政策審議会において、運用・制度の両面から、議論を進めていきたいと考えています」と述べています。
追記:裁量労働制についてメンバー意見
第1回 日本成長戦略会議(議長は高市総理)労働市場改革分科会(会長は上野厚生労働大臣)が(2026年)3月11日、厚生労働省省議室で開催されましたが、後日、厚生労働省が労働市場改革分科会(第1回)議事録を公開しました。
その議事録によると、まず経団連専務理事の藤原清明メンバー(構成員、ただし議事録では「委員」と記載されています)は「付加価値の最大化に注力しながら労働投入の効率化を図るという働き方改革の進化が必要と考えております」と、また「付加価値の最大化に当たりましては、より柔軟で自律的に働ける環境整備、とりわけ裁量労働制の拡充が最重要課題と考えております」と意見を述べています。
連合事務局長の神保政史メンバー(構成員)は「労働参加を促進するためには、働くことを希望する女性、高齢者、障害がある方など、多様な人材が働きやすい社会を実現することが必要です。その実現のためには育児や介護あるいは治療等と仕事の両立支援のさらなる充実と、長時間労働の是正などの『働き方改革』の定着を進めていくことが求められていると考えております」と、また「裁量労働制については、連合の構成組織の中でも、労使で制度設計からきめ細かい運営まで運用を徹底し、趣旨どおり適切に運用をされているところもあります。一方で、真に裁量がない方への適用や、長時間労働になりやすい実態もあります。こうした点を踏まえれば、今行うべきは制度の拡充ではなく、2024年度改正を踏まえた定期的なモニタリングなどの適正運用の徹底であると考えております」と経団連のメンバーに反対する意見を述べています。
経団連と連合以外のメンバー(構成員)では、PwCコンサルティング上席執行役員の片岡剛士メンバー(構成員)は「裁量労働制の見直しは一定程度必要なのかなと思っています。ただ、裁量労働制がもちろん長時間労働促進につながらないようにするために工夫は必要」 と経団連の委員に近い意見を述べています。
また、大阪大学大学院高等司法研究科教授の水島郁子メンバー(構成員)は「労働者の健康確保のために勤務間インターバルが実効的」と、横浜国立大学大学院国際社会科学研究院教授の石崎由希子メンバー(構成員)は「裁量がない中でこの制度の適用を受けて長時間労働になってしまったりするという課題もありますので、本当の意味で労働者が仕事、特に業務量などに対しても裁量を持てているのか、その辺りがどう担保できるのかという点をやはり慎重に検討」と意見を述べています。
労働市場改革分科会の石崎由希子メンバー(構成員)と同様の意見は、労働政策審議会(厚生労働大臣諮問機関)労働条件分科会でも公益委員から述べられています。
つまり「裁量労働制調査のデータを利用した厳密な解析からは、裁量労働制の適用の有無だけでなく、現場レベルでの裁量の有無が労働時間や睡眠、満足度等を強く左右することが明らかとなっている。今後の検討に当たっては、裁量労働制の適用有無のみを議論するのではなく、裁量の度合いが現場レベルでいかに担保されるかという点に着目して議論すべき」(第206回 労働条件分科会資料『各側委員からの主な意見の整理』)と。
追記:労働市場改革分科会とりまとめ案
裁量労働制の見直し(対象拡大)などを議論している日本成長戦略会議の労働市場改革分科会(第4回)が本日(2026年5月27日)午前8時から開催。
議題は「日本成長戦略会議 労働市場改革分科会 とりまとめ(取りまとめ)(案)」でしたが、とりまとめ(取りまとめ)案は概ね了承されました。
労働市場改革分科会とりまとめ案
日本成長戦略会議・労働市場改革分科会とりまとめ(取りまとめ)案には「以下の課題の解決に向けた取組を進めていくことが重要であるとの意見が示された」と書かれていますが、以下の課題の一つが「柔軟で多様な働き方の実現に向けた労働時間法制等」になります。
そして「裁量労働制は、柔軟で自律的な働き方を可能にする、ワーク・ライフ・バランスに資する面もある等の観点から、適正に運用されれば労使双方にとってよい制度であるとして、制度の濫用防止策とセットで拡充の議論を進めるべき、実際の裁量の程度や業務量によって長時間労働となる確率等に影響があり、まずは2024年度改正後の状況把握が必要、適正に運用されるためにどうあるべきか労働政策審議会で慎重に議論を深めるべきとの意見があった」と記載されています。
また「他方で、長時間労働になりやすく、裁量や適切な処遇が必ずしも確保されていない実態がある中で、制度拡充を行うべきではなく、2024年度改正を踏まえた厳格な導入手続や定期的なモニタリングなどの適正運用を徹底すべき、柔軟で多様な働き方はフ レックスタイム制度など現行制度の活用によっても可能であるとの意見があった」とも記載されています。
さらに、とりまとめ案には「本分科会(労働市場改革分科会)の議論では、いずれも簡単に結論が得られるものではないが、日本成長戦略会議で取り上げた趣旨も踏まえ、労働参加率や労働生産性向上の必要性に鑑み、 労働者の健康維持やワーク・ライフ・バランスを前提とするとの認識を共有しつつ、 柔軟で多様な働き方を含む労働時間法制等に係る政策対応については、夏以降の労働政策審議会において、議論を行う必要がある」とあります。
なお、とりまとめ案には「連続勤務規制や勤務間インターバル制度の法的位置付け、『つながらない権利』の在り方、副業・兼業に当たっての健康確保、テレワークの活用促進などについて、現場の実態や労使双方の立場を十分に 踏まえて、検討を進める必要がある」とあり、勤務間インターバル制度や「つながらない権利」についても「検討を進める必要がある」と記載しています。
日本成長戦略会議 労働市場改革分科会 とりまとめ(案)(PDF)
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