東京マラソンへの道 【育児、そしてメルボルンで復活編】| Day 142/365
この note について
この note では、Stryd(ランニングパワーメーター)を用いたパワーベースのトレーニングを軸に、メルボルンマラソン(NIKEハーフマラソン)に向けた日々の練習とコンディション管理を記録しています。
50代でも再現性をもって走力を高めることを目的に、データ(パワー・負荷・フォーム)と主観(感覚・疲労)を統合して判断することを重視しています。
メルボルンマラソンまでの期分け
現在は以下の期分けでトレーニングを進めています。
(状況に応じて微調整します)
2025年12月上旬〜:テストプラン
2025年12月中旬~:ビルドフィットネスプラン(基礎・再構築)
2026年春〜:ハーフマラソントレーニングプラン(ハーフ特化期・前半)
2026/5/17:軽井沢ハーフマラソン(調整レース)
2026年初夏〜:10Kトレーニングプラン(走力引き上げ)
2026年夏〜秋:ハーフマラソントレーニングプラン(ハーフ特化期・後半)
2026/10/11:メルボルンマラソン(NIKE ハーフマラソン)
👉 現在:ビルドフィットネスプラン(基礎・再構築)
今週のテーマ
スティーブ・パラディノ コーチによる「フィットネスビルドプラン」の最終週。先週は10分タイムトライアルで快走できたので、今週は 3分タイムトライアル、5kmタイムトライアル(レース)でしっかりと走り切って、現時点の自分の走力の「総合評価」が確定。12月から積み上げてきたビルドフィットネスプランも、いよいよ最終局面。
来週からはハーフマラソン(レース特化トレーニング)ブロックに入るため、今週は目標としていた「3分タイムトライアル → 5kmタイムトライアル → W/kg(4.20以上でトレーニングレベル4に復帰)」という総合評価を控えた重要な週。
その準備として、先週は「疲労を抜きながら、動きの質を整える」ことに徹した結果、走りの軽さ、流れ、再現性が明確に戻ってきた一週間でした。
また、以前お試しでやってみた遺伝子検査の結果で、自分が「短距離向き(オリンピックレベルのスプリンタータイプ)」であることが判明していたことを思い出し、強大なエンジンを持ちながらも後半失速しやすかった過去のレースパターンのパズルが解け、Strydによるパワー管理の重要性を改めて確信した週でした。
先週の振り返り(2/24〜3/1)
火曜日(イージーラン)
テスト週の入りとして、178 W(クリティカルパワーの 74 %) の完全リカバリー。ケイデンス 184 spm が全区間で安定し、接地音も静か。
後半に向けてストライドが自然に伸び、動きの流れが良くなった。
木曜の10分タイムトライアルに向けて、理想的な入り方ができた日だった。
水曜日(イージーラン+ウィンドスプリント)
翌日の10分タイムトライアルに向けた「整え」。
イージー区間は 180 W(クリティカルパワーの75%) で揃い、心拍も 140 bpm 前後で安定。
10 秒 × 3 本のウィンドスプリントでは、ストライドが 1.28 → 1.45 m と自然に伸び、「流れるように」動けていた。
神経系が軽く起きて、翌日のタイムトライアルに向けてスイッチが入った。
木曜日(10分タイムトライアル)
先週最大の山場。
結果は 267 W(Strydの予想モデルパワー 262 Wを上回った)。
これによりクリティカルパワーは 240 → 248 W へ更新(+8W)。
ケイデンス 200 spm、接地時間 187 ms、脚のバネ剛性 12.9 kN/mと、フォーム・動き・生理指標が揃った10分間だった。
「押していないのに自然と出力が上がっていく」後半型の走りが成立し、VO₂maxも 50 → 51 ㎖/kg/min に上昇。
来週の3分タイムトライアル → 5kmタイムトライアル(レース)に向けて、最高の流れを作ることができた。
金曜日(イージーラン)
前日の10分タイムトライアルの疲労抜き。
186 W(新しいクリティカルパワーの 75%) で揃い、心拍 139 bpm と完全にコントロール下に。ケイデンス 184 spm、ストライド 0.88 m と動きの流れが崩れず、ランニングストレススコア 17 で完全リカバリー。
週末のウィンドスプリント → ロング走に向けて理想的な状態。
土曜日(イージーラン+ウィンドスプリント)
翌日の「ロング走+5Kファルトレク」に向けた刺激入れ。
イージー区間は 187 W(新しいクリティカルパワーの75%)で安定。
ウィンドスプリントでは 1.49 m のストライド が自然に出て、トップスピードもこれまでの2:40 /km 台ではなく、2:30 /km 台が増えてきた。
「走り方が変わった」感覚があり、動きの質が明確に向上。
日曜日(ロング走+5Kファルトレク)
ロング走(50分)は 192 W(新しいクリティカルパワーの77%) と安定。
5Kファルトレク(1:00×6)は 255 〜 268 W で揃い、ケイデンス 190 〜 195 spm × ストライド 1.19 〜 1.29 m の再現性。6本目の 1.29 m × 193 spm は、動きが最も整った時に出る理想的なストライド。
体重も 64 kg 台に入り、4.20 W/kg に向けた準備が整ってきた。
来週の3分タイムトライアル → 5kmタイムトライアル(レース)に向けて、非常に良い流れで締めくくれた。
先週の総括(技術 × 心理 × 生活)
技術
ケイデンス・ストライド・接地時間の再現性が明確に高まった
ウィンドスプリントのストライドが1.49 mまで自然に伸びるようになった
10分タイムトライアルでクリティカルパワーが 240→248W に更新された
ロング走+5Kファルトレクで 255 〜 268 W の再現性のある走りが出た
「軽さ」「流れ」「動きの質」が揃い、走りが一段階進化した
心理
10分タイムトライアルの成功で自信が戻った。
動きの質が変わったことを実感し、成長を確信。
今週の 3分タイムトライアル → 5kmタイムトライアル(レース) に向けて、ほど良い緊張感と期待がある。
生活・育児
今朝の体組成計では 63.00kg / 体脂肪率16.1% / 筋肉量50.15kg を記録。
体重はついに63kg台に入り、4.20 W/kg が現実的な射程に入ってきた。塩分・アルコールの遮断と睡眠の徹底により、身体から不要な「ノイズ」が消え、純粋な出力装置へと進化している実感あり。
筋肉量は十分に維持されており「ロング走+5Kファルトレク」で 255 〜 268 W を安定して出せていることから「軽くなった身体 × 整った動き」が噛み合い始めているように思われた。
育児と仕事の合間でのトレーニングが安定し、生活リズムが走りにも良い影響を与えた一週間だった(生後7ヵ月を迎えた娘はまったく「夜泣き」がないのでとても助かっています)。
今週のトレーニング予定(3/2〜3/8)
3/2(月)休養
3/3(火)ウィンドスプリント
3/4(水)3分タイムトライアル
3/5(木)イージー
3/6(金)イージー
3/7(土)ウィンドスプリント
3/8(日)5kmタイムトライアル(河川敷レース)
今週のシューズローテーション(案)
3/3(火) ウィンドスプリント:ヴェイパーフライ4
3/4(水) 3分タイムトライアル:ヴェイパーフライ4
3/5(木) イージーラン:インヴィンシブル3
3/6(金) イージーラン:ボメロプラス
3/7(土) ウィンドスプリント:ペガサスプラス
3/8(日) 5kmタイムトライアル :ヴェイパーフライ3 EK
今週の判断基準(AIコーチ陣)
スティーブ・パラディノ コーチ(Stryd / パワー設計)
原則
イージーランは クリティカルパワーの 75〜80% に揃える
ウィンドスプリントは 短く・再現性を優先
テスト週は 疲労ゼロに近い状態で着地
3分および5kmタイムトライアルは「自然に出る力」を測る場
序盤のパワー・ディシプリンが結果を決める
→ 今週の適用ポイント
火曜・土曜のウィンドスプリントは 刺激は最小限、神経系だけ起こす
木曜・金曜のイージーランは 185〜190 W(新しいクリティカルパワー 248 W の 75 % 前後) に揃える
3分タイムトライアルは VO₂max の現在地を測るだけ(押しすぎない)
5kmタイムトライアルは序盤260W前後のパワー・ディシプリン が最重要
レベル4 復帰の基準は 4.20 W/kg 以上(=極端な減量なしで約 265 W)
ボビー・マギー コーチ(効率・メカニクス)
原則
スピードは フォームを変えずに上げる
接地は 静かに・真下に
上体は脱力し、脚だけでスピードを作らない
左右差は疲労の指標
刺激走は短いほどフォームが崩れやすい
→ 今週の適用ポイント
ウィンドスプリントは 「フォームを変えずに速度だけ上げる」 を徹底
3分タイムトライアルは 接地の静けさ × 上半身の脱力 を最優先
5kmタイムトライアルは序盤のフォームの乱れ=オーバーペースのサイン
左右差(接地時間)が崩れたら 即ペース調整
ポール・マッキノン コーチ(動きを指標に)
原則
動きの質がスピードを生む
上半身の使い方が下半身の動きを決める
スピード刺激は「神経系の活性化」であり、疲労を残さない
動きが整えば、自然にストライドが伸びる
→ 今週の適用ポイント
ウィンドスプリントは 「動きを整えるための刺激」
3分タイムトライアルは 「動きの流れが途切れないか」 が最重要
5kmタイムトライアルはストライドが自然に伸びるかどうかが成功の指標
動きが重い日は 無理に押さず、流れを優先
マット・フィッツジェラルド コーチ(疲労管理・積み上げ)
原則
テスト週は 強度より準備の整い具合
疲労は削ってでも整えるフェーズが必要
回復は偶然ではなく設計
レース週は刺激を最小限に
体重・W/kgは「結果」ではなく「状態の指標」
→ 今週の適用ポイント
今朝の体重 63.00kg を基準にする場合、4.20 W/kg の条件は 約265W
3分および5kmタイムトライアルの前日は完全リカバリー(185〜190W)
食事は 炭水化物中心で「枯渇しない状態」を維持
5kmタイムトライアル当日は、軽い刺激 → しっかり補給 → 余裕を持ってスタート
レベル4 復帰は数字だけでなく、疲労感・動きの軽さも判断材料
※実験的に各コーチのドキュメントをAIに学習・記憶させ、ワークアウトのデータ分析・評価・フィードバック・トレーニング実施に向けたアドバイス等に活用しています。
今週の判断基準まとめ
イージーは185〜190Wで揃える(新しいクリティカルパワーの75%)
ウィンドスプリントは短く・軽く・フォーム優先
3分タイムトライアルは「自然に出る力」を測るだけ
5kmタイムトライアルは序盤260W前後のパワー・ディシプリンが最重要
4.20 W/kg(=約 265 W)を満たせば「レベル4」復帰(もしくは減量)
疲労ゼロで当日を迎えることが最優先
動きの流れ × 上半身の脱力 × 静かな接地 が成功の鍵
今週の展望
3分タイムトライアル(VO₂max の現在地を把握)
5kmタイムトライアル(レースパフォーマンス)
4.20 W/kg 以上(減量も含めた目標値)
この3つが揃えば、レベル4に復帰 → ハーフマラソン(レース特化)ブロックへと移行することになります。
そして、日曜日の5kmタイムトライアル(レース)は、現在のコンディションから計算すると「自己ベスト更新(18分台)」まで射程圏内にあります。
50代でも、新しいデバイスやスポーツ科学・栄養学の力によって、かつての自分をあっさりと抜き去る準備ができることもわかってきました。
身体は軽く、動きは整い、数字も揃ってきた。
あとは、自分を信じて走るだけ。
