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日本語の私と、英語の私。

語学は面白い。

私は英語を話している時のほうが、
もっと自分らしさが出る。

アメリカ人と話すと、
何を言っても、

「それがあなたなんだね。」

と、その人らしさとして
受け止めてくれる文化があるように感じる。

例えば、
100人のうち99人が
同じことをしていたとする。

残り1人だけが
違うことをしていても、

「あの人は変わっている。」

ではなく、

「この人は、この人。」

そんなふうに、
一人の個性として受け入れてくれる。

周りと違うことが、
すぐに「おかしい」という評価につながらない。



だから私は、
英語を話していると、
自然と自分らしくいられる。


でも日本は、
少し違うように感じる。

「そんなこと言う人なんだ。」

「空気が読めない。」

「変わっている。」

みんなと同じ考えではなかったり、
見た目が少し違っていたりすると、

良くも悪くも目立ちやすく、
その人自身を評価する空気があるように思う。

また、

「こう言われたら、こう返す。」

そんな暗黙のルールが
あるようにも感じる。

その枠から少し外れるだけで、
「変わっている」と
見られてしまうことも少なくない。

だから私は、
日本語を話している時のほうが、
無意識に言葉を選んでいる。

この言い方で大丈夫かな。

失礼じゃないかな。

相手はどう思うかな。

そんなことを考えているうちに、
本当に言いたかったことが、
少しずつ薄まってしまう。

HSPでもあるため、
頭の中がパニックになってしまう。

そして、いつの間にか、
日本にいて、
日本人と話している事が
居心地よくなくなってしまった。

自分らしさを出すと、
評価されているという考えが常にあり、
変な緊張感が走ったりする。


もちろん、
アメリカにも人を評価する人はいるだろう。

でも、
「まず伝えよう。」
「あなたはどう思うの?」
という姿勢の人が多いように感じる。

そして、全く違う意見を言っても、
こういう考え方もあるんだ。
として受け入れられる。

アメリカ人の夫と話していても、
どんなに意見が違うからって、
え、ありえない。
という反応は夫からきたことはない。


「そうなんだ。」
「それってどんな感じ?」
「なんでそう思うの?」

と、興味を沸いてくれる。

私は、英語を話している時のほうが、
冗談も言えるし、よく笑う。

深い話もできる。

感情も大きく表現する。

気づけば、
日本語では見せない自分がそこにいる。

昔は、
「英語を話している自分のほうが好きだな。」
そう思うこともあった。

でも最近は、
それは英語だからではなく、
文化の違いも大きいのだと感じるようになった。

日本では、
謙遜が美徳。

目立ちすぎないことが大切。

周りと合わせることが求められる場面も多い。

もちろん、
それが日本の素敵なところでもある。

相手を思いやる文化。

譲り合う文化。

細やかな気遣い。

私はそういう日本らしさも好きだ。

でも、その一方で、
「自分らしくいること」に
少し勇気が必要な社会でもある。

学校でもそうだ。

日本では、
見た目が似ている人が多いこともあってか、

見た目や考え方が少し違うだけで、
「みんな」とは別の枠に
入れられてしまうことがあるように感じる。

例えば、
ハーフの子どもは、
良くも悪くも目立ちやすい。

周りと違うことが、
その人の「個性」ではなく、
「違い」として見られてしまう場面も少なくない。

一方で、
アメリカでは、いろんな見た目の人がいて、
考え方の違いもその人らしさの一つとして
受け入れられることが多い。

だから私は、
英語を話していると、
心まで少し自由になったような感覚になる。

周りと違うことを恐れずに、
思ったことを素直に伝えられる。

そんな安心感が、
英語を話す私を、
もっと自分らしくしてくれるのかもしれない。

語学は、
ただ言葉を覚えることではない。

その国の価値観や、
考え方に触れることでもある。

同じ「ありがとう」でも、
言うタイミングも、
伝え方も違う。

同じ「ごめんね」でも、
意味が違うことがある。

だから語学を学ぶと、
世界が広がるだけではない。

「こういう考え方もあるんだ。」

「こういう伝え方でもいいんだ。」

そんな新しい価値観に出会える。

私は英語を学んだことで、
自分を好きになれた。

「私は変なんじゃない。」

「私らしいだけなんだ。」

そう思えるようになった。

もし英語に出会っていなかったら、
今でも、
「周りに合わせられない自分はおかしい。」
と思い続けていたかもしれない。

日本という国にいることが
苦痛だったかもしれない。

語学は、
新しい言葉を手に入れることではない。

新しい自分に出会うことでもある。

そして私は思う。

もし今、

「自分らしく生きられない。」

「本当の自分を出せない。」

そう感じている人がいるなら、

海外へ行くことでも、
外国の人と話してみることでも、
語学を学んでみることでもいい。

そこには、
今まで知らなかった自分がいるかもしれない。

世界が変わるというより、
自分を見る視点が変わる。

その経験は、
人生を思っている以上に豊かにしてくれる。

私は英語を通して、
言葉だけではなく、
「自分らしく生きてもいい。」
ということを教えてもらった。

だから今でも、
語学は面白いと思う。

そしてこれからも、
新しい言葉とともに、
新しい自分に出会っていきたい。

もしかしたら、
語学を学ぶことで、
あなたもまだ知らない、
本来の自分に出会えるかもしれない。

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