⭐️人を雇ったのに、なぜ社長の時間は増えないのか?――「社長の時間を奪う!」現場型企業7回シリーズまとめ
人を雇った。
社員も育ってきた。
それなのに、なぜ社長はいつまでも忙しいのでしょうか。
職人や技術者を抱える会社では、
「ベテランが休むと仕事が止まる」
「この仕事は○○さんしか分からない」
「人が辞めると社長が現場へ戻る」
ということが起こります。
問題は、単なる人手不足だけではありません。
人に仕事を任せたつもりが、仕事そのものが人についてしまっている。
この状態になると、人が増えても社長の時間はなかなか増えません。
そこで、建設・設備・製造・整備・造園など、職人や技術者を抱える会社向けに、7回シリーズを書きました。
第1回 ベテランが辞めてからでは遅い。現場の「見えない仕事」
ベテランが辞めて困るのは、一人分の作業がなくなるからだけではありません。
材料の発注、在庫確認、工具管理、翌日の段取り、顧客への連絡など、普段は見えていなかった仕事まで一緒になくなります。
「そんなことまでやってくれていたのか」
と気づいてからでは遅いのです。
▶ 社長の時間を奪う!「ベテランが辞めてからでは遅い。現場の『見えない仕事』」
第2回 「誰でもできる仕事」は、本当に価値が低いのか?
掃除、片付け、材料補充、工具管理、積み込み。
専門技能がなくてもできる仕事です。
しかし、その仕事を誰かがやってくれるから、熟練した職人が本来の仕事へ時間を使えます。
仕事の価値は、難しさだけではなく「誰の時間を生み出しているか」で見る。
そんな視点から、現場の仕事を考えています
▶ 社長の時間を奪う!「誰でもできる仕事」は、本当に価値が低いのか?
第3回 腕のいい職人ほど、仕事が見えなくなる
「あいつに任せておけば大丈夫」
これは頼もしい言葉です。
しかし何年かすると、
「あいつにしか分からない」
へ変わることがあります。
機械の癖、加工条件、段取り、顧客の好み、トラブル時の判断。
技術力が高いことと、会社がその人に依存することは別問題です。
▶ 社長の時間を奪う!「腕のいい職人ほど、仕事が見えなくなる」
第4回 ベテランが辞めると、なぜ社長まで現場に戻るのか
一人辞めたから、一人分忙しくなる。
そんな単純な話ではありません。
配置変更、工程調整、顧客への説明、採用、面接、新人教育、品質確認、クレーム対応。
退職したことで、それまで存在しなかった仕事まで増えます。
そして最後には、
「もう俺が行った方が早い」
と、社長自身が現場へ戻ることになります。
▶ 社長の時間を奪う!「ベテランが辞めると、なぜ社長まで現場に戻るのか」
第5回 経験者を採用しても、前任者の代わりにならない理由
「同業経験10年だから大丈夫」
そう思って採用しても、前任者と同じようには動けません。
自社の機械、取引先、品質基準、段取り、顧客ごとの癖までは知らないからです。
「前の○○さんは言わなくても分かった」
と感じたなら、新しい人の能力だけではなく、
仕事を教えられる状態に整理していたか
も考える必要があります。
▶ 社長の時間を奪う!「経験者を採用しても、前任者の代わりにならない理由」
第6回 「あの人に聞かないと分からない」会社は危ない
「この機械は○○さんに聞いて」
「この顧客は○○さんしか分からない」
こうした状態を、単なる属人化という言葉で終わらせず、
「あの人に聞かないと分からない件数」
として数えてみる。
誰に情報が集中しているのか。
何が止まると影響が大きいのか。
感覚ではなく数字で見ることで、改善する場所が見えてきます。
▶ 社長の時間を奪う!「『あの人に聞かないと分からない』会社は危ない」
第7回 誰かが辞めても現場が回る会社を作る
最終回では、解決策をまとめました。
業務の棚卸し
→ 時間の見える化
→ 業務整理
→ 標準化
→ マニュアル・動画化
という順番です。
ただし、職人技まで何でもマニュアル化するのではありません。
職人でなくてもできる仕事を職人から外し、職人だからできる仕事に時間を使ってもらう。
そして、
ベテランの技術を奪うのではなく、ベテランの経験を会社の財産に変える。
ここを目指します。
▶ 社長の時間を奪う!「誰かが辞めても現場が回る会社を作る」
人を辞めさせないことだけを考えない
もちろん、社員に長く働いてもらうことは大切です。
しかし、人にはそれぞれの人生があります。
どれだけ良い会社でも、辞めることはあります。
だから、
人を辞めさせないことだけを考えるのではなく、誰かが辞めても困らない会社を作る。
そのためには、
「人に任せる」と「人に仕事をつける」は違う
という視点が必要です。
人を雇ったのに、社長の時間が増えない。
ベテランが休むと現場が止まる。
「あの人に聞かないと分からない」が多い。
もし思い当たることがあれば、気になる回から読んでみてください。
何も起きていない今が、一番整えやすいときです。
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