丸いロゴからデザインはつながって
丸にMのロゴデザインにひかれつつ
小豆島の風景をたどり、気になるデザインには
立ち止まる。道沿いのコンテナに、奥の建物に、
丸にスマイルのデザインが散りばめられる。色に
形にデザインに、帰りのフェリーの時間を少し
気にしながらも、立ち止まらずにはいられない。

白地に錆鉄板のパネルには、スマイルマークの丸いロゴ

ガラス面にも外壁に描かれたものが入り交じるように

ピンク色の建物には白いスマイルマークがよく映える

白いコンテナの内部では、色はピンクに反転して
旅で出会う色の連なりもまた楽しみのひとつ

旅の風景に心ときめかせ、ガラスに描かれたハートの形が

記憶の中でふわりと浮かび、形を通して
時と場所はつながるように。街を彩るものもあれば

玄界灘を背景に、幸せの形を広げるものも
ハートの形が日本の各地で幸せを広げるように

ここは1880年創業の金両醤油で、壁面にはスマイルマーク

芸術祭の開催に合わせて、笑顔も広がるようにとの

スマイルマークに、笑顔が花咲くアートも思い出す
旅での形を振り返るほどに、旅はより身近となる

ピンクの壁の奥の大きな両引きの木製建具には、開き戸も

組み込まれる。パッチワークのような意匠にも目を留めて

隣に建つ金両の醤油蔵は1912年に建てられて
100年以上の時をこの地で刻む

時を経た焼杉板に時の流れを感じながら

金両醤油に散りばめられたデザインをたどり
文字の形のおもしろさにもひかれている

街角で見かけた正金の文字の、正の形にも目を留めて

丸金醤油で見上げた太っちょの金の文字

金両醤油では、少しだけスリムで軽やかに

などと、まだ開店前の静かな駐車場に立ち

金両醤油に広がる風景を見渡して。白線の先に建つ

白いコンテナハウスのガラスの窓も楽しげで
そのガラスの向こうには、いつかのコンテナ
ハウスの風景へと、旅の記憶がつながるように

歴史ある文化と共に歩む街には、白いコンテナハウスが
軽やかに。福岡の大川家具の歴史は1536年に遡る

木々に囲まれて建つ白いコンテナには
筑後川の向こうの耳納連山のふもとで出会った

また緑と一体となるような茶色のコンテナは
鮮やかなアートにまぎれ、街に溶け込むようにして

旅先のコンテナは色や形を変えながら
その土地の長い記憶に寄り添うように

気持ちのよい空と緑に包まれるレストランには
銀色のコンテナハウスが客席として設置される

もちろんコンテナとして働く風景にもひかれていて
それは人々の思いをのせて海を渡るもの

小豆島への旅の始まりもフェリーに乗って
コンテナとともに海を渡ってきた

金両醤油は思いを、コンテナハウスにも乗せるように
小豆島の地で、また新しい歴史を作っていく
時間が染み込むような風景に、ひときわ鮮やかな
色合いと、長い年月を経た建物の側に、仮設的で
軽やかな白いコンテナが浮かび上がる。旅での
予想外の風景に心もときめくようにして。旅は
驚きにも満ちていて、先へと進む心も軽やかに。
