旅は紡がれ、つながり、結ばれるように

いつものように旅の振り返りを
今回は梅田から中之島へ。そして中之島から橋を渡り、
JR福島駅へといたる、2024年11月の街歩きの記録。
その中で中之島の魅力を体で感じて、またその風景を
自分の中に刻みながら、次への旅へのきっかけにして。
①KITTE大阪
大阪駅前第一ビル
宝寿ビル
歩くほどに、街は、その時々に、違った表情を見せ

常に動きながら、形を変え続ける都市においても

変わることのない建物の佇まいを確認する
②フォーシーズンズホテル大阪
名和晃平 Trans-Mio
新たに街に踊る建物やアートは

洗練された空間で、風景を彩っていく

アートは日常のふとした瞬間を切り取るもので
③大阪中之島美術館
そして、建物自体もアートの気配をまといつつ

シップスキャットにも出迎えられて、大阪中之島美術館の

芸術的なパッサージュのような空間を、演じる気分で
④塩田千春 つながる私 1
美術館を訪れたのは、塩田千春さんの展覧会のためで

降り注ぐ赤い糸が埋め尽くす空間は、いつかの記憶につながり

湯気のように立ち上る白い糸に、大分の風景を重ねたり
⑤塩田千春 つながる私 2
糸は様々なもの繋げ、結び、絡め合い、重なっていく

空間を埋める糸の中のメッセージは円のように散りばめられ

踊るように線を描く糸は、過去から未来へと記憶をつなぐ
⑥大阪中之島美術館
Osaka Directory 7
アートは芸術家の記憶が、強く表出するもので

美術館はその記憶のうつわとなって

作品が発する音を通して、いつかの風景と時間を体感する
⑦国立国際美術館
アートのように躍動する形を帯びるモニュメント

様々な線が入り組みながら、重なり合うように

いつかの過去へと記憶をたどるように地下へと進む
⑧国立国際美術館 彼女の肖像
その日、国立国際美術館で行われていた展覧会は

彼女の肖像という、切れ味の鋭いアートが並び

それは実在と不在を分断するようにして
⑨中之島クロス
ジュビリーⅣ
途切れるものもあれば、あればつながるものもある

中之島は様々なものを紡ぎ、つなぎ、結ぶように

新しいものの交差点となる場所で
⑩朝日放送新社屋
風景は常に変化し、おぼろげであるけれど

大切ないつか記憶は、心のどこかでひっそりと

今と、いつかの風景を重ねていく

いつものように街の形を拾いあつめながら
水の都、大阪。大きな川に囲まれた中之島には、水の
風景が広がる。旅を続けるほどに風景は重なり、それは
次への旅のきっかけとなり、いつかの旅と共鳴する。
そして一つ一つが、短い人生の中での長い旅の一部と
なる。中之島への旅は昨年の11月半ばのことで、旅の
文章が追いつかず、どんどんと綴る時期がずれ込んで
いく。でも、それではイベントの会期も終わってしまう
ので今度は順番を入れ替えて、最近の旅の記録を綴る。
