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傷病手当金は退職後ももらえる?勤続7ヶ月だった私が3ヶ月受け取れた理由

傷病手当金は、退職した後も受け取れます。条件を満たせば、です。

私は39歳で適応障害になり休職し、そのまま退職しました。
その会社の健康保険に入っていたのは7ヶ月。
「継続して1年以上」という条件を満たしていません。
それでも退職後3ヶ月、受け取れました。
前の会社の被保険者期間が通算されたからです。

うつ病や適応障害で休職するとき、一番の恐怖は「収入が止まること」ではないでしょうか。私は家族を養う立場で無収入でした。
あの時期の生活を支えてくれたのが傷病手当金です。

これは「知っている人だけが使える制度」ではなく、健康保険に入って働いてきた人の権利です。なぜ通算されたのか、どこに確認すればいいのか。
当時の私が知りたかった順番で書きます。

(制度の内容は2026年7月時点で確認したものです)


📌傷病手当金とは?うつ病や適応障害も対象になる?

会社員などが病気やケガで働けなくなり、
給与が出ない期間に、健康保険から支給されるお金です。
うつ病や適応障害も対象になります。

主な条件は次の4つです。

1️⃣業務外の病気・ケガで療養中であること
2️⃣働けない状態であること(医師の証明が必要)
3️⃣連続する3日間の待期を含み、4日以上仕事を休んだこと
4️⃣休んだ期間に給与の支払いがないこと


📌いくら、いつまでもらえる?

金額の目安は、それまでの給与のおよそ3分の2です
(直近12ヶ月の標準報酬月額の平均を基に計算されます)。

期間は、支給開始から通算で最長1年6ヶ月
以前は「開始から1年6ヶ月まで」でしたが、制度改正で「通算」になり、
在職中に復職した期間は数えない形になりました。

満額ではないにせよ、1年半の猶予がある。
この事実を知るだけで、「今すぐ働かないと」という焦りが少し和らぎます。
私はこの焦りに負けて再就職を急ぎ、失敗した人間なので、余計にそう思います。


📌退職したら打ち切りになる?

私が一番伝えたいのはここです。

退職すると傷病手当金は打ち切り、と思い込んでいる人が多いのですが、
条件を満たせば退職後も継続して受給できます。

主な条件は、退職日までに継続して1年以上健康保険の被保険者期間があること、退職時点で傷病手当金を受けているか受けられる状態であること、などです。

私も退職後、再就職するまでの3ヶ月間、この継続給付に生活を支えられながら療養しました。
「辞めたらお金が止まる」という思い込みで、限界まで退職を先延ばしにする必要はありません。

勤続1年未満だと対象外?

ここは、私が後から知って青くなったところです。

私が退職した会社の健康保険に入っていたのは、7ヶ月でした。
1年ありません。それでも継続給付を受けられたのは、前の会社の被保険者期間が通算されたからです。

通算されるには条件があります。
前の会社を辞めた日と、次の会社に入った日の間が空いていないこと。
私は前職を8月31日に退職して、9月1日に入社していました。
1日も空いていません。狙ってやったわけではなく、たまたまです。

もしこの間に空白があったら、通算されなかった可能性があります。
その場合、退職後の3ヶ月分は入っていませんでした。

「今の会社は1年経っていないから対象外だ」と、自分で判断しないでください。
前の会社の期間が繋がるかどうかは、加入している健康保険に聞けば分かります。


📌退職後の給付は、途切れても再開できる?

ここは本当に大事なので、独立した見出しにしました。

在職中なら、復職してまた悪化した場合、通算1年6ヶ月の範囲で支給が再開されます。でも退職後の継続給付は、いったん「働ける状態」になった時点で終わりです。 その後また調子を崩しても、復活しません。

つまり、回復途中に「少し良くなったから短期のバイトでも」と焦って動くと、残りの受給資格ごと失う可能性があります。
私が「焦らないで」と繰り返すのは気持ちの問題だけではなく、こういうお金の実務に直結しているからです。動き出す判断は、必ず主治医と、加入していた健康保険(協会けんぽ・健保組合)に確認してからにしてください。


📌失業給付と同時にもらえる?

もう一つ、混同しやすいのが雇用保険の失業給付(基本手当)との関係です。

傷病手当金は「働けない人」の制度、
失業給付は「働ける状態で仕事を探している人」の制度。
前提が真逆なので、同時には受け取れません。

そして失業給付には「離職から原則1年以内」という期限があります。
療養が長引くと、何もしないままこの権利が消えてしまいます。

ここで効くのが、ハローワークでの「受給期間の延長申請」です。病気などで働けない状態が30日続いた後に申請でき、受給期間を先送りできます。
私はこの手続きを、動けるうちに済ませておきました。
受給資格そのものを消さないための保険です。
退職して療養に入る方は、動けるうちにこれだけは済ませておいてください。

なお私自身は、その後に障害者手帳を取ったことで給付日数が延び、療養しながら受け取り続けることができました(延びる日数は年齢・加入期間・離職理由で変わります)。
その日数と、傷病手当金からどうつないだかの実際は、全記録に書いています。


📌申請の手続きは大変?

  • 申請書には本人・会社(事業主)・医師の記入欄があります

  • 通常は1ヶ月ごとなど、期間を区切って申請します

  • 手続きは会社の人事や健康保険組合・協会けんぽに確認するのが確実です

うつで頭が働かない時期の書類手続きは、本当にしんどい。
可能なら家族に手伝ってもらってください。それも立派な療養の一部です。

お金の不安と焦りにどう向き合ったかを含め、社会復帰までの全記録はこちらに書いています。

障害|お金と仕事の実務ガイド

制度確認日:2026年7月(この記事に出てくる制度の要件・金額は、この時点で確認したものです。制度は改正されることがあります)

※制度の内容は変わることがあります。最新の条件・金額・手続きは、加入している健康保険組合または協会けんぽ、失業給付についてはハローワークで必ず確認してください。この記事は一人の当事者の体験に基づくものです。

#うつ病 #適応障害 #休職 #傷病手当金 #退職 #メンタルヘルス

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📝最後にひとこと
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
コメントはいつでも大歓迎です。
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