SoFi、2025年第3四半期決算を発表 ― 成長と収益性が加速、S&P500入り目前か!?
先日、2025年第3四半期の決算が発表された。極めて良い決算であったと思う。以前の投稿のとおり、2025年の通期ガイダンスも3四半期連続で上方修正された。

売上の伸びが費用の増加を相対的に上回り、売上以上に利益の伸びが加速する「営業レバレッジ」が効いた状態が継続している。スケールメリットの拡大により、今後もこの傾向は続くと見られる。
さて、以下に決算を振り返る。
<堅調な会員数の増加>
2025年通期の会員数は、2024年対比で“少なくとも”350万人増、すなわち1,360万人超になると発表された。2025年第3四半期時点で約1,260万人のため、2025年第4四半期は約100万人の増加が予想されている。


<ステーブルコイン:2026年に開始(予定)>
先日、米CNBCの人気経済番組「Mad Money(マッド・マネー)」にCEO Anthony Noto(アンソニー・ノト)が出演したときに続き、CEO Notoがステーブルコインの開始時期を2026年と明言した。
SoFi内部ではすでに発行準備が進んでいると見られ、GENIUS Actの施行時期が想定より遅れるなどの大きな環境変化がない限り、ステーブルコインの発行は2026年に確定的と見てよいだろう。
まだほとんどの人が注目していないと思うが、将来的に極めて大きな株価インパクトを持つと期待している。
<好調なローン事業>
個人ローンおよび住宅ローン融資は第3四半期を終えた時点で、2024年通期の実績を超え、学生ローンも昨年とほぼ同水準にまで達している。

全米のクレジットカード債務残高は1.2兆ドル(約180兆円)を超え、平均金利は2025年第2四半期時点で21.2%に達し、延滞率・延滞額も高水準である。このような環境下で、SoFiが提供するより低金利の個人ローンは、借り換え需要の受け皿として大きな潜在市場を抱えている。
学生ローンはコロナ禍でストップしていた返済が再開され、こちらも延滞が足元で急上昇している。学生ローンにおける政府の役割縮小も今後進んでいくと見られるため、ここにも大きなビジネスチャンスが広がっている。


また、会員約1,260万人のうち約300万人が住宅ローンを抱えており、SoFiの住宅ローン利用は5%未満、すなわち約95%が他社からの借り入れである。SoFiの住宅ローンは近年ラインナップの拡充が進んでおり、今後の金利低下に伴って借り換え需要の増加が見込まれる。
なお、個人ローンおよび住宅ローン向けの融資は2025年第3四半期に過去最高を更新している。

<好調を続けるローンプラットフォームビジネス(LPB)>
そのなかでもLPB向けの融資が2025年第3四半期は33.7億ドルに達し、第4四半期も引き続き増加する見通しが示された。LPBが持つ大きなポテンシャルを考えれば、まだ序の口に過ぎず、今後も勢いよく拡大していくだろう。

<クロスセル率の向上>
既存会員へのクロスセルが進み、ローンの新規契約または金融サービス事業における銀行・証券などの新規アカウント開設の約40%が既存会員によってなされた。当然、クロスセル率の向上は、CEOのAnthony Noto(アンソニー・ノト)が目指す2030年までの会員あたりの契約(アカウント)数を平均3にするために必須であり、今後の動向を注視したい。

<Rule of 40/50:高成長と高収益を両立>
「Rule of 40」や「Rule of 50」とは、売上の対前年成長率(%)とAdjusted EBITDA Margin(≒営業利益率)を合計し、その数値が40または50を超えているかどうかで、企業の成長性と収益性のバランスを評価する指標である。
SoFiは2021年第4四半期以降、16四半期連続で「Rule of 40」を、5四半期連続で「Rule of 50」を超えており、高成長と高収益を両立させている。

SoFiのS&P500入りが一段と現実味を帯びた決算内容であった。
P.S. 2025年第3四半期のこまかなデータは第2四半期同様、後日アップデートしようと思います。よろしければ、「スキ」やフォローで応援いただけるとうれしいです😊
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