【2026.4】第104回五木田塾関東勉強会|Your Best Solutionという思想
Your Best Solution代表、五木田穣です。
Your Best Solutionの事業の主軸として行っている、
メンターシッププログラム(通称 五木田塾)の勉強会について。
今回は2026年4月に開催した、第104回関東勉強会の様子をご紹介します。
※五木田塾は、トレーナー、治療家、セラピスト、インストラクターなど、心と体に関わる専門職が集まり、技術や知識だけではなく、「人を観る力」を育てていくメンターシップ型の学びの場です。
近況報告という“ととのえ”
勉強会では、毎回、一人一人に、
・最近あった「良いこと」「嫌なこと」「感化されたこと」は?
・先月を振り返り、反省点、改善点を踏まえて、今月のやること(やらないこと)、宣言をしてください。
・五木田に(もしくはメンバーの誰か)に聴きたいこと(相談)があれば、どうぞ。
といった形で発表してもらっています。

近況報告は、ただの報告ではなく、
それぞれがどんな状態で日々を過ごしているのか
を言語化する時間です。
悩みや課題を共有することは、
単なる情報交換ではありません。
専門家自身の「社会的健康」をととのえる時間です。
どれだけ知識を身につけ、技術を磨いても、
自分自身の状態がととのっていなければ、
本質的な『健康』を提供できません。
私は、この時間を何よりも大切にしています。
座学|ととのえる・つかえる・きたえる
今回は、今一度、共通認識をすり合わせておこうということで、
別日程で、オンラインで行いました。
テーマは、
Your Best Solutionが大切にしている考え方である、
「ととのえる・つかえる・きたえる」
という段階的・包括的アプローチについてです。

Your Best Solutionとは、
その人に合った最善の解決方法を提供すること。
単に痛みを取る、筋肉を鍛える、姿勢を整えるということではなく、
その人の悩み、希望、生活習慣、性格、環境、価値観などを含めて、
「その人にとって何が本当に必要なのか」を観ていく考え方です。
そのために大切になるのが、症状だけを見るのではなく、
身体的・精神的・社会的・スピリチュアル的な健康を含めて、
人を包括的に捉える視点です。
健康とは、単に病気がない状態ではありません。
身体の構造や機能、心の状態、人とのつながり、
生き方や在り方までを含めて、
その人が自分らしく生きられているかどうか。
今回は、有料記事にもしているWHOの健康概念、アドラー心理学における共同体感覚、ICFの生活機能モデルなども交えながら、健康について「構造」として捉える視点も共有しました。
ととのえる・つかえる・きたえる とは
Your Best Solutionが大切にしている流れは、
ととのえる → つかえる → きたえる という段階です。
まずは、心と体をととのえる。
そのうえで、自分の体をつかえるようにする。
そして最後に、必要であれば、きたえる。
いきなり鍛えるのではなく、
まずは脱力、呼吸、寝返りなどを通して、
心と体を快適な状態に戻していく。
次に、発育発達の過程に基づき、
姿勢・動作のコントロールを学習し、
丁寧に自分の身体をつかえるようにしていく。
そして最後に、必要であれば、
ウエイトトレーニングやパフォーマンストレーニングを通じて
動作をより強く、より大きく、よりうまく発揮できるようにしていく。
筋肉を鍛えるのではなく、動作を鍛える。
適切に鍛えるためには、適切に使えないといけない。
適切に動けるから、適切に鍛えられる。
その前提が、ととのえるになります。
ととのっていなければ、
適切につかえないし、
適切にきたえられません。
根本的な問題解決をするためには、
この3段階を考慮する必要があると考えています。
ととのえるとは
「ととのえる」には、
整える と 調える の両方の意味があります。
整えるとは、位置や形、バランスを整えること。
調えるとは、呼吸、姿勢、心、感覚、全体の調和を調えていくこと。
身体は、筋肉や関節を単体で見るものではなく、
全身がつながったひとつの構造として働いています。
そのため、どこか一部分だけを変えるのではなく、
全体のつながり、重力との関係、呼吸、姿勢、感覚、自律神経、心の状態まで含めて観ていく必要があります。
ととのえることは、単なるリラクゼーションではありません。
本来の状態に戻り、余計な緊張や代償動作を減らし、
自分の心と体を自分で感じられるようにしていくことです。
つかえるとは
「つかえる」とは、
自分の身体を思い通りに使えるようにしていくことです。
人間は、仰向け、うつ伏せ、四つ這い、膝立ち、立位、片脚立位といった発育発達の過程を経て、重力に対して身体を安定させる力を身につけていきます。
この過程をもう一度丁寧にたどることで、
可動性、安定性、連動性、コントロール能力を高めていくことができます。
特に大切なのは、
「在り方」が「立ち方・歩き方・動き方」に表れるという視点です。
姿勢や動作は、単なる身体の問題ではありません。
その人の心の状態、感覚、思考、習慣、生き方までが表れます。
だからこそ、身体をつかえるようにすることは、
自分という存在を、つかいこなしていくことでもあります。
きたえるとは
「きたえる」とは、
単に筋肉を大きくしたり、筋力を上げたりすることではありません。
Your Best Solutionで大切にしているのは、
筋肉を鍛えることよりも、動作を鍛えること。
パフォーマンスを高めるためには、
可動性、安定性、連動性という広い土台が必要です。
その土台の上に、基礎的筋力、パワー、競技スキルが積み上がっていきます。
デッドリフト、スクワット、ベントオーバーロウ、ベンチプレス、オーバーヘッドプレスといった基本動作も、ただ重さを扱うのではなく、
姿勢、骨盤のコントロール、腹腔内圧、胸椎の可動性、肩甲骨の安定性、股関節主導、足部の接地感覚など、全身のつながりを観ながら行うことが重要です。
きたえるとは、
身体機能を高め、人生をよりパワフルに、エネルギッシュに、アクティブに生きていくための段階です。
まとめ
今回の座学を通して改めて確認したのは、
Your Best Solutionが目指しているのは、
依存ではなく自立であるということです。
こちらが一方的に治す、整える、教えるのではなく、
本人が自分の心と体に気づき、感じ、調整し、習慣化していく。
そのために、その人に寄り添いながら、
その人にとっての最善の解決方法を共に探していきます。
ととのえる。
つかえる。
きたえる。
この3つは、単なる運動指導のステップではなく、
自分の心と体を取り戻し、
自分の人生を主体的に生きるためのプロセスでもあります。
私たちは、Your Best Solutionという思想を共有しながら、
それぞれの目の前の人に対して、ベストを尽くしていきます。

※参考記事
実技|ととのえる・つかえる・きたえる
実技の時間は、単に技術を増やすための時間ではありません。
座学で共有した思想を土台にしながら、
どう観るか。
どう触れるか。
どんな状態で向き合うか。
その土台をととのえていきます。
関東は、運動指導者が多い支部ですが、
適切な手技を入れることで、
身体の感覚が、もう一段階クリアになります。
局所を見るのではなく、全体を観る。
今だけでなく、その先を想定する。
介入ではなく、感覚を伝える。
Exercise is Therapy.(運動=治療)
Therapy is Exercise.(治療=運動)
運動と治療を分けない。
何が最善か。
何が必要か。
常に、問い続ける。
それが私たちのスタンスです。
それぞれのテーマを持って参加する
実技では、それぞれの疑問・課題に向き合います。
今日学びたいことをお互いに共有し、頭と体を使って学習していきます。
この日は、2組に分かれて行いました。



勉強会は、皆で一つのテーマについて議論する時もありますが、
個別に学びを深めていく時もあります。
全体で学ぶことも大事ですが、
個別に向き合うからこそ、深まるものがあります。

懇親合トレ(笑)
勉強会後は、懇親合トレをおこないました。
鍛えながら、ととのえる。
勉強会とはまた違った学びがあります。
自分の体を使いこなす。
自分ができないことは、教えられないから。

メンバーの声
メンバーの感想を、ご紹介します。
新メンバーも募集しています。
五木田塾は、
合う人と合わない人がはっきり分かれる場です。
知識や技術を短期間で身につけたい方には、
合わないかもしれません。
でも、
「在り方」からととのえたい。
「本質」を学びたい。
専門性と人間性の両方を磨いていきたい。
そう感じている方には、
きっと意味のある時間になると思います。
今後も、勉強会の様子や、
私たちが、どんな考えでこの場を続けているのかを
少しずつ書いていきます。
まずは、いくつかの記事を読んでみてください。
それでも何か残るものがあれば、
一度、雰囲気を見に来てください。
お試し参加も受け付けています。
ご縁を感じられた方は、LINEよりご連絡ください。
無理にお勧めすることはありません。
ご自身のタイミングで判断していただければと思います。

以下、条件などです。
参加対象
・Your Best Solutionというコンセプトに賛同していただける方
・心と体の健康に関わる職業の方
・人として信頼できる方
なお、子連れのママさんも大歓迎です!そんな勉強会も珍しいでしょう😊
(ただし、現段階では3歳くらいまでの乳幼児までとさせていただいています)
目指すもの
①徳(人間力)と才(専門力、ビジネス力)の両方を磨いていくこと
②治療と運動の統合、西洋と東洋の統合、あらゆるものの統合をしていくこと
③時間、お金、場所などの制約に縛られず、自由に、自分の人生を生き、幸せになること
④お互いの価値を活かし合い、それぞれの可能性を最大限に高めていくこと
⑤未来志向で、新しい時代に即した在り方、生き方、働き方を
最後に
五木田塾という、この場は、
私自身も、常に問い続けている場所です。
完成された人が集まるのではなく、
問い続けられる人が集まる。
それが五木田塾です。
また、次の記事でお会いしましょう。
Your Best Solution代表
五木田穣
