「インテリジェントハブ」と「ノンインテリジェントハブ」の違い
予備知識
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| ハブ | スター型ネットワークの元締めかつ中継野郎(ネットワークの中継機器)ですが、よく分からなければ「通信の中継をする機械」程度の理解で かまいません |
| SNMP | ネットワークにつながれている機器をネットワーク経由で管理するときに使う、通信上のお約束事 |
| SNMPエージェント | 機器をネットワーク経由で管理する仕組みにおける、監視員さん |
| SNMPマネージャ | 機器をネットワーク経由で管理する仕組みにおける、監視員さんの管理者 |
SNMP関係の説明をしておきます。
ネットワークにつながった機器、例えばルータが あったとしましょう。

このルータさんを、ネットワーク越しに監視・管理したいです。
まずは、監視・管理したい機器、この場合はルータさんに監視員を派遣します。
実際には、ルータさんの中にあらかじめ監視員さんが入っていて、そいつを叩き起こすだけですが、気にしないでください。
とにかく、監視員にルータを見張らせるのです。

一方で、その監視員さんを取りまとめる管理者さんもいます。
管理者は、監視員さんが見張っている機器とネットワークでつながった どこかのコンピュータにいます。
ふんぞり返って、下っ端からの報告を待っているのです。

監視員さんはルータさんを見張ります。
そして、定期的に監視結果を管理者さんに連絡します。
「異常な~し」とか「大変です!息をしていません!」とかですね。

逆に管理者さんから監視員さんに指示が来ることもあります。
「最近サボり気味だから尻を叩け!」とか「取りあえず人工呼吸をしろ!」とかですね。

このような
1.実際に機器のそばで あれこれする監視員さん
2.本部にいて、監視員さんからの報告に対して あれこれする管理者さん
が連携することによって、機器をネットワーク経由で管理する やり方があるのです。

この話における監視員さんを「SNMPエージェント」と言います。
管理者さんは「SNMPマネージャ」です。
監視員さんと管理者さんの間で意志疎通するためのルールは「SNMP」です。

それぞれの用語の意味
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| インテリジェントハブ | SNMPエージェントとしての機能がくっついていて、ネットワーク経由で遠隔管理できるハブ |
| ノンインテリジェントハブ | 遠隔管理できないハブ |
似ているところ
どちらもハブです。
違うところ
SNMPエージェントとしての機能が、あるか、ないかです。
よく分からない人は「インテリジェントハブの方がスゴい」と思ってください。
その分、お値段も高いですけどね。
備考
少し専門的な話になってしまいますが、ハブには
・リピーターハブ(バカハブ)
・スイッチングハブ
の2種類あります。
インテリジェントハブは普通
SNMPエージェントの機能が付いている「スイッチングハブ」
です。
もしあればSNMPエージェントの機能が付いたリピーターハブも「インテリジェントハブ」と呼べるとは思いますが、今はリピーターハブはあまり使われていません。
そのため、SNMPエージェントの機能が付いたリピーターハブ(インテリジェントハブなリピーターハブ)なんて、わざわざ作られていないと思います。
インテリジェントハブではないのがノンインテリジェントハブです。
・SNMPエージェントの機能が付いていないスイッチングハブ
・(SNMPエージェントの機能が付いていない)リピーターハブ
などがノンインテリジェントハブに該当します。
人によって微妙に解釈が違ったりもしますが、私の理解では
| - | SNMP対応 | SNMP非対応 |
|---|---|---|
| リピーターハブ(バカハブ) | インテリジェントハブ | ノンインテリジェントハブ |
| スイッチングハブ | インテリジェントハブ | ノンインテリジェントハブ |
です。
インテリジェントハブなリピーターハブも(理屈上は)あります。
ノンインテリジェントハブなスイッチングハブもあります。
そんな理解です。






