ノンインテリジェントハブ
ハブだよ
遠隔管理できないよ
インテリジェントハブの対義語だよ
簡単に書くよ
ノンインテリジェントハブ(英:non-intelligent hub)とは
インテリジェントハブの対義語
であり
ネットワーク経由で遠隔管理できないハブのこと
です。
身も蓋もない言い方をすると
あまり高価じゃない普通のハブのこと
です。
詳しく書くよ
最初に留意事項です。
「インテリジェントハブ」と言われて「あぁ、アレのことね」と分かる方は、このページを読む必要は ありません。
ズバリ!
インテリジェントハブじゃないハブ
が「ノンインテリジェントハブ」です。
ネットワーク経由で遠隔管理できないハブ
とも言えます。
以上でインテリジェントハブを理解している人向けの説明を終わります。
ここから先はインテリジェントハブを理解していない人向けの説明です。
予備知識を含め、
1.ハブ
2.SNMP
3.インテリジェントハブ
4.ノンインテリジェントハブ
の順序で、順番に説明していきます。
それでは行きましょう。
ネットワークの構成には、いくつかの種類がありましてね。
その中に「スター型ネットワーク」と呼ばれる種類があります。
スター型ネットワークでは元締め用の機械を1つ置きます。
すべてのコンピュータは、その元締め用の機械を経由してやり取りします。
この元締めの機械を「ハブ」と言います。
ここでは、とりあえず
ハブは通信を中継する機械
というのを覚えておいてください。
スター型ネットワークがどーちゃらこーちゃら、というのは忘れて かまいません。
さて、ここで登場したハブですが、実は2種類あります。
それは
1.みんなに送るけど自分に関係ない通信は無視してね!なハブ
2.送り先を判断してピンポイントで送るよ!なハブ
の2つです。
例えば、コンピュータAがハブに「コンピュータBにアレのことを聞いてくださ~い」とお願いを出したとしましょう。
このとき「1.みんなに送るけど自分に関係ない通信は無視してね!なハブ」は、全部のコンピュータに対して「Bさん以外は無視してくださ~い。Aさんがアレのことを聞いてるよ~」と送ります。
一方「2.送り先を判断してピンポイントで送るよ!なハブ」は、ピンポイントでコンピュータBに「Aさんがアレのことを聞いてるよ~」と送ります。
この2種類のハブのうち「1.みんなに送るけど自分に関係ない通信は無視してね!なハブ」を「リピーターハブ」と言います。
「2.送り先を判断してピンポイントで送るよ!なハブ」は「スイッチングハブ」です。
リピーターハブは、最近では、ほとんど使いません。
スイッチングハブは、LANケーブル用のテーブルタップとして、よく使います。
以上がハブの説明です。
次にSNMPについて説明します。
ここに、ネットワークにつながった機器、例えばルータが あったとしましょう。
このルータさんを、ネットワーク越しに監視・管理したいです。
そんなときは、まず、監視・管理したい機器(今回はルータさん)に監視員を派遣します。
実際には、機器の中にあらかじめ監視員さんが入っていて、そいつを叩き起こすだけですけどね。
とりあえず今は気にしないでください。
一方で、監視員さんを取りまとめる管理者さんもいます。
管理者さんは、監視員さんが見張っている機器とネットワークでつながっている、どこかのコンピュータにいます。
ふんぞり返って下っ端からの報告を待っているのです。
監視員さんは監視対象の機器を見張ります。
そして、定期的に監視結果を管理者さんに連絡します。
「異常な~し」とか「大変です!息をしていません!」とかですね。
管理者さんから監視員さんに指示が出ることもあります。
「最近サボり気味だから尻を叩け!」とか「取りあえず人工呼吸をしろ!」とかですね。
このような
1.実際に機器のそばで あれこれする監視員さん
2.本部にいて、監視員さんからの報告に対して あれこれする管理者さん
が連携することによって、機器をネットワーク経由で管理する やり方があるのです。
監視員さんと管理者さんは情報をやり取りします。
つまり、通信をします。
通信するときは、お約束事が必要です。
片方が日本語で話しかけたのに、もう一方が英語で お返事したのでは、コミュニケーションが成立しませんよね。
それと同じです。
監視員さんと管理者さんがやり取りするときに使うお約束事は「SNMP」と言います。
「Simple Network Management Protocol(シンプル・ネットワーク・マネジメント・プロトコル)」の略で「SNMP」です。
文字通り「ネットワーク」で「マネジメント(管理)」するときに使う お約束事です。
SNMPでやり取りする片割れ、機器の動きをじ~っと見ていた監視員さんは「SNMPエージェント」と言います。
機器を監視して、その状況を管理者さんに伝えたりするのが、お仕事です。
管理者さんの方は「SNMPマネージャ」と呼ばれます。
監視員さんからの報告を受けてあーだこーだしたり、逆に監視員さんに対して指示を出すのがお仕事です。
せっかくなので全部まとめて覚えてあげてください。
・SNMPエージェント:監視員さん(実際に機器を監視するやつ)
・SNMPマネージャ:管理者さん(監視員さんからの報告を受けてあーだこーだするやつ)
・SNMP:監視員さんと管理者さんの間で意志疎通するためのルール
です。
以上がSNMPの説明です。
次にインテリジェントハブの説明をします。
インテリジェントハブは「SNMPエージェントとしての機能が備わっているスイッチングハブ」です。
ネットワーク経由で遠隔管理できるハブ
とも言えます。
先ほどSNMPの説明をしたときに
そんなときは、まず、監視・管理したい機器(今回はルータさん)に監視員を派遣します。
実際には、機器の中にあらかじめ監視員さんが入っていて、そいつを叩き起こすだけですけどね。
とりあえず今は気にしないでください。
と書きました。
そうです。
監視員さんは機器の中にあらかじめ入っているのです。
普段は機器の中で、お昼寝しています。
監視員さんが入っている機器はSNMPを使って遠隔管理できます。
監視員さんが入っていない機器はSNMPを使って遠隔管理できません。
「そんなの当たり前じゃん!」と思えたなら、インテリジェントハブの理解は目前です。
SNMPの監視員さんが入っているスイッチングハブがインテリジェントハブです。
監視員さんが入っているので、その気になればSNMPを使って管理できます。
つまり、ネットワークを経由した遠隔管理ができるわけです。
ふぃ~、お待たせしました。
いよいよ本題です。
ここまでを踏まえて
SNMPの監視員さんが入っていないハブ
が「ノンインテリジェントハブ」です。
「ダムハブ」とも呼ばれます。
ノンインテリジェントハブにはSNMPの監視員さんが入っていません。
よって、ネットワーク経由の遠隔管理ができません。
……と、回りくどく説明しましたが、要するに、あまり高くない普通のハブのことです。
お店とかに行って安いハブを買えば、それはノンインテリジェントハブだと思います。
ちなみにですが、ハブには
・リピーターハブ
・スイッチングハブ
の2種類が ありました。
インテリジェントハブは
SNMP監視員さんがくっついた「スイッチングハブ」
です。
リピーターハブにSNMP監視員さんがくっついたのも「インテリジェントハブ」と呼べるとは思いますが、今はリピーターハブはあまり使われていません。
そのため、SNMP監視員さんをくっつけたリピーターハブ(インテリジェントハブなリピーターハブ)なんて、わざわざ作られていないと思います。
インテリジェントハブではないのがノンインテリジェントハブです。
・SNMP監視員さんがくっついていないスイッチングハブ
・リピーターハブ
などがノンインテリジェントハブに該当します。
なんか、ごちゃごちゃしたので整理しておきますね。
人によって微妙に呼び方が違ったりもしますが、私の理解では
| - | SNMP対応 | SNMP非対応 |
|---|---|---|
| リピーターハブ(バカハブ) | インテリジェントハブ | ノンインテリジェントハブ(ダムハブ) |
| スイッチングハブ | インテリジェントハブ | ノンインテリジェントハブ(ダムハブ) |
です。
インテリジェントハブなリピーターハブも(理屈上は)あります。
ノンインテリジェントハブなスイッチングハブもあります。
そんな理解です。
一言でまとめるよ
まぁ「ノンインテリジェントハブ」って単語が出てきたら「遠隔管理できないハブなんだな~」と お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「non(ノン)」は否定を意味します。
「intelligent(インテリジェント)」の意味は「知能を持った」とか「知性のある」とか「賢い」とかです。
「hub(ハブ)」の意味は「車輪とかプロペラの中心部」とか「中心地」とか「拠点」とか「中核」とか「中枢」とかです。
何となく くっつけると
賢くない中枢
となります。





