ダムハブ
リピーターハブのことだよ
あるいは、遠隔管理できないハブだよ
2つの違う意味がある用語だよ
簡単に書くよ
ダムハブ(英:dumb hub)とは
「リピーターハブ」のこと。
用語の中身としては
「みんなに聞こえるように伝えるから、自分に関係ない通信は無視してね」なハブのこと
です。
あるいは
ネットワーク経由で遠隔管理できるようになっていないハブのこと
です。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として「ハブ」と「リピーターハブ」について説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
ネットワークの構成には、いくつかの種類がありましてね。
その中に「スター型ネットワーク」という種類があります。
スター型ネットワークでは元締め用の機械を1つ置きます。
すべてのコンピュータは、その元締め用の機械を経由してやり取りします。
この元締めの機械を「ハブ」と言います。
ここでは、とりあえず
ハブは通信を中継する機械
というのを覚えておいてください。
スター型ネットワークがどーちゃらこーちゃら、というのは忘れて かまいません。
さて、ここで登場したハブですが、実は2種類あります。
それは
1.みんなに送るけど自分に関係ない通信は無視してね!なハブ
2.送り先を判断してピンポイントで送るよ!なハブ
の2つです。
例えば、コンピュータAがハブに「コンピュータBにアレのことを聞いてくださ~い」とお願いを出したとしましょう。
このとき「1.みんなに送るけど自分に関係ない通信は無視してね!なハブ」は、全部のコンピュータに対して「Bさん以外は無視してくださ~い。Aさんがアレのことを聞いてるよ~」と送ります。
一方「2.送り先を判断してピンポイントで送るよ!なハブ」は、ピンポイントでコンピュータBに「Aさんがアレのことを聞いてるよ~」と送ります。
この2種類のハブのうち「1.みんなに送るけど自分に関係ない通信は無視してね!なハブ」が「リピーターハブ」です。
あと、ついでなので書いておくと「2.送り先を判断してピンポイントで送るよ!なハブ」は「スイッチングハブ」と言います。
先生が生徒の呼び出しをするときに、リピーターハブは校内放送で「ピヨ太君、放課後職員室に来なさい」と伝えるイメージです。
ピヨ太君以外の人にも聞こえますが、ピヨ太君以外は放送を無視するでしょう。
スイッチングハブは、生徒の携帯に電話して「ピヨ太!放課後職員室に来い!」と伝えるイメージです。
ピヨ太君以外には聞こえません。
以上を踏まえて
リピータハブの別の呼び名
が「ダムハブ」です。
……というのが1つ目の意味です。
あとは
ネットワーク経由で遠隔管理できないハブ
を指して「ダムハブ」と表現している場合も あります。
説明が長くなるので細かくは触れませんが「インテリジェントハブ」と呼ばれているスイッチングハブがあります。
インテリジェントハブは「SNMPエージェントとしての機能がくっついていて、違う場所からネットワーク経由で遠隔管理できるようになっているスイッチングハブ」です。
詳細は、用語「インテリジェントハブ」の説明を ご覧ください。
インテリジェントハブではないハブを「ノンインテリジェントハブ」と言います。
ノンインテリジェントハブは「ネットワーク経由で遠隔管理できないハブ」です。
このノンインテリジェントハブを指して「ダムハブ」と表現していることがあるのです。
ダムハブの「ダム」は「dumb(ダム)」です。
「dumb(ダム)」の意味は「頭の悪い」とか「バカな」とか「口の聞けない」とかです。
つまり「バカなハブ」という意味ですが、これが文字通りのバカハブ(リピーターハブ)を指していることもあれば、ネットワーク経由で遠隔管理できない(インテリジェントハブと比べて)バカなハブということでノンインテリジェントハブを指していることもあるみたいです。
ややこしいですね。
「ダムハブ」という用語が出てきたら
1.リピーターハブ
2.遠隔管理できないハブ(スイッチングハブ)
の2つの可能性があります。
一応、頭の片隅にでも置いておいてあげてください。
一言でまとめるよ
まぁ「ダムハブ」って単語が出てきたら「リピータハブ
(「みんなに聞こえるから関係ない人は無視してね!」なハブ)のこと、あるいは、遠隔管理できないハブのことなんだな~」と お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「dumb(ダム)」の意味は「頭の悪い」とか「バカな」とか「口の聞けない」とかです。
「hub(ハブ)」の意味は「車輪とかプロペラの中心部」とか「中心地」とか「拠点」とか「中核」とか「中枢」とかです。
何となく くっつけると
バカな中枢
となります。






