価値実証
「やる価値があるのかな?」を調べるよ
実際に試してみて調べるよ
できることが分かっているものに対してやるよ
「PoV」と表現されることが多いよ
簡単に書くよ
価値実証(読:カチジッショウ 英:proof of value)とは
「PoV」を日本語にしてみた表現。
用語の中身としては
「概念実証(PoC)
(「これって本当にできるのかな?」とかを お試しでやってみて調べること)」の親戚の友達のツレ
であり
やればできることは分かっているものに対して「これって、やる価値があるのかな?」を実際にお試しでやってみて調べること
です。
詳しく書くよ
別にIT用語というわけでも ないですけどね。
某・資格試験の過去問に「PoC(概念実証)」が出てきたので、ついでに取り上げておきます。
それでは、いってみましょう。
まずは予備知識として「概念実証」について結構ガッツリ説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
概念実証は「新しいアイディアとか理論とかに対して、実際に試してみて『本当にできるのかな?』とか『本当に役に立つのかな?』とかを調べること」です。
「Proof of Concept(プルーフ・オブ・コンセプト)」を省略して「PoC」と表現されることも あります。
※「Proof of Concept」を何となく日本語にすると「概念の証明」となります。[詳細]
……というか多分実際には順序が逆で「PoC」を日本語にしてみたのが「概念実証」です。
例えば、そうですね。
ピヨ太君はケーキ屋さんをやっています。
あるとき、ピヨ太君は思いました。
「接客するのが面倒くさい」と。
そこでピヨ太君は、接客用のロボットを作って、ピヨ太君の代わりに接客させることにしました。
ただし、ロボットの接客が受け入れられるかは未知数です。
それが原因でお客さまが減ってしまっては困ります。
ロボットの接客が受け入れられればピヨ太君は楽できます。
受け入れられなければ高いお金を出して作ったロボットが無駄になります。
う~ん、悩みますね。
ピヨ太君は考えるのが面倒くさくなりました。
いくら考えても机上の空論です。
どうなるかは、やってみないと分かりません。
そこでピヨ太君は、自分がロボットの振りをして接客してみることにしました。
これでお客さまが減らなければ、実際にロボットを作って、そいつに接客させることにします。
お客さまが減ったら、ロボットに接客させるのはキッパリ諦めるつもりです。
結果として、ピヨ太君がロボットの振りをして接客しても、お客さまは減りませんでした。
どうやら、お客さまは誰が接客するかは気にしていないようです。
ケーキが美味しければ、今まで通り買いにきてくれるでしょう。
これで安心ですね。
ピヨ太君は実際にロボットを作って、そいつに接客させました。
これでピヨ太君は接客しなくて済みます。
ピヨ太君はケーキを売るのをロボットに任せ、お昼寝を始めました。
めでたし、めでたし。
この話においてピヨ太君がやったのが概念実証です。
「ロボットによる接客」という概念の有効性を「ピヨ太君自身がロボットの振りをして接客してみる」という形で試すことで実証しましたよね。
新しいアイディアとか理論とかは「本当にできるの?」とか「本当に役に立つの?」とかが分かりません。
それは、そうです。
やったことがないのですから分かるはずがありません。
そんな状態で、そのアイディアを肝に据えたビジネスを進めるのは危険です。
そのアイディアが実現不可能だったり実現はできるけど期待したような効果が得られなかったらビジネス全体がダメになってしまいます。
そこで先に、そのアイディア自体の有効性を調べちゃうのです。
その結果「おぉ、このアイディアは実際にやっても大丈夫そうだね」だったらビジネスを進めます。
「このアイディアを実際にやるのは大変そうだね……」だったら諦めます。
こっちの方がリスクは少ないですよね?
そんな感じで、今までやったことがないようなことをやるときに「そもそも(この話の肝になっている)これって実現可能なのかね?」とかを実際に試して調べるのが概念実証です。
以上を踏まえて
やればできることは分かっているものに対して、実際に試してみて「これって、やる価値があるのかな?」を調べること
が「価値実証」です。
「Proof of Value(プルーフ・オブ・バリュー)」を省略して「PoV」と表現されることも あります。
※「Proof of Value」を何となく日本語にすると「価値の証明」となります。[詳細]
……というか多分実際には順序が逆で「PoV」を日本語にしてみたのが「価値実証」です。
例えば、そうですね。
ピヨ太君はケーキ屋さんをやっています。
あるとき、ピヨ太君は思いました。
「接客するのが面倒くさい」と。
そこでピヨ太君は、接客用のロボットを作って、ピヨ太君の代わりに接客させることにしました。
そこに同業者のピヨ子さんがやってきました。
ピヨ子さんもケーキ屋さんをやっています。
ピヨ太君の話を聞いたピヨ子さんは「うちの接客用ロボットを売ってあげるわ」と言いました。
ピヨ子さんのケーキ屋さんで実際に使っている接客用ロボットを売ってくれると言うのです。
それを聞いたピヨ太君は思いました。
「なんか怪しい……」と。
ピヨ太君はピヨ子さんに交渉し、1週間だけレンタルすることにしました。
実際に使ってみて、使い物になるかを確認することにしたのです。
その結果、ピヨ子さんからレンタルした接客用ロボットは使い物にならないことが分かりました。
お客さまが来店しても放置し、ひたすらケーキを食べ続けていたからです。
どうやら接客用ロボットはピヨ太君のケーキの味が気に入ったようです。
ちょっと嬉しくなったピヨ太君は怒るに怒れなくて困ってしまいました。
この様子だと、ピヨ子さんが使っていた接客用ロボットはピヨ太君のお店では役に立たなそうですね。
この話においてピヨ太君がやったことが価値実証です。
ピヨ子さんの接客用ロボットが動くことは分かっています。
実際にピヨ子さんのお店で使っているからです。
とはいえ、ピヨ太君のお店でも良い感じに活躍してくれるかは分かりません。
ピヨ子さんのお店とピヨ太君のお店では、いろいろ違うからです。
そこでピヨ太君は、お試しで使ってみて「うちでも役に立つのかな?」を確認しました。
このような
お試しでやってみて、やる価値があるか調べる
のが価値実証です。
もしかしたら、実際には試さないで(頭の中だけで考えて)「あっ、これはやる価値がないや」と判断するのも価値実証に含まれるのかもしれませんけどね。
「実証」と言うと「試して証明する」イメージがあるので「お試しでやってみて」という言い方をしてみました。
あと「やればできることは分かっているものに対して」という言い方をしているのは、できるかどうか分からないことに対する価値実証は概念実証に含まれると思うからです。
人によっては違う区別の仕方をするでしょうけどね。
私は
概念実証:できるかどうか分からないことに対する検証
価値実証:できると分かっていることに対する検証
と区別しています。
実際にやることは
概念実証:できるかどうかの検証&やる価値があるかの検証
価値実証:やる価値があるかの検証
です。
概念実証の対象は「できるか分からないこと」です。
新技術だったり新しいアイディアだったりの有効性を検証するのが概念実証です。
価値実証の対象は「できると分かっていること」です。
すでに他のところで使われている技術だったり、実績のあるアイディアだったりの(今回やろうとしていることに対する)有効性を検証するのが価値実証です。
一言でまとめるよ
まぁ「価値実証」って単語が出てきたら「『これって、やる価値があるのかな?』を お試しでやってみて調べるんだな~」と お考えください。






