Delphi法
未来予測や意思決定の やり方だよ
複数の専門家の意見を集約するよ
「複数の専門家にアンケートを実施→アンケート結果をまとめて、回答してくれた専門家に伝える→アンケート結果を踏まえて、もう一度同じアンケートに答えてもらう」を繰り返すことで意見を集約するよ
簡単に書くよ
Delphi法(読:デルファイホウ 英:Delphi method)とは
「複数の専門家にアンケートを取る→アンケート結果をまとめて、回答してくれた専門家に伝える→アンケート結果を踏まえて、もう一度同じアンケートに答えてもらう」を繰り返すことで、専門家の意見を集約して、良い結論を導き出そうとするやり方
です。
詳しく書くよ
別にIT用語というわけでも ないですけどね。
某・資格試験の過去問に出てきたので取り上げておきます。
サクっと一言で説明すると
1.複数の専門家にアンケートを取る
2.アンケート結果をまとめて、回答してくれた専門家に伝える
3.アンケート結果を踏まえて、もう一度同じアンケートに答えてもらう
を繰り返すことで専門家の意見を集約するやり方
が「Delphi法」です。
例えば、そうですね。
ケーキ屋さんをやっているピヨ太君が新作ケーキを作ることにしました。
ですが、良いアイディアが浮かびません。
そこで、食の専門家たちに手伝ってもらうことにしました。
今回は
アクマ君:同業者。ケーキ屋さんをやっている
ピヨ子さん:ケーキを食べるのが大好き。毎日ケーキを食べている
ピヨ太ママ:食材業者。ピヨ太君のケーキ屋さんに材料を卸している
の3人に手伝ってもらいます。
ピヨ太君は3人の専門家に「新作ケーキを作るんだけど、どんなのが食べたい?」とアンケートを取りました。
3人からの回答は
アクマ君:美味しくて見た目が華やかなやつ
ピヨ子さん:美味しいのは前提として、とにかく安くて大きいやつ!
ピヨ太ママ:美味しくて、食べても太らないやつ
でした。
ふむふむ、なるほど。
みなさん、いろいろ考えてくれましたね。
ピヨ太君は全員のアンケート結果を見て
みんな美味しいのが食べたいと思っているけど、それ以外に気にするところはバラバラ。見た目、値段、大きさ、体重への影響などに対する意見が出た
とまとめました。
次にピヨ太君は、アンケート結果をまとめた内容を3人に見せました。
カッコ付けた言い方をすると、アンケート結果をフィードバックしたのです。
3人は「へー、なるほどね~」と興味深く見てくれました。
さらにピヨ太君は、もう一度同じアンケートを取りました。
アンケートの内容は「新作ケーキを作るんだけど、どんなのが食べたい?」です。
3人は1回目のアンケート結果を踏まえて、もう一度考えます。
アクマ君は「確かに値段も大事だな」と思いました。
ピヨ子さんは「小さかったら数を たくさん食べるし、大きさは気にしなくていいかしら。むしろ、体重への影響が気になるわね」と思いました。
ピヨ太ママは「安い方が気軽に買えていいわね~」と思いました。
今度のアンケートでは、3人からの回答は
アクマ君:美味しくて安いやつ
ピヨ子さん:美味しいのは前提として、安くて、食べても太らないやつ
ピヨ太ママ:美味しくて、食べても太らないやつで、できれば安いやつ
でした。
ふむふむ、なるほど。
みなさん、いろいろ考えてくれましたね。
ピヨ太君は全員のアンケート結果を見て
美味しくて、安くて、カロリー抑え目なやつを作れば、みんな喜んでくれそう
とまとめました。
この話においてピヨ太君がやったようなやり方がDelphi法です。
「複数の専門家にアンケートを取る→アンケート結果をまとめて、回答してくれた専門家に伝える→アンケート結果を踏まえて、もう一度同じアンケートに答えてもらう」を繰り返すことで専門家の意見を集約するやり方
です。
今回の例ではアンケート結果のフィードバックを1回しかやりませんでしたけどね。
アンケートの実施と結果のフィードバックは複数回繰り返すのが一般的です。
回数を重ねて、意見の変化を観察します。
一言でまとめるよ
まぁ「Delphi法」って単語が出てきたら「『複数の専門家にアンケートを取る→アンケート結果をまとめて、回答してくれた専門家に伝える→アンケート結果を踏まえて、もう一度同じアンケートに答えてもらう』を繰り返すことで、専門家の意見を集約するやり方なんだな~」と お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「Delphi(デルファイ)」は古代ギリシアで最も重要な神託所のひとつだそうです。
Delphi法の「Delphi」は「デルフォイの神託」が由来らしいですよ。
「デルフォイの神託」が何かは他のところで勉強してください。
「法」は日本語ですね。
何となく くっつけると
デルファイ法
となります。
……そのまんまになっちゃった。
ゴメンね。






