RAID1+0(レイド1+0)
複数のハードディスクを まとめて1つのハードディスクっぽく扱う技術だよ
RAID1したものをRAID0するよ
簡単に書くよ
RAID1+0(レイド1+0)とは
複数のハードディスクを組み合わせて1台のハードディスクっぽくする技(RAID)の やり方のひとつ
であり
まずRAID1
(RAIDのやり方のひとつで、それぞれのハードディスクに同じ内容を書き込むやり方)で信頼性を上げて、さらにRAID0
(RAIDのやり方のひとつで、それぞれのハードディスクに別の内容を書き込むやり方)で処理速度も上げちゃうぜ!な やり方
です。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として
・RAID(レイド)
・RAID0
・RAID1
について説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
RAIDは「複数のハードディスク(HDD)を合体させて1つのハードディスクっぽく扱う技術」です。
なんちゃって1つのハードディスク(でも実際には複数のハードディスク)です。
詳細は、用語「RAID」の説明を ご覧ください。
RAID0は「RAIDのやり方のひとつで、それぞれのハードディスクに別の内容を書き込むやり方」です。
別の内容を並行作業で書き込むので処理速度が速くなります。
RAID1は「RAIDのやり方のひとつで、それぞれのハードディスクに同じ内容を書き込むやり方」です。
同じ内容を複数のハードディスクに書くので、どちらかのハードディスクがぶっ壊れてももう片方があるから大丈夫な気分になれます。
以上を踏まえて
RAID1構成になっているハードディスクを複数台使ってRAID0構成にするやり方
が「RAID1+0」です。
「RAID0とRAID1の良いとこ取りをしちゃおうぜ!」と考えた人が生み出したであろうRAIDのやり方(のひとつ)です。
少しややこしいので具体例を挙げて説明しますね。
あるところに
・ハードディスクA
・ハードディスクB
・ハードディスクC
・ハードディスクD
の4つのハードディスクが ありました。
ハードディスクAとハードディスクCはRAID1(同じ内容をコピー)な構成です。
実際にはハードディスクAとハードディスクCの2つのハードディスクがありますが、外から見ると1つのハードディスクACに見えます。
同じように、ハードディスクBとハードディスクDもRAID1(同じ内容をコピー)な構成になっています。
実際にはハードディスクBとハードディスクDの2つのハードディスクがありますが、外から見ると1つのハードディスクBDに見えます。
この2つのハードディスク
・ハードディスクAC(ハードディスクA+ハードディスクC)
・ハードディスクBD(ハードディスクB+ハードディスクD)
をRAID0(データを細切れにして分けて保存)にしたのが「RAID1+0」です。
ハードディスクACとハードディスクBDでRAID0構成されているハードディスクABCDがあるイメージです。
さて、この「RAID1+0」構成になっているハードディスクA~Dにデータを保存してみましょう。
データ1をハードディスクABCDに保存します。
ハードディスクABCDはハードディスクACとハードディスクBDがRAID0(データを細切れにして分けて保存)な構成です。
データ1はハードディスクACとハードディスクBDに分けて保存されます。
ハードディスクACは、実際にはハードディスクAとハードディスクCです。
2つのハードディスクがRAID1(同じ内容をコピー)構成になっています。
同じ内容がハードディスクAとハードディスクCに保存されます。
ハードディスクBDもハードディスクACと同じです。
ハードディスクBDは、実際にはハードディスクBとハードディスクDです。
2つのハードディスクがRAID1(同じ内容をコピー)構成になっています。
同じ内容がハードディスクBとハードディスクDに保存されます。
最終的な状態は
■ハードディスクABCD
■ハードディスクAC
ハードディスクA:データ1-1、データ1-3
ハードディスクC:データ1-1、データ1-3(ハードディスクAのコピー)
■ハードディスクBD
ハードディスクB:データ1-2、データ1-4
ハードディスクD:データ1-2、データ1-4(ハードディスクBのコピー)
に なります。
これがRAID1+0です。
RAID1(同じ内容をコピー)な構成になっている「なんちゃって1つのハードディスク(でも実際には複数のハードディスク)」を、さらにRAID0(データを細切れにして分けて保存)にした構成です。
RAID1+0でハードディスクが動かなくなるパターンは
1.ハードディスクAとハードディスクCが壊れる
2.ハードディスクBとハードディスクDが壊れる
の2パターンあります。
RAID0構成になっているハードディスクACとハードディスクBDのどちらか片方が壊れた時点でハードディスクが動かなくなりますが
ハードディスクAとハードディスクCが壊れた→ハードディスクACが壊れた
ハードディスクBとハードディスクDが壊れた→ハードディスクBDが壊れた
だからです。
(ハードディスクAが故障かつハードディスクCが故障)もしくは(ハードディスクBが故障かつハードディスクDが故障)
のパターンにおいて動かなくなります。
ややこしいですね。
さらにややこしいことに、RAID1+0と似て非なるやり方で「RAID0+1」というやり方があります。
RAID0+1の詳細が気になる方は、用語「RAID0+1」の説明を ご覧ください。
RAID1+0とRAID0+1の違いが気になる方は、違いの分かるピヨピヨ「RAID0+1とRAID1+0の違い」を ご覧ください。
一言でまとめるよ
まぁ「RAID1+0」って単語が出てきたら「RAID1
(RAIDのやり方のひとつで、それぞれのハードディスクに同じ内容を書き込むやり方)したものをRAID0
(RAIDのやり方のひとつで、それぞれのハードディスクに別の内容を書き込むやり方)するんだな~」と お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「RAID(レイド)」は「Redundant Array of Inexpensive Disks(リダンダント・アレイ・オブ・インエクスペンシブ・ディスクズ)」の略です。
「redundant(リダンダント)」の意味は「余分の」とか「冗長な」とかです。
「array(アレイ)」の意味は「配列」とか「整列」とか「列挙」とかです。
「of(オブ)」の意味は「~の」です。
「array of(アレイ・オブ)」で「ずらりと並んだ」的な意味になります。
「inexpensive(インエクスペンシブ)」の意味は「安価な」とかです。
「disks(ディスクズ)」は「disk(ディスク)」の複数形です。
「disk(ディスク)」の意味は「円盤」とか「薄い円盤状のもの」とかです。
「1+0」は数字と記号ですね。
何となく くっつけると
冗長なズラリと並んだ安価な円盤状のもの1+0
となります。






