WOL
「Wake on LAN」の略だよ
コンピュータの電源を入れるよ
遠隔操作で電源を入れるよ
マジックパケットをぶつけて電源を入れるよ
簡単に書くよ
WOL(読:ダブリューオーエル)とは
「Wake on LAN」の省略表現。
用語の中身としては
パソコンさん向けのモーニングコール機能
です。
もう少し真面目っぽく書くと
ネットワークにつながっている他のコンピュータから、目的のコンピュータの電源を入れるための仕組み
です。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として「Wake on LAN(ウェイク・オン・ラン)」について簡単に説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
Wake on LANは「遠隔操作でパソコンの電源を入れるための仕組み」です。
パソコンさん用のモーニングコールみたいなものです。
以上を踏まえて
「Wake on LAN」の省略表現
が「WOL」です。
「Wake On LAN」の頭文字を取って「WOL」ね。
※「Wake On LAN」を何となく日本語にすると「LAN上で起きる」となります。[詳細]
実際のところ、WOLの仕組みは、そこまで難しくありません。
他のパソコンさんから寝ているパソコンさんに向けて思い切りボールを投げます。
寝ているパソコンさんにボールがぶつかります。
寝ているパソコンさんは痛さで目が覚めます。
これがWOLの仕組みです。
「嘘つくなよ!簡単過ぎだろ!」と思うかもしれませんが、本当ですよ。
もう少し実際の状況に近い説明もしておきます。
たたき起こす方のパソコンさんは「マジックパケット」と呼ばれるデータを寝ているパソコンさんに送ります。
マジックパケットは寝ているパソコンさんの元に届きます。
すると、マジックパケットを受け取ったパソコンさんは電源が入ります。
他にもやり方はありますが、これが代表的なWOLの仕組みです。
なお、WOLをやるには
1.機器が対応していること
2.設定がしてあること
の2つの条件を満たしている必要があります。
まず「1.機器が対応していること」ですが、寝ている方のパソコンさんはマジックパケットを受け取ると目を覚まします。
ということは、マジックパケットを受け取ったことに気づけなくてはいけませんよね。
これをやるには、寝ている方のパソコンさんは完全に熟睡してはいけません。
マジックパケットを受け取ったことに気づける程度に半覚醒状態でいる必要があります。
具体的には、完全に電源が切れちゃダメなのです。
電気が一切通っていない状態になってしまうと、パソコンさんは何もできません。
ただの箱です。
これではマジックパケットを受け取っても気づけません。
そこで、ちょっとだけ電気を通しておいて、マジックパケットを受け取ったら気づけるように待ち受ける必要があります。
この「ちょっとだけ電気を通しておいて、マジックパケットを受け取ったら気づけるように待ち受ける」が、できる機器もあればできない機器もあるのです。
できない機器ではWOLはできません。
諦めてください。
これが1つ目の条件「1.機器が対応していること」です。
次に2つ目の条件「2.設定がしてあること」について説明します。
先程「ちょっとだけ電気を通しておいて、マジックパケットを受け取ったら気づけるように待ち受ける必要があります」と書きました。
この設定が多くの機器では無効になっています。
機器的には対応している場合でも、です。
やればできるけどやらないのです。
せっかくのモーニングコールも無視して寝続けます。
この設定を「マジックパケットを待ち受けろ!」に変更してやる必要があります。
「モーニングコールを無視するな!」と言い聞かせてやってください。
これがWOLをするときに必要な設定です。
さぁ、これであなたも快適なWOL生活を……あれ?まだできませんか?
それは、きっとマジックパケットが、ちゃんと届いていないのですよ。
一般的に、ネットワーク上のパソコンさん同士が直接つながっていることは、ほとんどありません。
その多くは、ルータなどの機器を経由して、つながっています。
このルータのような中継機器がマジックパケットをガードしている可能性があります。
どうして、そんなことをしているのでしょうね?
パッと思いつくのはイタズラ防止です。
マジックパケットをガードしていない場合、WOLに対応している機器の電源が、意図しない形で勝手に入ってしまう可能性があります。
イタズラ目的で誰彼構わずマジックパケットを送り付けようとする輩もいるでしょう。
イタズラじゃないとしても、送り先を間違えてしまう事態は十分に考えられます。
場合によっては知らない人の機器の電源が勝手に入ってしまいます。
これはホラーですね。
夜中寝ていると、パソコンさんの電源が勝手に入るのです。
パソコンさんとの付き合いが長い私でもビビります。
そんな事態を防ぐためにも「マジックパケットは通さねーぜ」になっている中継機器は多々あります。
言い方を変えると、起こすパソコンさんと起こされるパソコンさんの間にある中継機器すべてに「マジックパケットを通してやってね」な設定をする必要があるのです。
少し話が逸れますが、この設定が一般的に「マジックパケットのルータ越え」や「マジックパケットのNAT越え」あるいは「インターネット経由のWake on LAN」と呼ばれている設定です。
単純にルータさんに対して「マジックパケットが来たら捨てないで通してやってね」な設定をするだけなのですが「言うは易し、行うは難し」の典型だったりします。
興味がある方は「マジックパケット ルータ越え」などのキーワードでGoogleとかYahoo!で検索してみてください。
わちゃわちゃと情報が出てきます。
そんなところでしょうかね。
最後に、もう一度まとめておきます。
WOLをやるには、機器が対応していて、かつ
1.マジックパケットが届いたら起動するようにする
2.マジックパケットが届くようにする
の2つの設定が必要です。
チャレンジする方は頑張ってください。
一言でまとめるよ
まぁ「WOL」って単語が出てきたら「遠隔操作でパソコンの電源を入れるための仕組みなんだな~」と お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「WOL」は「Wake On LAN(ウェイク・オン・ラン)」の略です。
「wake(ウェイク)」の意味は「目が覚める」とか「目を覚ます」とかです。
「on(オン)」の意味は「上に」とかです。
「LAN(ラン)」は「Local Area Network(ローカル・エリア・ネットワーク)」の略です。
「local(ローカル)」の意味は「現地の」とか「地元の」とか「局所的な」とかです。
「area(エリア)」の意味は「範囲」とか「領域」とか「地域」とかです。
「network(ネットワーク)」はカタカナで「ネットワーク」で分かりますかね。
何となく くっつけると
局所的な範囲のネットワークの上で目が覚める
となります。






