メトリック
ネットワーク上の道案内(ルーティング)で使う指標だよ
目的地に辿り着くまでどれだけ大変かを表現するよ
「目的地まで、あと○メートルです」のイメージだよ
簡単に書くよ
メトリック(英:metric)とは
ネットワークの世界における「目的地まで、あと○メートルです」のこと。
もう少し具体的に書くと
ネットワーク上でやる道案内(ルーティング)で使われる情報で、相手のところに辿り着くまでどれだけ大変かの指標
です。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として「ルータ」と「ルーティング」について簡単に説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
ネットワークの世界というのは一本道では ありません。
現実世界同様に、分かれ道があってごちゃごちゃしています。
そんなネットワークの世界を通って、通信相手の元に向かうのは大変です。
途中で迷子になってしまうかもしれません。
そこで、ネットワークの分岐点には、おまわりさんが立っています。
おまわりさんは、やってきたデータの目的地を見て「あ~、そこに行きたいのか。じゃあ、そっちの道を行けば良いよ」と案内してあげます。
このおまわりさんが「ルータ」です。
道案内の仕組みは「ルーティング」と呼ばれています。
以上を踏まえて
ルーティングにおける経路判定のための情報のひとつで「目的地に到達するまでに掛かるコスト」を示す値
が「メトリック」です。
あぁ、横文字が多くて鬱陶しいですね。
大丈夫です。
これから噛み砕いて書いていきます。
ある日のことです。
ピヨ太君がピヨ子さんのお家に遊びに行くことにしました。
ピヨ太君はピヨ子さんのお家までの道順を知りません。
ですが「取りあえず出発しよう。途中で誰かに聞けばいいや」とお気楽に考えて歩き出しました。
ピヨ太君が歩いていると、分かれ道に来ました。
ここから道路が3つに分かれています。
どの道を行けば良いんだろう?
ピヨ太君は困りました。
しかし大丈夫です。
都合よく看板が立っていました。
看板には、こう書かれています。
左の道はピヨ子さんの家には着きません。
真ん中の道はピヨ子さんの家に着きます。大体500メートルくらい歩くと到着します。
右の道はピヨ子さんの家に着きます。大体100メートルくらい歩くと到着します。
物凄い都合の良い内容が書かれていますが、気にしないでください。
さて、この看板を読んだピヨ太君は、どの道を進むと思いますか?
……。
そうですね。
右の道です。
左の道はピヨ子さんの家に着かないので論外です。
真ん中の道と右の道はピヨ子さんの家に着きます。
ただし、真ん中の道は500メートル歩く必要があります。
右の道は100メートル歩くだけです。
右の道の方が真ん中の道よりも楽です。
当然、右の道を選びますよね?
このときの「大体500メートルくらい歩くと到着します」「大体100メートルくらい歩くと到着します」な情報がメトリックです。
目的地に到達するルートが複数あるときに見る指標で、目的地に辿り着くまでにどれだけ苦労するかが数字で書かれています。
数字が大きくなるほど辿り着くまでに掛かる労力は増えるので、当然数字の小さい方を選んで進んでいきますよ。
メトリックは、言い方を変えると
経路に優先順位を付けるための情報
です。
どちらの道を行っても、目的地に着きます。
じゃあ、どちらを行っても良いじゃん。
確かに、その通りです。
ですが、できれば楽をしたいですよね?
そこで、目的地に着くかどうかだけでなく、目的地に着くまでどれだけ苦労するかも管理することにしました。
どれだけ苦労するかの目安は、例えば、目的地までの距離ですね。
遠ければ遠いほど辿り着くのが大変です。
あるいは、道路の歩きやすさを考慮しても良いかもしれません。
けもの道よりも舗装された道路の方が歩きやすいですからね。
これらの
目的地に着くまでどれだけ苦労するか
を数字に表したのがメトリックです。
ネットワーク上で道案内をするときは、まず目的地に着くかを判断します。
「どの道を通れば目的地に着けるかな~?」を調べるのです。
仮に目的地に着く道が複数あったとしましょう。
その場合は、メトリックを見て、どっちが楽に着けるかを判断するのです。
「どの道を通れば楽に目的地に着けるかな~?」を調べます。
実際の仕組みは、もう少し複雑ですけどね。
興味がある方は頑張って他のところで勉強してください。
一言でまとめるよ
まぁ「メトリック」って単語が出てきたら「通信において、目的地に着くまでにどれくらい苦労するかの目安なんだな~」と お考えください。






