IPヘッダ
ネットワーク上を流れるデータの中身の一部だよ
IPで使う情報が書かれているよ
簡単に書くよ
IPヘッダ(読:アイピーヘッダ 英:IP header)とは
IPパケット
(通信用に細切れになったインターネットのデータ)のヘッダ部のこと。
もう少し噛み砕くと
ネットワーク上を流れるデータの中身の一部で、IPってお約束事で使う情報が書かれている部分のこと
です。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
ここに1つのミカンが ありました。
このミカンは絶品です。
甘くてみずみずしくてワンダホーです。
ピヨ太君はこれを、海外留学中のピヨ子さんに送ってあげることにしました。
とはいえ、むき出しのまま送るわけにもいきませんからね。
ダンボール箱に入れて梱包して送ることにしました。
ダンボールに包まれたミカンは、トラックに積まれ、港に運ばれます。
トラックで港に運ばれたダンボールに包まれたピヨ太君のみかんは、トラック毎フェリーに乗せられ、海外に発送されます。
フェリーに乗せられたトラックの中にあるダンボールに包まれたピヨ太君のみかんは、ピヨ子さんの元へ向かうのでした。
ピヨ子さん、喜んでくれるかなぁ。
ピヨ太君の送った1個のミカンは、まずダンボール箱に入れられ、そのダンボール箱ごとトラックに入れられ、そのトラックごとフェリーに入れられて、ピヨ子さんの元に運ばれました。
実は、インターネットなんかのネットワークを流れるデータも これと同じことが起こっています。
いわゆる「TCP/IP」と呼ばれるやつを例に、見てみましょう。
まず送りたいデータがあります。
そこに「TCP」というお約束事に従って通信するために必要な情報がくっつけられます。
このときにくっつけられた情報は「TCPヘッダ」と呼ばれています。
この状態のデータは「TCPパケット」です。
ちなみにヘッダは「そのデータに関する説明書き」です。
「どこに運んでくださいね~」とか書いてあります。
お手紙でいう「封筒」ですね。
「TCPってお約束事で使う、そのデータに関する説明書き」が「TCPヘッダ」です。
また、パケットは「通信用に細切れにしたデータ」です。
「TCPってお約束事に従って通信できるようになったデータ」の意図で「TCPパケット」と表現します。
話が少し逸れてしまったので、戻します。
データに「TCP」というお約束事に従って通信するために必要な情報がくっつけられて、TCPパケットになりました。
次に、このTCPパケットに「IP」というお約束事に従って通信するために必要な情報がくっつけられます。
このときにくっつけられた情報が「IPヘッダ」です。
なお、この状態のデータは「IPパケット」と呼ばれます。
これでIPヘッダの説明は終わりですが、せっかくなのでもう少し見てみましょう。
次に、このIPパケットに「イーサネット」というお約束事に従って通信するために必要な情報がくっつけられます。
このときにくっつけられた情報は「イーサネットヘッダ」です。
この状態のデータは「イーサネットフレーム」と言います。
「パケット」が「フレーム」に代わってしまいましたが、気にしないでください。
どちらも「通信用に細切れにしたデータ」を指す用語です。
その後、あーだこーだして、いろいろくっつけられたデータは、ネットワークの線を通って、通信相手の元に向かいます。
今回挙げた例でいえば、元々あったデータは、まずTCPヘッダを付けられてTCPパケットになり、それにIPヘッダを付けられてIPパケットになり、それにイーサネットヘッダを付けられてイーサネットフレームになりました。
このように、送りたいデータにいろいろくっつけて送ることによって、通信は成り立っているのです。
一言でまとめるよ
まぁ「IPヘッダ」って単語が出てきたら「ネットワーク上を流れるデータの中身で、IPで使う情報が書かれた部分なんだな~」と お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「IP」は「Internet Protocol(インターネット・プロトコル)」の略です。
「Internet(インターネット)」はIT用語の「インターネット」です。
「protocol(プロトコル)」の意味は「(外交上の)儀礼」とか「議定書」とかですが、今回は「お約束事」と解釈してください。
「header(ヘッダ)」はIT用語の「ヘッダ」です。
「頭」とかを意味する「head(ヘッド)」という単語に「~する人」とか「~するもの」的な意味になる接尾辞「er」を付けた単語です……多分。
何となく くっつけると
インターネットのお約束事のヘッダ
となります。






