タイムスタンプトークン
証明書に相当するデータだよ
元データのハッシュ値と時刻を合体させたデータだよ
タイムスタンプの話で出てくるよ
簡単に書くよ
タイムスタンプトークン(英:timestamp token)とは
「そのファイルは、その時間に、その内容で存在しましたよ!」な証明書(タイムスタンプ)を発行する仕組みで出てくる用語のひとつ
であり
「そのファイルは、その時間に、その内容で存在しましたよ!」な証明書に相当するデータ
であり
それを見れば確かにそいつだと分かる内容(元データのハッシュ値)と時刻を合体させたデータ
です。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
流れとしては「タイムスタンプ」の意味とタイムスタンプの仕組みを説明していきます。
タイムスタンプの仕組みを説明する過程で「タイムスタンプトークン」を説明します。
まず、タイムスタンプは「そのファイルは、その時間に、その内容で確かに存在しましたよ!」な証明書です。
例えば、1年前にピヨ太君に発行されたタイムスタンプを見れば、1年前の時点でピヨ太君がピヨ太君だったかが分かります。
例えば、そうですね。
2023年1月1日時点のピヨ太君がピヨ太君だったと証明するタイムスタンプをピヨ太君にくっつけるとします。
まずピヨ太君は、自分の特徴を書いた紙を用意します。
例えば
1.大学坊を、かぶっている
2.眠そう
3.黄色い
などですね。
それを見ればピヨ太君だと分かる内容です。
ピヨ太君の特徴を書いた紙のように「それを見れば確かにそいつだと分かる内容」を専門用語で「ハッシュ値」と言います。
「ハッシュ値」という用語自体の意味は違いますけどね。
ファイルの内容をもとにして作ったデータ(ハッシュ値)を「そのファイルは変更されていませんよ!」を確認するときのネタ元として使うのです。
だから「それを見れば確かにそいつだと分かる内容」を指して「ハッシュ値」と呼びます。
次にピヨ太君は、自分の特徴を書いた紙をピヨ太ママに送ります。
ピヨ太ママは「こいつは確かにピヨ太よ!」と保証してくれる人(?)です。
ピヨ太ママのように「内容を保証してくれる人」は専門用語で「時刻認証局(TSA)」と言います。
もう少し大雑把に言えば「タイムスタンプを作る人」です。
次はピヨ太ママの出番です。
ピヨ太君の特徴を書いた紙を受け取ったピヨ太ママは、時報サービスに電話して「今は何時ですか~?」を確認します。
より正確な時間を知るためです。
時報サービスからは「2023年1月1日16時12分15秒ですよ~」という返事がきました。
ピヨ太ママが正確な時刻を知るために使った時報サービスは専門用語で「時刻配信局(TAA)」と言います。
時刻配信局(TAA)から教えてもらった時刻が「このファイルは、この時点で確かにあったよ!」を確認するときに使う「この時点」の時刻です。
時報サービスから正確な時刻を教えてもらったことによって、ピヨ太ママの元に
1.それを見れば確かにそいつだと分かる内容
2.正確な現在時刻
が揃いました。
ピヨ太ママは、この2つを合体させます。
お待たせしました。
この「それを見れば確かにそいつだと分かる内容」と「正確な現在時刻」を合体したものが「タイムスタンプトークン」です。
タイムスタンプトークンは、タイムスタンプの仕組みにおける「証明書に相当するデータ」です。
今回の例でいえば「2023年1月1日時点のピヨ太君がピヨ太君だったと証明する証明書」に相当します。
これで「タイムスタンプトークンって何よ?」の説明は終わりですが、せっかくなので最後まで見ておきましょう。
ピヨ太ママは「それを見れば確かにそいつだと分かる内容」と「正確な現在時刻」を合体したもの(タイムスタンプトークン)をピヨ太君に送り返します。
これがタイムスタンプを発行するときの大雑把な流れです。
上でも書きましたが、タイムスタンプトークンは、タイムスタンプの仕組みにおける「証明書に相当するデータ」です。
ピヨ太君が受け取ったタイムスタンプトークンの中身は
1.それを見れば確かにそいつだと分かる内容
2.(タイムスタンプトークンを作った時点の)正確な現在時刻
です。
……ちょっと説明しにくいので、1と2の並びを変えますね。
ピヨ太君が受け取ったタイムスタンプトークンの中身は
1.(タイムスタンプトークンを作った時点の)正確な現在時刻
2.それを見れば確かにそいつだと分かる内容
です。
1を見れば、タイムスタンプトークンを作った時刻が分かります。
言い方を変えれば「ファイルが確実に存在した時刻」です。
ちょっと小難しい言い方ですが「存在証明」ができます。
2と実際のファイルを見比べれば、変更されているかいないかが分かります。
2の内容と実際のファイルが一致すれば、変更されていないと分かります。
一致しなければ、変更されているはずです。
ちょっと小難しい言い方をすると「完全性の証明」ができます。
タイムスタンプトークンによって
1.その時点に、そのファイルが存在したこと
2.その時点以降に、ファイルが変更されていないこと
の証明ができるのです。
一言でまとめるよ
まぁ「タイムスタンプトークン」って単語が出てきたら「タイムスタンプの仕組みにおける『証明書』に相当するデータなんだな~」と お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「time(タイム)」の意味は「時間」とかです。
「stamp(スタンプ)」の意味は「切手」とか「刻印」とかです。
ただし「timestamp(タイムスタンプ)」で「タイムスタンプ」というIT用語になります。
「token(トークン)」の意味は「しるし」とか「証拠」とかです。
何となく くっつけると
時間の刻印のしるし
となります。






