SSIDステルス
無線LANアクセスポイントがSSID(ESSID)を通知しなくなる機能だよ
ビーコンにSSIDを含めないのと、ビーコン自体を出さなくなるのがあるっぽいよ
「ANY接続拒否」とは別の機能だよ
簡単に書くよ
SSIDステルス(読:エスエスアイディーステルス 英:SSID hiding)とは
無線LANアクセスポイント
(パソコンさんから飛んできた無線LANの電波を受け取る機械)さんが自己紹介をしなくなる機能。
もう少し具体的に書くと
無線LANアクセスポイントの機能(というか設定?)のひとつ
であり
無線LANアクセスポイントさんが「自分は、ここにいるぞー!」と発信する信号に自分の名前(SSID、ESSID)を含めなくなったり「自分は、ここにいるぞー!」な信号自体を発信しなくなる機能
です。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として
・無線LAN(ムセンラン)
・無線LANアクセスポイント
・無線LANアダプタ
・SSID(ESSID)
・ANY接続(エニーセツゾク)
について説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
無線LANは「電波でビビビーな通信のやり方」です。
インターネットっぽい通信をするときのやり方のひとつです。
線(LANケーブル)の代わりに電波を使って情報を伝えます。
無線LANを使ってインターネットをするには
1.パソコンからビビビーと発射された電波を受け取る機械
2.パソコンに付ける、電波をビビビーと発射する機械
の2つが必要です。
※2つの役割は逆になることもあります。
この2つの機械のうち
1.パソコンからビビビーと発射された電波を受け取る機械
を「無線LANアクセスポイント」と言います。
もう一方の
2.パソコンに付ける、電波をビビビーと発射する機械
は「無線LANアダプタ」です。
無線LANアクセスポイントには名前が付いています。
世の中には、いろんな無線LANアクセスポイントさんがいますからね。
区別するための名前が必要なのです。
この
無線LANアクセスポイントの名前
を「SSID」や「ESSID」と言います。
厳密に言えばSSIDがパワーアップしたのがESSIDですが、気にする必要は ありません。
現在では、ほとんど同じ意味で使われています。
無線LANアダプタが電波をビビビーするときは「よし!こいつを使って無線LANをしよう」と決めた無線LANアクセスポイントに対して電波をビビビーします。
どうやって「よし!こいつにしよう」と決めているのでしょうか?
一番単純なやり方は、やり取りする無線LANアクセスポイントの名前(SSID、ESSID)を指定しておくやり方です。
事前に「ピヨ子アクセスポイントとやり取りしろよ!」と指定しておけば、無線LANアダプタさんはピヨ子アクセスポイントに対して電波をビビビーします。
あとは、やり取りできそうな無線LANアクセスポイントの中から選ぶやり方もあります。
実は「自分の気配を消しておけよ」な設定をされていない無線LANアクセスポイントさんは「俺は、ここにいるぞー!」と自分の存在を主張しています。
そいつらの魂の叫びを聞いて、一覧にまとめ、ど・れ・に・し・よ・ぉ・か・なー!と選ぶやり方です。
この「俺は、ここにいるぞー!」と自分の存在を主張している無線LANアクセスポイントさんを自動で探して一覧にまとめ、どれに接続するか選ぶ無線LAN接続のやり方を「ANY接続」と言います。
ANY接続は「どんな名前の無線LANアクセスポイントが使えるのか分からないんだけど?」なときに、よく使われるやり方です。
先ほど、やり取りする無線LANアクセスポイントの名前(SSID、ESSID)を事前に指定しておくやり方を説明しました。
「ピヨ子アクセスポイントとやり取りしろよ!」と設定しておいて、ピヨ子アクセスポイントに対して電波ビビビーするやり方です。
無線LANアダプタの種類によっては違う場合もあるかもしれませんが、一般的には、やり取りする無線LANアクセスポイントの名前を空欄、もしくは「Any」と指定しておくとANY接続になります。
「誰とやり取りすれば良いか分からないのか?それなら、まずは、やり取りできそうな相手を調べてきて教えてやるよ」と無線LANアダプタさんが気を利かせてくれるのでしょう。
長くなりましたが、ここまでが予備知識です。
以上を踏まえて、本題に入ります。
先ほど、無線LANアクセスポイントさんは「俺は、ここにいるぞー!」と自分の存在を主張していると書きました。
実際には、もっとアグレッシブに自分の存在を主張しています。
自分の名前(SSID、ESSID)も名乗るのです。
「私はピヨ子アクセスポイントだー!私は、ここにいるぞー!」のように叫びます。
それに対して「おまえ、世間は物騒だぞ。自分の名前は名乗るなよ」と指示するのが「SSIDステルス」です。
「俺は、ここにいるぞー!」な叫びに自分の名前(SSID、ESSID)を含めないようにする設定です。
あるいは「俺は、ここにいるぞー!」と言わせないのが「SSIDステルス」です。
「俺は、ここにいるぞー!」な叫び自体を止めさせます。
無線LANアクセスポイントさんが出す「俺は、ここにいるぞー!」な叫びを専門用語で「ビーコン」と言います。
今回「SSIDステルスって何よ?」を調べたところ
発信するビーコンにSSID、ESSIDを含めない(隠ぺいする)機能
という説明と
発信するビーコン信号を停止する機能
という説明が見つかりました。
「結局、ビーコンは発信されるの?それとも、されないの?」と混乱しましたが、どうやら
1.「俺は、ここにいるぞー!」は叫ぶけど名前は名乗らない
2.「俺は、ここにいるぞー!」な叫び自体を止める
の2種類(実際には3種類?)あるようです。
そして、どちらも「SSIDステルス」と表現されているようです。
ここら辺を突っ込んで調べていくと、結構ややこしいことになると思います。
なんとなく分かれば満足な人は
無線LANアクセスポイントさんが自分の名前を名乗らなくなる機能
程度に解釈しておいてください。
それで困ることは少ないはずです。
ちなみに「SSIDステルス」ではなく「SSID隠ぺい」や「SSIDのステルス設定」などと表現される場合も あります。
いずれにせよ、意図は「自分のSSID(ESSID)を通知しないよ!」です。
そこら辺の表記ゆれは柔軟に解釈してください。
以上でSSIDステルス自体のざっくりとした説明は終わりですが、いくつか補足事項を書いておきます。
まだ脳みそに余裕がある人は、このまま読み進めてください。
「もう無理。お腹いっぱい」な人は、お疲れ様でした。
甘い物でも食べてリフレッシュしてください。

繰り返しになりますが、SSIDステルスは、無線LANアクセスポイントのSSID(ESSID)が通知されなくなる機能です。
SSIDステルスにすると、接続可能な無線LANアクセスポイントの一覧に出なくなります。
……と思わせておいて、一覧には表示されるけど名前が「名無しのゴンベエ」になっている場合も あります。
そのせいか「SSIDを隠したってセキュリティ的には無意味だよ」と言う人も少なからずいます。
「なんで無意味なの?」が気になる人は、他のところで勉強してください。
また、SSIDステルスと混同されがちな機能に「ANY接続拒否」があります。
ANY接続拒否は「ANY接続を拒否する機能」です。
そのまんまな説明ですね。
もう忘れちゃったかもしれませんが、上の方で
やり取りする無線LANアクセスポイントの名前を空欄、もしくは「Any」と指定しておくとANY接続になります。
と書きました。
この「やり取りする無線LANアクセスポイントの名前を空欄、もしくは『Any』にしているやつからの接続」(=ANY接続)を拒否する機能がANY接続拒否です。
「SSIDステルス」と「ANY接続拒否」は別の機能です。
ご注意ください。
SSIDステルス:無線LANアクセスポイントが自分のSSID(ESSID)を通知しなくなる機能
ANY接続拒否:接続先が空欄もしくは「Any」になっているやつからの接続を拒否する機能
です。
ただし、です。
ややこしいことに、SSIDステルスを意図して「ANY接続拒否」や「ANY接続拒否(SSIDステルス)」のような表現を使う人もいます。
おそらく
SSIDを隠す
↓
ANY接続するときの一覧に表示されない
↓
実質的に、これはANY接続を拒否する機能と言えるね
な発想なのでしょう。
さらにややこしいことに
ANY接続 □許可する
のような設定項目があって、許可しない(許可するをチェックしない)と
1.ビーコンを発信しない(SSIDステルス)
2.ANY接続を拒否する(ANY接続拒否)
の2つの設定がされる場合も あります。
この設定項目を指して「ANY接続拒否」と表現している人もいます。
ここまで来ると「おえー(-A-)」ってなりますね。
頑張って、まとめると
1.「SSIDステルス」と「ANY接続拒否」は別の機能
2.「SSIDステルス」は無線LANアクセスポイントが自分のSSIDを通知しない機能
3.「ANY接続拒否」は接続先が空欄や「Any」になっている接続(ANY接続)を拒否する機能
4.「SSIDステルス」を意図して「ANY接続拒否」と表現する人もいる
5.ANY接続を許可しない設定(ANY接続を拒否する設定)をすると「SSIDステルス」と「ANY接続拒否」の2つの設定がされる場合がある
です。
おえー(-A-)
一言でまとめるよ
まぁ「SSIDステルス」って単語が出てきたら「無線LANアクセスポイント
(パソコンさんから飛んできた無線LANの電波を受け取る機械)が自分のSSID(ESSID)
(無線LANアクセスポイントの名前)を教えなくなる機能なんだな~」と お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「SSID」は「Service Set Identifier(サービス・セット・アイデンティファイア)」の略です。
「service(サービス)」はカタカナで「サービス」で分かりますよね。
「set(セット)」の意味は「(正しい場所に)置く」とか「(時間とかを)合わせる」とか「(期限とかを)設定する」とか「一組」とか「一式」とかです。
「identifier(アイデンティファイア)」の意味は「識別子」とかです。
「stealth(ステルス)」の意味は「内密」とか「コッソリやる」とかです。
何となく くっつけると
サービス一式の識別子を内密にする
となります。






