ディファレンシャルバックアップ
バックアップの やり方だよ
前回の完全バックアップ以降に変更されたファイルをバックアップするよ
簡単に書くよ
ディファレンシャルバックアップ(英:differential backup)とは
「差分バックアップ」のこと。
用語の中身としては
バックアップの やり方のひとつ
であり
「ある時点を基準にして、それ以降に変更されたファイルだけバックアップしますよ~」な やり方
です。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として「バックアップ」について簡単に説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
バックアップは「同じ物を複製して保管しておくこと」です。
失くしたり壊れたりしたときの備えです。
例えば、失くなったら困るファイルをコピーして、別のところに保管しておいたりします。
同じファイルが複数あれば、そのうちの1つが失くなったり壊れても元に戻せますからね。
以上を踏まえて
「ある時点を基準にして、それ以降に変更のあったファイルをバックアップするぜ!」なバックアップのやり方
が「ディファレンシャルバックアップ」です。
日本では「差分バックアップ」と表現されることの方が多いと思います。
基準となる「ある時点」は
前回の完全バックアップ、もしくは増分バックアップを取った時点
です。
完全バックアップは「全部のファイルをバックアップしますよ~」なバックアップのやり方です。
いつでも、どこでも、全部のファイルをバックアップします。
増分バックアップは「前回バックアップしたときと違うファイルだけバックアップしますよ~」なバックアップのやり方です。
必要最低限のファイルのみバックアップします。
このどちらかのバックアップを取ったときが基準になります。
ちなみに、普通は前回の完全バックアップを取ったときが基準です。
Windowsの場合、理屈上は増分バックアップを取ったときも基準になりますけどね。
増分バックアップとは あまり組み合わせません。
よって、基準となる「ある時点」は「前回の完全バックアップを取ったとき」として話を進めます。
それでは改めて
前回の完全バックアップ以降に変更されたファイルをバックアップする
バックアップのやり方が「ディファレンシャルバックアップ」です。
例えば、コンピュータの中にあるファイルが
1月1日:ファイルA
1月2日:ファイルA、B
1月3日:ファイルA、B、C、D
だったとしましょう。
1月1日に完全バックアップを取りました。
1月2日以降は1日1回ディファレンシャルバックアップを取りました。
そうすると、バックアップされるファイルは
バックアップ1月1日分:ファイルA(完全バックアップ)
バックアップ1月2日分:ファイルB(ディファレンシャルバックアップ)
バックアップ1月3日分:ファイルB、C、D(ディファレンシャルバックアップ)
に なります。
1月1日の完全バックアップを基準にして、それ以降に変更があったファイルを すべてバックアップしていますよね。
ディファレンシャルバックアップは完全バックアップと増分バックアップの中間なやつです。
完全バックアップは全部のファイルをバックアップします。
増分バックアップはまだバックアップしていないファイルをバックアップします。
ディファレンシャルバックアップは前回の完全バックアップを基準にして、それ以降の変更ファイルをバックアップします。
メリット・デメリットも、完全バックアップと増分バックアップの中間です。
バックアップにかかる時間や負担は、完全バックアップ程かかりません。
増分バックアップよりは かかります。
バックアップを戻すときは、完全バックアップよりも手間がかかります。
増分バックアップよりは楽です。
あと、半分余談ですが、せっかくなので「アーカイブ属性」の話もしておきますね。
興味がない方は適当に読み飛ばしてください。
アーカイブ属性は、ファイルにくっついている「バックアップ用の目印」です。
ファイルのアーカイブ属性がonだったら「まだバックアップされていないよ」の意味になります。
offだったら「もうバックアップされたよ」です。
ディファレンシャルバックアップをやる場合、アーカイブ属性がonになっているファイルのみバックアップします。
さて、ディファレンシャルバックアップが終わりました。
完全バックアップや増分バックアップではバックアップの後にアーカイブ属性がoffになります。
ところがどっこい、ディファレンシャルバックアップではアーカイブ属性が変わりません。
そのままです。
つまり、バックアップはするけど「バックアップを取ったぜ!」の目印は付けない(「バックアップしてないよ」の目印を外さない)のです。
これがディファレンシャルバックアップをしたときのアーカイブ属性の変化です。
アーカイブ属性に注目して増分バックアップとディファレンシャルバックアップの違いを説明すると「バックアップを取ったぜ!」の目印を付けるか付けないか(「バックアップしてないよ」の目印を外すか外さないか)の違いです。
増分バックアップは「バックアップを取ったぜ!」の目印を付けます。
だから同じファイルが複数回バックアップされることは ありません。
目印が付いていると(完全バックアップ以外では)バックアップの対象外になるからです。
ディファレンシャルバックアップは「バックアップを取ったぜ!」の目印を付けません。
だから同じファイルが複数回バックアップされます。
目印が付いていないファイルはバックアップ対象だからです。
それでは、ディファレンシャルバックアップで目印を付けなかったファイルに目印が付くのは、いつでしょうか?
答えは、次に完全バックアップ or 増分バックアップされたときです。
余談なので忘れちゃってもいいですけどね。
気が向いたら、頭の片隅にでも置いておいてあげてください。
一言でまとめるよ
まぁ「ディファレンシャルバックアップ」って単語が出てきたら「前回の完全バックアップ
(「全部のファイルをバックアップしますよ~」なやり方)(または増分バックアップ
(「まだバックアップしていないファイルをバックアップしますよ~」なやり方))以降の変更をバックアップするんだな~」と お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「differential(ディファレンシャル)」の意味は「差異の」とかです。
「backup(バックアップ)」の意味は「予備」とか「代わり」とかです。
何となく くっつけると
差異の予備
となります。
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