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共通脆弱性評価システム(CVSS)

pointこの用語のポイント

point脆弱性のヤバさの評価方法だよ

pointIPAさんが提供してくれているよ

pointみんなでこれを使えば、みんなが同じ基準で評価することになるから、いろいろ比較しやすいよ

point「CVSS」と表現された場合は「Common Vulnerability Scoring System」の略だよ

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簡単に書くよ

共通脆弱性評価システム(CVSS)(読:キョウツウゼイジャクセイヒョウカシステム 英:common vulnerability scoring system)とは

IPAさん(日本のIT力を高めるために頑張っている、国の手先っぽい団体)が提供してくれている、ソフトとかのセキュリティ上の欠陥(脆弱性)がどれだけのヤバさを持っているか判断するための評価方法
です。


image piyo

詳しく書くよ

順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として「IPA」と「脆弱性(ゼイジャクセイ)」について簡単に説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。

IPAは「日本のIT力を高めるために頑張っている、国の手先っぽい団体」です。
情報処理技術者試験の事務的なあれやこれやを取り仕切っている団体」と言えばピンと来る人もいるのではないでしょうか。

共通脆弱性評価システム(CVSS)

脆弱性は「セキュリティ上の欠陥」です。
ソフトウェアとかの不具合や弱点、考慮漏れなどの放っておくとヤバいところです。

共通脆弱性評価システム(CVSS)2

以上を踏まえて

IPAさんが提供してくれている、脆弱性のヤバさを測る評価方法

が「共通脆弱性評価システム」です。
「CVSS」と表現されることも あります。

共通脆弱性評価システム(CVSS)3

「CVSS」と表現された場合は「Common Vulnerability Scoring System(コモン・バルネラビリティ・スコアリング・システム)」の略です。
気が向いたら、覚えてあげてください。

共通脆弱性評価システム(CVSS)4

※「Common Vulnerability Scoring System」を何となく日本語にすると「共通の脆弱性に点数をつけるシステム」となります。[詳細]

例えば、そうですね。
ここにピヨ太君の作ったピヨ太ソフトがあります。

共通脆弱性評価システム(CVSS)5

ピヨ子さんの作ったピヨ子ソフトもあります。

共通脆弱性評価システム(CVSS)6

ピヨ太ソフトには欠陥(脆弱性)が ありました。

共通脆弱性評価システム(CVSS)7

ピヨ子ソフトにも欠陥(脆弱性)が ありました。

共通脆弱性評価システム(CVSS)8

ピヨ太君はピヨ太ソフトの欠陥のヤバさを「ヤバイ度:100ピヨ太」と判断しました。

共通脆弱性評価システム(CVSS)9

ピヨ子さんはピヨ子ソフトの欠陥のヤバさを「ヤバイ度:500ピヨ子」と判断しました。

共通脆弱性評価システム(CVSS)10

さて、ここで問題です。
ピヨ太ソフトの欠陥とピヨ子ソフトの欠陥は、どちらがヤバいでしょうか?

そうですね。
分かりません。

何故なら、判断方法も単位も何もかもが違うからです。
これでは比較できません。

共通脆弱性評価システム(CVSS)11

比較するためには共通の基準が必要です。
「10メートル」と「100キログラム」では、どちらが長いか判断できません。
「10メートル」と「100メートル」であれば、どちらが長いか判断できます。
それと同じです。

そこでIPAさんが脆弱性のヤバさを測る評価方法を用意してくれました。
「こんな考え方をして、こんなやり方で、脆弱性に点数をつけてください」な基準を作ってくれたのです。

共通脆弱性評価システム(CVSS)12

ピヨ太君は、IPAさんが用意してくれた「脆弱性のヤバさを測る評価方法」に従って、ピヨ太ソフトの欠陥のヤバさに点数をつけました。
その結果、ピヨ太ソフトの欠陥のヤバさは「ヤバイ度:68ヤバいよ」になりました。

共通脆弱性評価システム(CVSS)13

ピヨ子さんも、IPAさんが用意してくれた「脆弱性のヤバさを測る評価方法」に従って、ピヨ子ソフトの欠陥のヤバさに点数をつけました。
その結果、ピヨ子ソフトの欠陥のヤバさは「ヤバイ度:12ヤバいよ」になりました。

共通脆弱性評価システム(CVSS)14

さて、ここで問題です。
ピヨ太ソフトの欠陥とピヨ子ソフトの欠陥は、どちらがヤバいでしょうか?

そうですね。
ピヨ太ソフトの欠陥です。

ピヨ太ソフトも、ピヨ子ソフトも、IPAさんが用意してくれた「脆弱性のヤバさを測る評価方法」に従って欠陥のヤバさに点数をつけました。
その結果、ピヨ太ソフトの欠陥の方が、ヤバさの点数が高くなりました。
同じ基準で比較して、ピヨ太ソフトの欠陥の方が、点数が高いのです。
だから、ピヨ太ソフトの欠陥の方がヤバいです。

共通脆弱性評価システム(CVSS)15

ここまでの話に、おかしいところは、ありませんよね?

このように

共通の基準があれば比較できる

のです。
たとえ、ソフトの種類や欠陥の内容、判断する人が違ったとしても、です。

もう、お分かりですよね。
この話に出てきた、IPAさんが用意してくれた「脆弱性のヤバさを測る評価方法」の呼び名が「共通脆弱性評価システム(CVSS)」です。

IPAさんのホームページには、共通脆弱性評価システム(CVSS)の説明として以下の内容が載っていました。

1. 概要

 CVSS は、情報システムの脆弱性に対するオープンで汎用的な評価手法であり、ベンダーに依存しない共通の評価方法を提供しています。CVSSを用いると、脆弱性の深刻度を同一の基準の下で定量的に比較できるようになります。また、ベンダー、セキュリティ専門家、管理者、ユーザ等の間で、脆弱性に関して共通の言葉で議論できるようになります。


小難しい単語が並んでいますね。
ざっくり訳すと

CVSSは脆弱性の評価手法だよ。(特定の会社とかに依存しないで)みんなで使える共通のやり方だよ。CVSSを使うと(同じ基準を使って測るから)脆弱性のヤバさ同士を比較できるようになるよ。あと、立場とか考え方が違う人たち同士でも(同じ基準を使うから)同じ前提のもとに議論できるようになるよ

といったところでしょうかね。

あとの細かいことはIPAさんのホームページで確認してください。
これを書いている時点では

https://www.ipa.go.jp/security/vuln/scap/cvss.html

に説明が載っています。


image piyo2

一言でまとめるよ

まぁ「共通脆弱性評価システム(CVSS)」って単語が出てきたら「脆弱性(ソフトウェアなどの欠陥、放っておくとヤバいところ)のヤバさを測る評価方法なんだな~」と お考えください。

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おまけ

■訳してみるよ

「CVSS」は「Common Vulnerability Scoring System(コモン・バルネラビリティ・スコアリング・システム)」の略です。
「common(コモン)」の意味は「共通の」とか「共同の」とかです。
「vulnerability(バルネラビリティ)」はIT用語の「脆弱性」です。
「scoring(スコアリング)」は「score(スコア)」+「ing」です。
「score(スコア)」の意味は「得点」とか「点数」とかです。
「system(システム)」はカタカナで「システム」と解釈してください。
何となく くっつけると

共通の脆弱性に点数をつけるシステム

となります。





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